良也と生徒と…U ron.c わーにん、わーにん。 この小説は久遠天鈴の管理人、久櫛縁さまの作品「東方奇縁譚」の3次小説です。 主に、「東方奇縁譚閑話」の設定に基づいて書いていますが、久櫛縁さまの作品に比べると、月と緑亀くらいの差があります。 ついでに、一応続き物なので前作を知らない方は前作を読んでいただけると、作者的に大変助かります。 それと共に、初めてのSSのため、誤字脱字が雨霰のようにある可能性があります。 具体的には、 れみりゃ「れみ☆りあ☆うー♪」 ぐらいの誤字脱字キャラ崩壊がある可能性があります。 なによ、おもしろいじゃない。という方は、画面をスクロールしていってください。 ふざけんな、こんなの「東方奇縁譚」の3次小説とは認められないってヴぁ。 という方は、お手数ですが、ブラウザからバックしていただけると作者的に大変助かります。 よろしいでしょうか? よろしければ、「友達以上恋人未満、なにそれおいしいの?」を念頭においてお読みください。 side ryouya 入学式から、1ヶ月。やっと学校のほうも落ち着いてきた。 新任当初は、(魔法関連の)不安で胸がつぶれそうだったけど、生徒自身が落ち着いてくれればどうという事はなかった。 生徒からの質問(主にちょっとしたおまじないだが…)もくるようになったし、奇怪なものを見るような目も減った。 もっとも、これは藤崎が積極的にフォローしてくれた結果だともいえる。 生粋のムードメーカーたる藤崎は瞬く間にクラスに溶け込み、僕の一般性を広めてくれた。 最初は、奇異の目で見られたが、時間がたつにつれて、生徒たちは僕という人間を見定めてくれたようだ。 まったく、子供の目の確かさには恐れ入る。 一部、鈍感やら、へタレ、天然等の風評があるが気にしない。気にしないったら気にしないんだ、このやろう。 それはさておき、今日からゴールデンウィークに突入し、僕は今だ迷いかねない広い校舎の探索と授業の準備のために 学校に向う準備をしていた。していたはずなんだが…。 「なぁ、西園寺。家にまで押しかけて、今日はいったい何の用だ?」 「あら、師匠が全然部活を見に来てくださらないのでお呼びに来ましたのに」 「僕はまだ認めてないぞ、その事実。」 あれから魔道部顧問問題は僕がまだ新卒という点をあげて、正式に辞退したつもりだった、だったのに…。 「あら、教育者足るもの生徒の願いは可能な限り叶えるものではないでしょうか」 「可能なら、だ。僕以外にも、有栖ちゃんとか有栖ちゃんとか有栖ちゃんとかいるだろ。彼女を外部講師として呼べば…」 「お忘れですか?その極東のブラックアリスこと、桜月有栖先輩のお墨付きで魔道部顧問としてここに紹介された事を」 そうだった。有栖ちゃんの紹介のせいで校長含む教師陣に完全に押し付けらたなだっけ。 校長先生はえらく乗り気で、「できる事なら、何でもサポートします」とかいってたけど…、けどなぁ。 「いや、僕はまだ若輩の身だし、魔法を教えられる階位に居ないから、…」 そういって逃げようとすると西園寺は、「では、続きは車の中で。」といって僕を乗り付けてあったリムジンに押し込み、学校に向って発進させた。 ああ、ご近所の目が痛い…。 「それで、先ほどの件ですが…」 「はっきりいって、僕は反対だ。それに、僕程度を顧問と置いてしまうと魔道部に傷がつくんじゃないのか?」 あくまで、正論で切り抜けてやる。そう思っていると、西園寺は一瞬ポカンとした後、意外なものを見る目で僕を見てきた。 「失礼ですが、師匠。今、師匠を越える魔法使いで、教鞭を執れるほどの方が日本に何人居るとお思いですか?」 「いっぱい居るだろ、そんなの。いくら異端の仕事だといえ、いや、異端だからこそ僕程度の存在はそれこそ掃いて捨てるほどに」 僕がそう言いきると、西園寺はまるでわかってないと言いたげな風に溜め息をついて頭を振り、一歩近づいて僕の両手を握り締めて・・・ って、ちかい。顔が近い。西園寺の日本人形の様に白く整った顔が近い。やばっ、顔が真っ赤なのが自分でもわかる。 そんな僕の困惑をよそに、西園寺はまるで堰を切ったかのようにまるで、思い人に思いの丈を伝えるように続けた。 「師匠。昨今の魔術師の限界を知っていますか?かなりの数の魔道具や呪具をそろえてやっと、火をおこし、空に浮き、水を操ることができるんです。 いえ、それすらおぼつかない人さえ多い。あの栞さんを誘拐した呪術師は、人間としては最低ですが、式神、結界、呪い、霊気弾とかなり高位の術者でした。 むしろ昨今では最高峰といっても過言ではない位の能力者でした。 その結界を簡単に破り、符一枚で火や水を操り、何の準備もなく空を飛び回り、果ては悪魔と語り合う。 そんな、土樹良也という魔法使いに等しい行為を行える貴方に魔法を教われる機会がある。 呪家に産まれ、魔道師を志し、幾多の魔術師を見てきた私、西園寺 春華が、貴方なら、貴方になら教わってもいいと思えた。 魔術師としての腕の確かさ、知識の確かさ、そして人間としての優しさ。その全てに、私は惚れ抜いてしまいました。 ですから、貴方に教わるためには手段はいといません」 そういうと、西園寺は顔をさらに近づけって、ちょ、何をする気ですか…、アー!!? ぐすん、何とか貞操の危機から脱出したものの、結局、魔道部の顧問の件は承認させられてしまった。 とほほ、僕の運命には「女性に勝てない」という単語が深く刻まれているような気がしてならない。 まぁ、面子は部長の西園寺、藤崎、他2名(知り合いの女子)らしいし、気楽に行こう。レッツポジティブシンキング。 と、西園寺に頼まれて(脅されて)、魔道部の部室である第3図書室(通称、地下図書館:注、地下にあるわけではない)に地図を片手に向っていると、 生徒会の腕章を付けた生徒が前を歩いていた。何事かなっと観察していたら、彼女は第3図書室に入っていった。 今中に入ると僕にとってとても面倒な事になると、僕の中の、危険「ルーミャ・アラーム(特許出願中)」が、そーなのかーと叫んでいる。 だからといって、僕が危険を回避できた事はないんだけど…。 そう思って、扉を開けると見目麗しい美少女二人が口論していました。 まぁ、とりあえず、… 「藤崎、これ、どうしたの?」 えっ、止める?馬鹿言っちゃいけません。理由もわからないのに喧嘩に口を出すなんてそんな事恐ろしくて出来ません。 興味津々で成り行きを見ていた藤崎は呼ばれてやっと僕に気づいたようで、ちょっと驚きながらも懇切丁寧に端折って説明してくれました。 「えっと、今までの活動が不明瞭なせいで生徒会が魔道部を潰そうとしていて、西園寺はそれに反論している所であってる?」 「正確には、魔術なんて怪しい物を扱ってる部活が、少数にもかかわらずこんな大きい部室を持ってるってことと、 代々魔道部が生徒会の決定を無視してきた事から、力のある先代の顧問が辞めた今がチャンス、今こそ悲願成就の時ってカンジで嫌がらせに来てるんですよ」 へぇ、大変だねぇ。でもそれにしては、口論の内容が個人的なんだが?そう僕が思っていると、藤崎は追加で説明してくれた。 「今来てるのが、副会長の久遠(くどう)さんだからですよ。あの人、西園寺先輩をライバル視してるみたいで。で、そのライバルが怪しい事してたら止めてやるのが人の道 って考えて生徒会に入って、西園寺先輩を更正しようとしてるんですけど、西園寺先輩はありがた迷惑なわけで、…」 人間関係って難しいですね、って簡単にいってくれるな。そう思って二人を見ると、両者睨み合いに突入していた。 僕は、あまり気が進まないが、部屋の隅で小さくなってる高幡と鳴海のためにもがんばりますか。 霊夢の所で磨いた腕は確かに身についたようだ。あまり実感したくはなかったし、感謝もしたくないが…。 睨み合っていた二人に、僕はなぜかスーツケースやら、ボストンバックやらがおいてある司書室で淹れてきた日本茶を振舞った。 そこ、図書館で飲み物はご法度だろとか言わない。 ちょうどいいことに、藤崎が用意していた饅頭(実家から持ってきたそうだ)もお茶請けに出してしばらくしたら、 二人とも興奮が収まったか、ゆったりと話せる位にはなった。 「ところで、最近の活動はどのような事をしているんですの?」 「私は、レメゲトンを、藤崎は自分で見つけてきた魔術書を、高幡、鳴海両名は手始めに英文学をそれぞれ読み解いています。」 おお、やっと生徒会と部長の会話っぽくなってきた。 そう思っていると、久遠から話を振ってきた。 「土樹先生、貴方はなぜ此処にいらっしゃるのですか」 「いや、西園寺に頼まれて、此処の顧問になっちゃったからね。やると決めたらできる事はしないと。」 いやいや、何で僕を睨むですか? 「貴方は、教育者でしょう?生徒が怪しげな道に進もうとするのを止めるのが教師でしょう?」 「いやいや、だから居るんでしょう?西園寺は、言ってもやめないのは知ってるし。本当に危なくなったら止めるために」 なに綺麗事言ってるんだろう僕。 其処、感動した目で見ながら魔法陣用意するな。藤崎、煽ってないで止めろ。 そんなこんなでどたばたしてたら、急に久遠さんがまじめな顔で僕の前に立った。 「ふざけているんですの?貴方がどれほどの能力者かは知りません。ですが、土樹良也という魔術師は最近まで知りませんでした。 つまり、呪家を纏める久遠家が知らないという事は、モグリに教わったか独学で勉強したかの2択。そんな方が、止める? 白々しい。そんな方に、私のライバルたる西園寺さんは任せられませんわ」 いや、そんなこと言ったって、ねぇ。いや、今の今まで久遠家とか知らなかったわけで。 そう思っていると、西園寺が僕の間に入ってきた。 「師匠は、そんなに…」 「それが、間違い…」 何だろう、話の中心なのに話に入れない。とゆうか、 「久遠さん思いっきり関係者じゃないか、藤崎」 「あれっ、おっかしいなぁ。あの人曰く、魔術なんて過去の遺物。そんなもの現代に存在しませんわって言い切ってたのに。 まぁ、いいや。つっちー先生、此処ってどういう意味?」 「ああ、さっき西園寺が言ってた魔道書か。どれどれ、…ああこれは、…って、えぇこの文字は。藤崎、ちょっと表紙見せろ」 そういって引っ手繰った魔道書の著者の欄には、アリス・マーガトロイドの文字が…。 「藤崎、あとでこれ貸してくれ。本人に確認とってくる」 「えっ、この著者の人、生きてるの?」 「つーか、知り合いだ。隠遁してるからあんまり知られてないだろうが凄腕の魔法使いで人形師だ」 と、部外者の振りしていたら、鳴海に叩かれ、高幡に睨まれた。何でだろう? 結局、日が落ちるまで(二人が納得するまで)口論は続き、それが終わったらなぜか僕達(魔道部+久遠さん)は校庭の一角にいた。 「なぁ、なんで僕達は此処にいるんだろふ」 「簡単な事です、師匠。あの分からず屋に、目に物見せてあげてください」 「それは、こっちの台詞です。貴方の師匠を今この場で叩き潰してあげます」 そういうと久遠さんは、ポケットから小さな壷を取り出して封印っぽい札をはがして…。 「告げる、我、土御門を本流とする術師の末裔なり。汝、百足の翁。盟約に応じ、わが敵を討ち果たせ。出でよ、『冑』」 そういって出てきたのは、大きな…百足?硬そうでは在るが、…。いや、そんな事より、・・・。 「今まで気にしなかったけど、時間大丈夫かい?鳴海に高幡、ついでに藤崎」 「あたしは、オマケか!まぁ、いいけどさ…」 「えっと、あたし達、今日は元々学校に泊まるつもりで…」 「学校の許可も土樹先生の名前でとってあります」 そうか、だからスーツケースやら、ボストンバックやらが司書室にあったのか…って、僕の名前? 「西園寺、勝手になにやってんだ!!」 「いいじゃないですか。司書室にバスルームは在りますし、図書館の下の仮眠室は人数の倍くらいありますし。」 あぁ、だから地下図書館ね。って、そういうことじゃなくて、… 「どうでもいいですけど、無視なさらないで下さらない?」 「ああ、ごめん。そういえばどうでもいいけどさっきの超厨二病っぽい台詞は何?」 「気分です」 うわぁ、言い切ったよ。しかも、ちょっと顔が赤くなってる。 「もう、どうでもいいでしょう!!『冑』、土樹先生を襲いなさい」 もう、折角ごまかそうとしてたのに。結局こうなるのか。 覚悟を決めて百足を見ると、今にも突っ込んでこようと足を蠢かす百足がいた。でも、向きがおかしい、…って 「逃げろ、西園寺!!!」 「えっ」 この駄百足、僕ではなく、西園寺に向って牙を?いた。くそっ、間に合うか?いや、間に合わせる。時間3倍だぁー。 間一髪、百足の牙が西園寺を捉える前に、西園寺を抱き上げて空に逃げる。 下を見ると、安全圏まで逃げようとする魔道部と、必死に百足を従わせようとする久遠さんがいた。 「どうしたのです『冑』言う事を聞きなさい」 百足は言う事聞くどころか、あろう事か久遠さんにまで牙を?こうとした。だが、… 「土符『ノームロック』」 その行動はお見通しだ。さすがに、二度目は判る。僕は、百足の頭部をノームロックで叩き潰す。 そうして、彼女の前に降り立つと同時に西園寺を放す。 「土樹先生!?」 「さっさと、逃げろ。制御、出来ないんだろう?」 「でも、久遠家次期党首として此の儘にする訳には…」 「関係ないだろう。力足りないなら、逃げればいい。それに、生徒の失敗は教師が穴埋めするもんだ」 そう言って、西園寺に久遠さんを安全圏まで逃げるのを確認すると、岩の下で蠢いていた百足に向き直った。 さて、かっこよく締めたけど、どうしよう。ノームロックで傷つかないって事は、僕の攻撃手段はかなり狭まる。 それでも、… 「意地があるんだよぉ、教師にはぁー。風符『シルフィウインド』」 数分、又は数十分の時が過ぎ、僕と百足の決着は佳境に入っていた。 僕の手には、火符『サラマンデルフレア』、水符『アクアウンディネ』、雷符『エレキテルショック』、そして氷符『マイナスC』。 対する百足は、数本の足を失いながらも、まだその体は健在。奴の圧倒的な防御力の前に、僕はなす術がないように思われた。 だが僕は、なぜか、違和感があった。硬い装甲、攻撃が通らない、火、水、氷、…。 そんな、物思いに耽っていた僕に、百足は何を思ったか口を大きく開けて、液体を吐き出した。 反射的に避けたが、少し被ってしまった。この焼けるような感じ、溶解液!? まずい、今はまだ距離があるが、下手によけると彼女らが危険だ。奴め、味なまねを…。 そう思って百足を見ると、百足は嘲笑うかのようにぎちぎちと牙を鳴らした。 「とにかく、あれを撃たせたらまずい。氷符『マイナスC』」 これで、しばらく持つだろう。動きも少しは鈍るだろうし…。えっと、…低温、高音、そうか、熱膨張、そうときまれば。 「火&水符『ホットウォータースプレッド』」 冷えた奴の全身を高温の水で包む、急な寒暖に耐えられない奴の装甲は皹が入り、中の生身が空気に触れる。 「これで止めだ、雷符『エレキテルショック』」 そして、水によって通電性が増した事で、雷符のダメージが増える。ゆっくりと倒れふす、百足。 だが、まだ息があるらしい。此処で、止めを刺してもいいが、…。 「スキマ、いるんだろ。こいつを送ってやってくれないか」 「あら、気づいてたの?もちろん、そのつもりよ。幻想郷は妖怪の楽園。どんなものでも受け入れる」 「悪いな、こんな奴いれてもらって」 「いいのよ。こんな目隠しまで創ってもらったんですし。でも、そう思うなら、今度お酒差し入れなさい」 わかったよ、飛び切りのを差し入れてやる。そう言ったら、スキマは楽しみにしてるわ。といって百足をつれて隙間に消えた。 後に残ったのは、凸凹で蒸気の立ち込める校庭とぼろぼろの僕。其処に飛び込んできた、魔道部+α。 適当に風を起こした僕を待っていたのは、蒸気によって湿った制服のまま飛び込んでくる彼女達の姿だった。 その後、校庭は久遠の家の力でどうにかするとの事だった。その代わり、彼女はいつでも魔道部に視察に来ることを認めさせられた。 夜も遅かったので、全員で学校に泊まった。料理は藤崎が担当したが、造ったぺペロンチーノは以外においしかった。 その後は、西園寺や久遠が何か言っていたが、疲れてたのでシャワーを浴び、仮眠室の一つに入って寝た。 次の日、なぜか機嫌が悪い二人に首をかしげながら、藤崎に本を借りたら西園寺と口論していた。 で、何故か、鳴海、高幡両名に恋のまじないの仕方を詳しく聞かれた。 PS:後日、酒を迷い家に届けた折、氷精の玩具になっている百足を見つけた。人生そんなもんだと思った。 おまけーね side haruka ふぅ、魔道にこの身の全てを捧げる覚悟をしていた私が、堕ちたものですね。 たった一人の男性に心奪われるとは…。 まぁ、彼もまた異端の徒ではあるのですが。 最初は、魔術の師としてしか見ていなかった。 彼の豊富な知識を、技術を識るにはそうするのが一番だと思ったから。 でも、彼は私の心配をしてくれた。 魔力の少ない私は、純度の高い魔力塊である血液を魔術利用するリスクを忘れていた。 それを思い出さした。徹底的に私に教え込んだ。私が傷つかぬように。 教える事を渋っているくせに、聞いた事は全て答えてくれた。 今日もまた、命をかけて私を守ってくれた。 いつしか、尊敬は敬愛に、敬愛は親愛に、親愛は…。 「逃がしませんわよ、良也さん。初恋ですが、絶対叶えてみせます。西園寺春華は自分で決めたことは全部実行してきたのですから」 そうお風呂で息巻いていた私が、のぼせてしまったのは彼には絶対内緒です。 後書く(更改?公開?後悔) またやっちまったZE。 はい、ron.cです。今更ですが、私の名前は片仮名表記すると、ロン・コルグです。<どうでもいいよ!! 今回、バトル+藤崎応援物のはずが、いつの間にか西園寺が主役に? まさかの、良也がかっこいい!? ついでに、久遠さんがあんなにはちゃっけてるなんて…。 バトル自体も前回やろうとして諦めた(作家力+展開がおかしい)所を手直ししただけだったはずなのに…。 きっと、IOSYSとJAMをBGMにして異常テンションで書き上げたせいだと思います。 とにかく、作風が荒く、読み難いところもありますが、楽しんでいただけたらとおもいます。 今回、この3次作を製作するに当たり、久櫛様より、 藤崎遼子(ふじさき りょうこ) 西園寺春華(さいおんじ はるか) 両名の名前を考えて頂きました。私の稚拙な作品のため、わざわざ考えていただき本当に感謝の極みです。 さて、今回の新キャラは、ほぼ作者の想い付き80%+悪戯心18%+その他2%でお送りしています。 新キャラ 久遠静葉(くどう しずは):生徒会副会長。西園寺をライバル視している。元々は、御淑やかうっかり系の予定だったのに… 高幡涼香(たかはた すずか):魔道部所属の1年生。良也におそわったおまじないが成功して魔道部に所属。 鳴海ろここ(なるみ ろここ):魔道部所属の1年生。涼香の友人。彼女曰く、恋の達人らしいが…。 次回以降出るかは未定です。では、久遠天鈴のますますの盛況と久櫛縁さまの壮健を願いまして、締めとさせていただきます。 これより、下に何もありませんよ。けろけろり おまけーねU side ryouko あーあ、今日は厄日だった。 西園寺先輩は本気になるし、良也のかっこいい姿みれたのはよかったけど、新しい娘達が堕ちるし…。 ホント厄日。 まぁ、良いんだけどね。彼のかっこよさが判ってもらえたから。 でも納得いかない。 私の方が先に、…って、言ってもしょうがないか。恋は唐突って言うくらいだし…。 きっと、良也には理解されてないんだろうけど…自分が好かれてる事に気づけ。 あーあ、なんであんな朴念仁好きになちゃったかな? きっと、あの目がいけないだ。あの真剣な目が、私達を虜にしたんだ。 はぁ、まあいいや。最後に私が選ばれれば良いんだから。 よし、明日からもがんばろう。んっ?あれ、何か忘れてる? まっ、いいか。 「良也、お休み。ちゅ」 そういって彼のブロマイド(西園寺先輩特製、何で持ってたんだろ?)にキスをして、一日を終えるのが最近の日課だ。 次の日、彼に頼まれて魔道書を貸し出した折、西園寺先輩と喧嘩した私は悪くないと思う。 |
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