――号令係について

 思い切りオリジナルです。
 ちなみに、ラキオスにはいません。大まかな指示を与えれば、スピリットが自分で判断して行動できるので。
 スピリット育成で遅れている北方五国では割と主流ですが、マロリガン、帝国では人格を失いながらもその辺りをきちんと判断できるスピリットを育てているのでいなかったり。



 ――バニッシュの魔法について

 周囲のマナを沈静化させ、攻撃魔法の発動を防ぎます。同レベルの赤スピリットの魔法なら、ほぼ確実に発動できません。
 ……やっぱり、原作的にも、ブルースピリットが優遇されすぎな気がする。
 しかし、こちらはゲームと違い、必ずサポーターが一人でなくてはいけない、というわけではないので、複数のレッドスピリットが同時に魔法を使えば、ブルーのバニッシュによるマナ沈静効果を凌駕して魔法を発動できる、ということにしております。



 ――ルーグゥの作戦について

 ここは原作でも語られていない(と思う)ところ。原作では、なんの前フリもなくいきなりイースペリアを滅ぼしにかかります。んで、あっさり陥落。おかげでイースペリアはゲーム中ではひどく印象の薄い国になってしまいました。小説版だと女王様が治めてて、意外とイイ感じなんですが。
 いくらあの王様でも、あそこまでトンチキなことをするのは不自然だと思い、本作では第三者の暗躍ということにしました。




前へ 戻る 次へ