幻想郷で出会った人物メモ。 ……これは、僕が幻想郷でであった人や妖怪たちを記したものである。 色々と危険な連中だ。こうやって記述を残しておくことで、その危険性を忘れないようにしたい。 決して、普段虐げられている憂さを晴らすために書いているわけではないことは、ここで改めて強調しておく。 これはあくまで僕の独断と偏見にまみれたメモである。一部、自分でもひどいことを言っているなあ、と思う記述もある。しかしこれは親しい相手に対する冗談とかそういうのなので、お願いだから許してください。 いや、だから。そういうわけなので、みなさん許してくれませんか? ……駄目? 駄目ですね。いや、わかっていたよ。スキマが言い触らした時点でこうなることなんて、はっはっは(これ以降、とても読めたものではない悲鳴が書かれている)。 博麗霊夢 幻想郷と外の世界の境界に立つ、博麗神社の巫女さん。幻想郷に来たとき、泊まりになるようなら泊めてもらっている。 そういう意味で、一番世話になっているヤツと言えなくもないけど……もう、ね。この巫女は家事からなにから、僕が来たら全部押し付けてくる。しかも、僕が家賃代わりに入れている賽銭も、当然と言わんばかりに接収していく。 自分が楽をするためなら、割と容赦がない。もう少し働け、このグータラ巫女め。行き遅れるぞ。 まあ、一緒にお茶や酒を飲むこともあるが、悪いやつではない。それは一応書いておく。 異変が起こったときには、解決をしに行く。神社の掃除以外でする、唯一の巫女らしい仕事。 ただ、巻き込まれる僕の方はたまったものじゃないんだよな…… 霧雨魔理沙 普通の魔法使いを自称する、幻想郷きっての人間兵器。 森近さんに作ってもらったミニ八卦炉を手に、ばんばん派手な魔法をぶちかまして妖怪退治をやっている。 基本的に気のいいやつではあるんだけど、少々手癖が悪いのが玉に瑕だ。あと、自分勝手なところもあるので、好かれる人と嫌われる人がはっきり分かれている。 僕の近くには変な人間が多い中、比較的常識人の部類。意外なことに。 宴会では幹事をやることが多い。色んなところに顔が利くせいかね。同じように色々と顔が広い霊夢は面倒だってやらないし、僕は普段は外だからなあ。 あ、ちなみに、こいつもよく異変の解決に乗り出すことがあるらしい。……霊夢についていくよりこっちのほうがマシな気がしてきた。 ルーミア 天敵。っていうか、妖怪らしい妖怪 今まで何度も襲われている。里の人もたまに襲われているらしい。 退治したいけど、今の僕には無理。なんとか痛みわけくらいには持っていけるようになったけど…… 普段は闇を纏っていて、昼間は自分でも周りが見えないらしい。そんな風に頭が弱いし、見た目が小さい女の子のなので、どうにも憎みきれない。本当はもっと怒るべきなんだけどな…… 大妖精 普通の妖精より強い大妖精。通称大ちゃん。妖精には悪戯好きなのが多い中、すげぇ良識人。 少々押しの弱いところはあるが、うん、お兄さんはそのくらいの子が好きですよはい。 大体、チルノと一緒にいるけど、振り回され気味。しかし、一定のラインを過ぎると、力関係が逆転し、チルノの方がたじたじになる。 まあ、お目付け役というところだろうか。 少々素直すぎて、悪い人間にだまされないかちょっと不安。でもまあ、そのままの君でいて。 チルノ 湖辺りを縄張りにする氷の妖精。 自信過剰かつ短絡的。要するに馬鹿なのだけど、それほど害のない馬鹿なので放っておいて上げる。一応友達。 妖精らしく悪戯好きだけど、あまり里の方には来ない。なんか行くと、ふらふらになって帰ってくることになるそうな。後で聞いた話によると、氷の妖精を退治するにはなぞなぞを出してあげるのがいいとかみんなに言われていた。考えているうちに逃げるんだそうだが……馬鹿だ。 自信を幻想郷最強と嘯き、実際異変時などは凄まじい力を発揮することもあるけど、普段はかなり強い妖精といったところ。僕と良い勝負だけど、勝負する気はないので弾幕ごっこを仕掛けてくるな。 紅美鈴 紅魔館門番の中華娘。 昼寝を至上の趣味とし、白黒の魔法使いにぶっ倒される日常を送っている。……と書くとアレだけど、アクの強い人の多い紅魔館では性格は普通な方。ただ、少々幸が薄い。 紅魔館に行ったときは、よく世間話をする。一日中門の前に立ちっぱなしなせいで、話に飢えているようで、気付くとけっこうな時間話していることがある。……まあ、頑張ってくれ。 弾幕ごっこもそこそこの腕前だけど、それ以上に肉弾戦が得意。得意の拳法は、はっきり人外のレベル。組み手をすると、笑えるくらい一蹴される。 たまに人里の武芸者も力試しに来るそうな。 小悪魔 紅魔館の図書館の司書。紅魔館の良心。でも、制止は出来ない…… 図書館に良く通う僕としては、紅魔館で一番お世話になっている人。パチュリー? 最近ほとんどなんにも教えてくれないし。 勉強している僕に、いつもお茶とお茶菓子を振舞ってくれる。勉強しに来ているんじゃなくて、小悪魔さんのお茶を飲みに来ていると言っても過言じゃあない。 そんないい人な小悪魔さんだが、パチュリーの命令で僕の魔法の腕を見る試験官としての仕事もやっていたりする。悪魔だけあって、僕は一度も勝てない。でも、小悪魔さんに勝つなんておこがましいので、このままで良い気もしている。 パチュリー・ノーレッジ 紅魔館の図書館に住まう魔女。僕の魔法の師匠。 身体が弱く、喘息持ち。種族魔法使いの妖怪だけど、身体はビックリするほど弱い。 いつも本を読んでいて、図書館に引き篭もっている。そのせいか、知識は凄いんだけど、若干変なことを知らなかったりして、実は世間知らずなんじゃないかと思う。 魔法を習っているが、最近は放置され気味。まあ、こういう系統を覚えたいならこれを読め、くらいはアドバイスしてくれる。 幻想郷屈指の魔法使いで、魔法の腕なら魔理沙を越える。変な魔導書を片手に弾幕ごっこをするけど、多彩な魔法を使う割りによく魔理沙に負けている。 十六夜咲夜 メイド。メイドですよメイド。 しかし、ミニスカートなのが惜しい。しかもパンチラがないのが惜しい。僕としてはメイドはロングスカートを押す。ミニにするなら、サービスくらいしろってんだ。……と、言うメイドさんである。性格はパーフェクト系。時間を止める能力を駆使して、広い屋敷を実質一人で切り盛りしている。 料理洗濯掃除に弾幕ごっこと非の打ち所がないが、一つくらい弱点があったほうが僕的好感度は↑↑(急上昇)なんだけど。 お嬢様であるレミリア至上主義で、客人(パチュリー)の弟子である僕にも丁寧な態度。たまに汚物を見る目で見られるけど。 時間を止める能力は、色々常識外れの幻想郷でもかなり強力な能力で、戦闘時にはこれを使ってる。……卑怯すぎる。 レミリア・スカーレット 紅魔館の当主である吸血鬼。 何百年も生きている、という割には見た目も中身も子供。わがまま過ぎ、それを全て力で通そうとするのでタチが悪い。 僕など、いつもジュースにされそうになる。ジュースとは血液のことで、つまり僕を絞って以下略。 機嫌の良いときには、気前良く僕にワインやらステーキやらを振舞ってくれる。後で血は吸うことは吸うが。ったく、僕を血液製造機と勘違いしていないか。 ちなみに、唯一妹には弱いようで、妹を盾にすれば逃げられる。ヘヘン、ざまぁみやがれ。 戦いとなったら、吸血鬼らしいめちゃめちゃな身体能力と馬鹿でかい魔力を使って力押し。運命を操る能力は、弾幕ごっこでは使わない主義らしい。 フランドール・スカーレット レミリアの妹の、紅魔館のもう一人の吸血鬼。 長年、紅魔館の地下に閉じ込められていたらしく、あまり世間を知らない。なので、レミリアと違い年相応の言動をする。……いや、たまに吸血鬼らしく怖いけど、とりあえず僕相手にそんなところを見せることはなくなった。 なんか、妙に懐かれている。もう一人年の離れた妹が出来たみたいで、けっこう可愛がっている。最近は少しは成長してきたみたいで、以前ほどベタベタ甘えてくることはなくなった。でも、呼べば来る。子供。 その能力のせいで外出していなかったけど、僕がいると無効化できるので、最近屋敷の周りを散歩くらいはしてる。 でも、戦闘能力は恐ろしい。とりあえず、じゃれつかれるだけで殺される状況が改善されつつあるのは、良い傾向だと思う。 レティ・ホワイトロック 冬の妖怪。あんまり会ったことない。 でも、やっぱり人食いらしいので、要注意。美人なんだけどなあ…… 雪女で、寒波を操ってくる。寒いのは平気な僕としては大丈夫だけど、地力だけでも危険。 橙 僕の天敵、スキマの式神の式神。 化け猫なので、キャットマスターを自認する僕としては仲良くやりたいんだけど、なかなか懐いてくれない。でも、ツンな態度な癖に、ねこじゃらしとかには反応する。そしてその後で引っかいてくる。……どうしたらいいんだ。 近隣の猫を集めてボス気取りだけど、ナメられている。全然付いてくる猫がいないので、凹んでいるらしい。しかも、その後僕の近くにその猫が集まってきて、理不尽に怒られた。欝だ。 猫らしくすばしっこい動きをする。まあしかし、そんなに強い方じゃない。僕と互角か、ちょっと強いくらいだろう多分。あんまりやったことないので、正確にはわからない。 アリス・マーガトロイド 魔法の森の魔法使い。魔法使いと言うよりは、人形師と言った方がしっくりくる。いつも人形を作ってる。 妖怪の中では人間に友好的な方で、祭りともなれば得意の人形を使った劇とかを見せてくれる。実は結構仲が良く、魔法の森に行ったらよくお邪魔している。 基本的に良い人なんだけど……若干苦労人というか、不幸そうなのは気のせいだろうか? 気のせいじゃないっぽいんだよなあ……まあ、頑張ってくれ。 同じ魔法使いで、同じ魔法の森に住むご近所さんでもある魔理沙とは、仲が良いのやら悪いのやら。どちらもそれなりに意識していると思うんだけど。 リリーホワイト 春の妖精。この妖精が来ると、周りが春になる。 ……頭も春。とりあえず、もうちょっと落ち着いた方が良いと思う。 プリズムリバー三姉妹 騒霊三姉妹。どうも、三人セットでしか会ったことがないので纏めさせてもらう。所詮、個人的なメモだ。 上からルナサ、メルラン、リリカの三姉妹。姉はいつも暗く、メルランはいつも陽気で、リリカはフツーという組み合わせ。騒霊でよく演奏しているが、この性格が曲にも現れている。 よくコンサートを開いていて、これは妖怪のみならず人里にもファンが多数いる。コンサートでは暗黙の了解で争いはNG。 敵じゃない相手には基本的に友好的。ただ、喧嘩を売るとファンまでもが一丸となって襲ってきたりするので気をつけたほうが良いかもしれない。 魂魄妖夢 白玉楼の庭師さん兼剣士。幻想郷では一番付き合いが古い。 生真面目な性格でよくからかわれたり弄られたりする。何を隠そう、僕も彼女をからかうのは大好き。すまん。 少々性格が愉快な連中が多い中、常識人の一人として良くやっていると思う。ただ、彼女を常識人と言うのは時折ためらいたいときもある。辻斬りしたりとか。……うん、忘れよう。 良い子ではあるのだけど、よく主やその友人に半人前扱いされる。実際半人半霊なので、言い返すことも出来なくて悔しそうに見える。 戦闘ともなれば、その半人前とは到底思えない剣技と鋭い弾幕で敵を征する。稽古と称した僕へのいじめでも、あまり容赦はしてくれない。僕で鬱憤晴らしをしていないか、もしかして。 西行寺幽々子 冥界の白玉楼の当主。普段はぽやぽやしているが、その実深い考えがある……ことなんて絶対にないと僕は信じている。 妖夢共々、昔生霊だった時代に世話になった亡霊のお姫様。お姫様というには少々年がいっている。ぶっちゃけ年m(消しゴムで消した痕がある)。 少々食欲旺盛なところはあるが、それ以外は基本的に穏やかで害は少ない方。ただ、従者である妖夢には厳しい。従者の前に、主がしっかりするべきだと思うが、どうか。 戦いともなると、蝶のような弾幕を張り、冥界の主に相応しい強さを発揮する……はず。あんまり戦っているところを見たことがない。ただ、能力が『死を操る程度』という物騒なものなので、あんまり敵に回したくない。 八雲藍 スキマ妖怪八雲紫の式神。あのスキマの式神という割には常識人。 っていうか、絶対苦労人だと思う。親はアレだし、彼女の式神の橙はまだ未熟っぽい。中間管理職? あんまり話したことはないけど、スキマに虐げられているもの同士、なんとなくシンパシーを感じていたり。 尾が九本ある狐の妖怪。……え? 九尾の妖狐ってやつ? 超有名人じゃん。 八雲紫 多分、僕の一番の天敵のスキマ妖怪。通称スキマ。 どこからともなく現れて、適当に場を掻き回して去る、無責任極まりない妖怪。あと、胡散臭い。そして意地悪い。あと言っていることは九分九厘嘘か出任せか婉曲すぎてわからない言い回し。これで、力は幻想郷でもトップクラスだからタチが悪い。 大体、あのゴスロリ服は年を考えた方が良いと思う、と何回か言ったのに改める様子がない。似合ってはいるが、似合ってしまっている自分に疑問とかないんだろうか? もしかして気に入っているのか? プッ。 戦いは凶悪の一言。『境界を操る程度』というわけわからんちからをわけわからん風に使ってすげぇ強い。そりゃもう、馬鹿みたいに。 リグル・ナイトバグ 一度だけ遭遇してキックを入れられた蟲の妖怪。何回か見かけたけど、微妙に勝てそうにないので放置している。 大体、蟲は苦手なんだよ……恒温動物を持ってこい、恒温動物を。 ミスティア・ローレライ リグルと同じく、永夜の異変のときに会った妖怪。夜雀とか言って、人を盲目にするらしいが効かなかったので問題なし。 屋台をやっている珍しい妖怪。八目鰻を出す珍しい屋台。なんでも鳥として焼き鳥文化に断固抗議したいらしいが……や、どっちも美味いから良いかと。 とりあえずここは幻想郷でも指折りの名店なので一度言ってみるが吉。人里離れたところでやっているので、道のりの安全は保障できないけど。 上白沢慧音 人里の守り神である半獣の女性。 里で最も慕われている実力者で、妖怪が人里を襲わないのは彼女の存在も大きい。決まりもあるけど、それだけじゃ下位の妖怪は抑えられないそうなので。 子供達を集めて私塾も開いていて、みんなから慧音先生と慕われている。ただ、宿題を忘れたりすると怖いらしい。頭突きとか。 守護者というだけあって、力はかなりのもの。しかも、満月のときは変身する。狼男かよ、と突っ込んだら、ワーウルフじゃなくてワーハクタクだと訂正された。……なにそれ。 因幡てゐ 迷いの竹林にある永遠亭の兎。たくさんいる妖怪兎のリーダー。 性格は腹黒で、見た目は子供だという利点を生かしてなにやら里の人から賽銭を巻き上げていたりする。他にも色々と悪戯はする。僕も大いに被害にあった。 ただ、僕以外の人には、てゐの『人間を幸運にする程度』の能力が働くので、悪いことをされたという気にはならないそうな。あれ? 僕だけ損している? ……詐欺兎めぇ。 鈴仙・優曇華院・イナバ ぱっと見読めない名前の、月の兎。ウサミミブレザーという、どこの萌えキャラだお前は、と聞きたくなる格好。 最初はかなりクラクラ来たが、今はそれほどでもない。大体ウサミミだよ? ウサミミって言えばアレだ、兎の耳だよ。触るとふかふかしてて気持ち良いし、本当に人間に付いていたら不気味かと思ったら全然違くて可愛いけど、別にもう慣れた。慣れたんだってば。 ただ、重度のツンデレ(デレ期は見たことがない)で、僕を破廉恥な人間だと誤解している節がある。そのうち 弾幕ごっこでは、座薬っぽい形(言うと怒る)の弾幕を撃ちまくる。後ろから当たると、ちょいと身の危険を感じるがそんなことはなかったぜ。 八意永琳 永遠亭影のボス。スゴ腕というかちょっと人類の域をはみ出したレベルの薬師さん。 基本的に丁寧な態度であんまり怒ったりもしないけど、やるときは容赦なくやる。 あと、少々マッドなところがある気がしてて、何回か新薬の実験台にされたことがある。いや、基本的に良く効くんだけど、新しいのはほら副作用が怖い。 この人の作った薬のおかげで僕は不老不死になった。 蓬莱山輝夜 永遠亭の表のボス。あまり外に出ないお姫様。引き篭もりな辺りに親近感。 僕と同じく、蓬莱人という不老不死の人間。少なくとも千年以上は生きているらしい。そして、なんとあの竹取物語の主人公かぐや姫その人らしい。 確かに、傾国の美女と言うべき美貌だけど、地は割と親しみやすい。ただ、時々僕をからかうのは辞めて欲しい。反応に困るから。 もう一人の蓬莱人、妹紅とは犬猿の仲。喧嘩の時には、なにやらカラフルな玉(?)の付いた枝をぶんぶん振り回して弾幕を撃っている。引き篭もりの癖に、かなり強い。 藤原妹紅 迷いの竹林を根城にしている蓬莱人。 蓬莱人になった経緯から、輝夜を恨んでいるらしい。同じような経緯で蓬莱人にされた僕には同情的というか、ちょっと気にかけてくれている節があるけど、や、僕は全然平気ッスから。 人見知り、というか人間嫌いに見えるけど、最近は慧音さんの勧めもあって少しずつ人里の人と交流しているらしい。まあ、良い傾向だと思う。 得意技は焼き鳥殺法。彼女の炎術は、元人間とは思えない程の域にある。鳥をモチーフにしてたりするが……火の鳥というと某科学忍者を思い出してしまうんだよなあ。 伊吹萃香 酒好きの鬼。とりあえずいつも酒を飲んでいて、素面だったのはずっとずっと昔の話らしい。お酒が無限に湧き出す羨ましい瓢箪を持っている。 種族のことを馬鹿にすると烈火のごとく怒るけど、それさえ気をつければ基本的に気の良いやつである。けっこう仲の良いほうで、とりあえず会ったら酒を酌み交わしている。そして潰される。 くすぐったいことに、僕のことをけっこう評価しているとか言っている。なんでも、誰も気付かなかった自分に気付いたからと言うが……その直後に誘拐しておいて言う台詞ではない。 鬼の四天王で、その実力は僕の知る中でも多分五指に入る。ん? 十指か? ……上位陣はよくわからないな。 ロリな外見だけど、力が強い。前縛られた。 メディスン・メランコリー 鈴蘭畑の人形。『毒を操る』程度の能力をもつ危険な人形。 ……うん、あんまり近付かない方が良いな。 射命丸文 文々。新聞という新聞を発行している鴉天狗。幻想郷のパパラッチ。 日々ネタを求めて飛び回っている。幻想郷最速だが、最速を超無駄遣いしている。もうちょっと、こう落ち着いたらどうだ。 暇になると、僕のところに来てなにかネタがないか聞いてくる。なぜ僕に聞く。 ちなみに、新聞の内容は面白いことは面白いが、射命丸の主観やなにやらが入っててあまり新聞としては役に立たない。こいつはノンフィクション小説でも書いていれば良いんじゃないか? ちなみに、風を操るシンプルな能力持ちで、実はかなり強い。だけど、あまり真面目にやることはないので、そうは見えない。まあ、真面目な射命丸なんてそれは別人だけど。 風見幽香 ひまわり畑の妖怪。妖怪らしい妖怪で、めっちゃ強い。でも、弱い相手と戦いはしないから、ちょっかいかけなければ生きていける。 初めて会ったときは気軽に酒に誘ったけど、後で彼女の噂を聞いて背筋が震えた。 でもまあ、機嫌を損ねなければ大丈夫……のはず。 小野塚小町 三途の川の船頭である死神。よくサボって昼寝したり、酒を呑んだり、たまたま来た人とお喋りしたりしている。 姉御肌で、死んだ人から聞いた話をよくしてくれるので良いヤツなんだけど、サボっているところを上司の映姫に見つかってよく怒られている。学習能力はあまりないらしい。 持っている死神の鎌は、なんかぐねぐね歪んだ刀身をしていて、とてもまともに扱えるものとは思えないけど、これはこれでちゃんと使えるらしい。不思議だ。 四季映姫・ヤマザナドゥ 幻想郷担当の閻魔様。説教臭く、いつも偉そう。いや、実際偉いんだけど。 とりあえず、説教が好き。死んだ後は審判を変えることはないので、生きているうちにしか忠告できないからという理由で色んな人に説教して回っている。でも、死なない僕にまで説教する辺り、アレは絶対趣味だ。 過去の行いが全てわかるという浄玻璃の鏡というアイテムを持っている。きっと、オフにはあれで人には言えないシーンとかを覗き見しているに違いない。なぜなら僕が持っていたら絶対そうするから。 秋静葉 秋の神の姉の方。姉は紅葉を司っているらしく、紅葉狩りの時期にたまに見かける。 妹よりは大人。静かに紅葉を楽しむ性質の僕は、この神様に感謝している。 秋穣子 秋の神の妹の方。豊穣の神様で、人里からの信仰は厚い。実際、幻想郷で不作になったことは殆どないらしく、この神様の力も分かる。 食べることの好きな僕は、たまにお供えに行っている。 鍵山雛 厄神様。人気のない森の中で一人幻想郷の厄を集めているありがたい神様。……僕の厄も集めて欲しいんだけど、出来ないらしい。っていうか、僕のめぐり合わせが悪いのは厄のせいじゃないんじゃない? とか言われたが、厄のせいに決まっているじゃないか! ……えー、良識人の一人。素直に優しい人と言える数少ない人。ただ、厄を集めているせいか、あまり他の人や妖怪とは会っていないらしい。僕はあんまりそーゆーのは関係ないので、たまにお供えに行ったり遊びに行ったり……神様なのに、ほんのり仲良くなった。 他の人と会わないまま一人で暮らしているせいで、漬物とかお酒を自作しているけど、これがかなり美味い。 河城にとり 妖怪の山の渓谷に流れる川に住む河童。河童っつーのは人間の盟友を自称しているくせに人見知りする奴らだけど、にとりは割と出てくる方。 幻想郷にしては珍しく機械の扱いに長けている。多分、旧式のテレビくらいなら修理できるんじゃないだろうか。 外の世界の機械(ジャンク)とかをたまに持っていってやると凄く喜ぶ。最近は、山の神様発案の核融合炉の実用化のため色々動いているらしい。 犬走椛 妖怪の山の下っ端哨戒天狗。妖怪の山に入ろうとする人間(守矢神社への参拝客を除く)を排除する。 妖怪にしては仕事に忠実で、ある一定のラインを超えたら問答無用で追い出す。更に深入りしたら、軽く殺される。が、以前インスタントカメラを売ってあげてから、少しだけ融通を利かせてもらえるようになった。 ただ、ちと真面目すぎるきらいがあって、射命丸とかにやりこめられていたりする。 東風谷早苗 外の世界に元々住んでいた守矢神社の巫女。僕がバイトしていた塾の塾生でもあった。 可愛らしく、大人しい性格で素直。成績も良いというまるで学生の鏡のような女の子だったけど、最近は幻想郷に染まり気味。悪戯をする妖精を嬉々として退治したり、僕に対する態度がこう……その、ツッコミが厳しくなっている。 それでも、まだまだ良識はある方……のはず。ええい、自信がなくなってきた。東風谷、先生お前のこと信じているからな。 酒癖がけっこう悪い。ワイルドモードに入ると手に負えない狼になる。実はもう一つ、エロエロモードという状態が……あったらいいなぁ、と思った。うん、戯言。 弾幕の腕前も、元外の世界の住人とは思えないほど強い。霊夢にも匹敵する霊力と奇跡の力でぎったんばったん……い、イメージがぁ…… 八坂神奈子 守矢神社の祭神。かなり有名な軍神さんらしいが、おばs……ごふごふ、落ち着いた大人の女性なので、そういう雰囲気はあんまりない。 東風谷の親代わり? みたいなものらしい。東風谷のことをよく気にかけていて、若干過保護なところもある。東風谷と知り合いの僕にもよくしてくれ、妖怪難の多い僕に特別なお守りを作ってくれたりした。 幻想郷の生活水準を上げ、そして信仰を集めるためエネルギー革命計画を立てている。順調に進んでいるらしい。 洩矢諏訪子 守矢神社のもう一人の神様。カエルの幼女。ケロケロゆーな。 神奈子さんとは違い子供っぽい。ただ、それでもやはり、たまには神様らしいところも……あったようななかったような。 初めて会ったのは外の世界。そこで一緒に水切りで遊んだ縁で、こっちに来てからもたまに遊んでいる。ただ、そういう遊びも良いけど、現代かぶれしているのでテレビとかが恋しいらしい。 東風谷にとっては妹とかそういう存在かな? と思ってたけど、本当はこっちも親代わりみたいなもん。東風谷は神奈子さんより、諏訪子に似ている気がする。なんとなく。 永江衣玖 竜宮の使いさん。決して変な形の魚ではない。 地震の予知をするだけして去っていくという、奇天烈な行動をしていた。まあいいんだけど。 着ている羽衣は空を飛べる羽衣らしい。まあ、空は飛べるからそれはいいんだけど、この羽衣ドリルになる。ドリルいいなあ、欲しいなあ。 基本的には常識人……のはず。多分。 比那名居天子 最近地上に来ることが多い不良天人。暇潰しに異変を起こして博麗神社を潰したトンデモネェ奴。 どうにも、世間知らずと言うか甘やかされて育てられた子供のようなところがある。が、天人らしく含蓄のありそうな言葉で忠告してくることもあるので、どうにも対応に困ることもある。まあ、基本的には意地っ張りの子供を相手にする感じで対応している。実際、それでうまくいっている。 宴会では天界の美味い酒や食べ物を振舞ってくれる。自慢話がうっとおしいが、まあちゃんと聞いてやっているのは僕くらいしかいないので仕方ないから聞いてやろう。 腐っても天人で、『大地を操る』程度の能力と天界の宝である緋想の剣で相当の強さを誇る。でも、ちょい自信過剰。 キスメ 地底の道で待ち伏せ、襲撃してきた桶に入った妖怪。名前は後で知った。 ……不意打ちが上手い。 黒谷ヤマメ 病気を操ると言う土蜘蛛。でも、そんなことを感じさせない気さくな妖怪。 しかし、明るく楽しいのは大いに結構なんだけど、病気を操るんだからそれっぽい雰囲気があってもいいと思う。キャラ付けってやつか。 水橋パルスィ 地底の嫉妬心とかいうちょっとどうかと思う二つ名の妖怪。 とりあえず、相手を妬むというのがライフワーク。僕にさえ妬むところを見つけた、スゲェ。 でもまあ、見た目は結構可愛いし、自信を持って良いと思うんだが。 星熊勇儀 地底世界の鬼。鬼の四天王の一人で、萃香とはマブダチらしい。 萃香と同じように、いつも酒を呑んでいるみたいだけど、酔いどれというイメージはあんまりない。酔っててもしっかりしているからだろうか。 姉御というのがぴったりなお人。初めて地底に行ったときはなにかと助けてもらった。 ただ、喧嘩が大好きなところがちょっと……。うーん、弱いもの苛めはしないから、それは助かるけど。 古明地さとり 地底にあるお屋敷、地霊殿の主。心を読むことの出来るさとりという妖怪。 心を読めるせいか、会話のテンポがなんか変。他の人との話し合いだと、相手の心を読んでその答えを言った上で次に進めるから、どうにも話しにくそう。 まあしかし、なんかわからんけど僕の心は読めないそうなので、珍しがってよく話しかけてくる。こちらとしても、心を読まれないんだったらさとりさんは色々話しやすい人なので楽しんでいる。落ち着くしね。 他の当主と違って、身の回りのことくらいはある程度自分でしている様子。見習え、みんな。 弾幕ごっこでは、相手の心象を読んで最も恐ろしい弾幕を再現する……とか霊夢が言っていた。眉唾。 お燐 灼熱地獄跡で怨霊を管理している猫。本名は火焔猫燐というらしいが、この名前はあんまり好きじゃないらしい。 猫で、橙と違い撫でさせてくれる。キャットマスターの僕の撫でテクを気に入ったらしく、懐いてくれた。たまに猫缶やマタタビを差し入れている。ニャーニャー行って寄ってくる。可愛い(無論動物的な意味で)。 人間形態になると、死体を運ぶ荷車を持っている。一度乗せられたことがあるが……うん、気分の良いものじゃないな。流石に死体を運んでいる車は…… 弾幕ごっこでは、霊夢を苦戦させる程度には強い。 霊烏路空 核融合の力を持った地獄鳥。八咫烏という神様を取り込んでその力を得たそうだけど……なんとかに刃物とは多分みんな思っている。 鳥頭らしく、ちょっと物忘れが激しい。でも、仲間のことと古明寺姉妹のことは絶対に忘れない。意外と義理堅いみたい。 強い力を手に入れて調子絶頂の時に、霊夢に凹まされた。でも、地上に出たらもっとひどい目に遭っていたと思うので、あれで正解だと思う。 力を使う時は片手が棒になる。制御棒らしいが……うーん、コメントし辛い。もうちょっとお洒落にフック船長の義手とかだったらよかったのに。 核融合の力を持っているので、火力だけなら幻想郷でも最強かもしれない。単純に力を押し付ける戦い方をするが、それだけでもう手に負えない。僕は一瞬で蒸発しました、はい。 古明地こいし さとりさんの妹で、第三の眼を閉じたさとり。心を読めない代わりに無意識で行動できる。 無意識だとまったく気配がなくて、近付いてくるのが分からない。でも、僕の場合能力の範囲に入れば分かる。でも、その時はもう近すぎて意味がない。そしてお菓子とか取られる。 無意識で行動しているせいか、興味を持ったものについては素直に突貫していく。ちょっと好戦的なところがあるので、強い相手と見ると喧嘩をふっかけてくることも。 最近、第三の眼が開きつつあるらしい。なんか恥ずかしがっているが、姉は良い傾向だといっていた。僕はどうせ読まれないので、どうでもいい。読まれたら、心底どうでもよくあるけど。 稗田阿求 人里の名士、稗田家の当主。見たものを忘れない能力を持つらしい。便利そうだ。 幻想郷の歴史を編纂して求聞史紀という本に纏めている。妖怪の対処法とかも載っていて便利。 甘い物好きで、僕のやっているお菓子屋の常連でもある。そのせいか、妙に大人びた言動をする阿求ちゃんだけど、僕はなんとなく普通のおしゃまな女の子に見えている。でも、人里の皆さんも一目置いているみたいだし、やっぱり普通じゃないんだろうな。 英雄伝、霊夢の項目の端っこに僕を追加してくれた。喜んでも良いのかどうか微妙。 森近霖之助 魔法の森の近くにある香霖堂の店主。商売をする気があるのかどうか分からないが、聞くといつもやる気満々と答える。 幻想郷に流れてくる外の世界の物品をコレクションしていて、香霖堂は色々とカオスな状態になっている。最近、ペコちゃん人形が増えた。 外の世界のことについて話すうちに仲良くなった。ただ、外の世界の『萌え』に興味を持ちつつあるところが非常に不安。等身大人形とかも一時期作っていたし、そろそろなにか新しいアプローチでもする気じゃないだろうな…… 道具作りの腕は一級。魔理沙のミニ八卦炉や、僕の草薙の剣レプリカを作ってくれた。 サニーミルク・ルナチャイルド・スターサファイア 悪戯ばっかりしている光の三妖精。こいつらもセットなので纏めさせてもらった。 サニーはとりあえず突っ込む役、ルナは貧乏くじを引く役、スターはなんか傍観者。アンバランスなようでいて、絶妙にバランスの取れた三人組である。 彼奴らの能力は悪戯に最適で、里の人間のみならず、霊夢もたまに痛い目に遭っている。僕はというと、近くにきたら能力は聞かないが、遠くだと効くので、スリルの相手として認識されている。よって、悪戯を仕掛けられる回数も多い。欝だ。 ……ただまあ、実力的には普通の妖精に毛が生えた程度なので、捕まえたらお仕置きするくらいは訳はない。念のためにいっておくが、エロいことはしていないぞ。 | ||
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