夜の更けた紅魔館。
かつては廃屋同然の姿を呈していたその紅い館の地下、ヴワル図書館に館の主である吸血鬼、レミリア・スカーレットが珍しく姿を現していた。
「今度は何を書いているのかしら?パチェ」
「ああ。紅魔館の主であるレミリア・スカーレットお嬢様がこのヴワル魔法図書館に来るなんて、珍しいわね」
図書館中央に配置されている机に向かい、何やら本と思しき物に書き込んでいる友人の魔女、パチュリー・ノーレッジ。それが何か気になったレミリアはパチュリーの脇から書き込まれた文章を覗き見た。
「何これ?見たところ魔道書じゃないみたいだけど…」
「暇潰しに貴女達の事を御伽噺として書こうかと。まだ人里の人間の数が少ないから、後数十年は出版する気は無いけどね。後で内容確認の為に読んどいて」
「それ、完成した後じゃなくて、今やるべき事だと思うんだけど」
そこで露西亜人形達の用意した紅茶で一息つく二人。かくしてパチュリーが書いた御伽噺『Remilia Septet』はその数十年後に発表され、人里ではなく、外の世界に謎の御伽噺として広く認知される事となった。





    哭き王女の為のセプテット 〜 Spell history





<レミリア・スカーレット>

言わずと知れた紅魔館のカリスマ吸血鬼。今回は復讐の悪鬼として主人公を務めていただきました。実は作者は紅魔郷は一度しか六面まで進んだ事が無い上に最初の通常弾幕で死んだというへたれなのですが、永夜抄では単体使用でばっちりファイナルBクリアする等、個人的に非常に気に入ってる存在でもあります。
今回はお馴染みのスペルはあまり使わず、私のオリジナルのスペルがやたらと目立ちますがこれにはちゃんとした訳が……小説作品を書くにあたってグリモワールオブマリサやら東方wikiやら色々活用してはいるんですが、やはり弾幕は所詮弾幕、神主の仰る通り単なる『遊び』でしかありません。ですから緋想天や非想天則等に登場した格ゲー用の技はともかくとして、レミリアストーカーや全世界ナイトメアはただの遊びでしかないから殺人用の技には出来ない。ならそれ用の技を自分で考えてしまえという事でこの様な結果になりました。
ハートブレイク・ハモニカは五つのハートブレイクを放射状に五つ投げるだけで、ミゼラブルデーモンフェイトは萃の鎖でミゼラブルフェイトを行うだけ。カリスマブレイクはレミリアストレッチのすごい版というだけです。それだけです。ですがただ殺す事を求めるというのはそれに比例して単純な力勝負になると思っているので、むしろこのぐらいの方がいいかな〜…と。
服装に関しても少し。劇中で暴走三姉妹を倒した後に彼女が服を着替える描写がありましたが、初期の段階では暴走三姉妹は登場させるつもりはありませんでした。それに応じて彼女の服装も最初から変更後の物にする気だったんですが、幻想郷にそんな服がある訳ないと突然思い立って今の状態になりました。プリズムリバーさんナムー……ちなみに翼の大きさについては求聞史紀に自分の身長より大きな翼という文章があったので、文字通り自分より大きな翼にしました。
そして今回主役を務めた筈の彼女、実は対した裏設定はございません。ですので恐らく主人公勢で最もこの紹介文が短いと思います(フラグ)。宝具に関しても、作中で殆ど説明してしまったので…それでは、彼女についてはこれで。あ、ちなみに宝具解放時に出した魔力の鎧はデビルトリガーみたいなノリなので、そこまで深い物ではありません。

≪モチーフにした非東方作品≫
・デビルトリガー(Devil May Cryシリーズ)
・ユニコーンガンダム格闘コンボ(ガンダムvsガンダムNEXTPlus)





<渚 結良(博麗 結良)>

今回のオリジナルキャラその一にして作者的お気に入り度ナンバーワンの完全自立人形。決してレイアリでは無いです。百合は苦手です。
長年完全自立型人形を探求し続けた人形師、アリス・マーガトロイド。ついにその理論と技術を完成させる事に成功したが、製作にはどうしても生きた人間の脳が必要だった。
人形が完成する代わりに人間が死ぬ。それでは本末転倒だとアリスは結論付け、そのまま製作は中止する筈だった。だが一人の晩年の女性が自ら被検体を買って出た。
かつて博麗霊夢という名で幻想郷を護った女性。彼女は自分の余命が残り少ない事を予期しており、そのまま自分の脳を死なせるよりは自立人形の被検体になった方がいいと判断してアリスの元を訪れたのだ。
幾らか迷いながらもそれを承諾するアリス。しかし霊夢は被検体になる代わりに幾つかの条件を提示していた。
一つ、自分の生きていた頃の記憶をそのまま残す事。
一つ、完成した人形に博麗の力を引き継がせる事。
一つ、以上を満たした上で外見と性格を自分には似せない事。
提示された条件に従って人形を造るアリス。かくして霊夢の記憶と能力を継承した完全自立人形、渚結良がここに誕生したのである。
幾ら誕生したばかりとはいえ、中身はまだ霊夢そのものの結良。そこでアリスは自身が知り得る事を全て彼女に教える事とした。特に自分の人形の技術は入念に教え込み、技術で言うなら結良はアリスの完全コピーとも言える程になっていった。
しかし、クリニィが幻想郷を内部から破壊する為に引き起こした間欠泉センターの臨界事故によりアリスは死に、彼女も幻想郷の外に放り出されてしまった。そしてクリニィに拾われ、半ば無理矢理手伝わされる結良。そして一芝居打つ為に廃墟を歩いている時、彼女と出会った。
以上がレミィと出会うまでの彼女の生い立ちです。ちなみに被検体になった時の霊夢の年齢は六十オーバーを想定してますが、それは明治ぐらいが基準の幻想郷ならそのぐらいの平均寿命が丁度かな〜という事です。
更になんで霊夢とアリスを組み合わせようかという考えに至ったかというと、別に全員分出しても良かったんですけどそれだとあまりにも主人公勢が多くなりすぎて話の構成があまりにもおかしくなるという事で今の形に。決して百合では無いです。当然スペルは二人分使えます。性格はどうやらアリスに似たらしいですが、色々率直な性格はやはり霊夢だなぁと思います。
それから劇中で結良が殺戮の天生人形というラストワードを使った時に寿命を削るとありましたが、あれは結良の原動力である霊力を劇的に消費する事で発動しているので、人間でいうところのテロメアを直に短くするのと同義という事です。更に結良は元々二十年程しか生きられません。まあ霊夢の脳を使用しているので当たり前ですが。
さて、まだまだ消化しきれていない部分もありますが、あまり深く入り込むと世界観の説明と変わらなくなってくるので個別の説明はこんなところで……

≪モチーフにした非東方作品≫
・クシャトリア(機動戦士ガンダムUC Episode1)
・カラス(NARUTO)





<竹内 柚咒>

今回のオリジナルキャラクターその二。誰と誰を混ぜたのかは最早愚問の元大学生です。彼女の生い立ち等については作品中で回収してありますが、大分濁した部分が多いのでその説明と行きましょう。
まず何故彼女が白楼剣を扱えるのか。求聞史紀では白楼剣は魂魄家の者にしか扱えないという記述がありますが、作中において彼女の身体には妖夢の半霊が憑依しているので白楼剣が扱えるという事です。では何故憑依してしまったのか。それは白楼剣が一度彼女の身体に突き刺さり、半人を探し求めていた半霊が半人と誤認して白楼剣を媒介して憑依したという訳です。また、スペカの名前を知っているのも半霊が憑りついていた為です。
八卦炉についても少し。彼女は八卦炉の一部を腕輪として装備してますが、あれは魔理沙が死ぬ時にアリスが受け継いだ物で中心部分が分解して紛失しておりレーザーを放つ程度の性能しか残っていません。まあ中心部分を無くしておきながらレーザーが放てるというのもおかしな話ですが。
とまあこんな調子で色々書こうと思ったのですが…書く事が何も浮かばねぇ…という事でこの辺りで。って、レミィよりも短くなったとはどういう事だ。そしてこの調子だとチルノm(ry

≪モチーフにした非東方作品≫
・明智左馬之助(鬼武者3OP)





<チルノ>

レミィに続く原作キャラその二。でもチル姉が元ネタだったり性格のモデルがアドチルだったりと色々影響受け過ぎて最早誰か分からんてという状態のお方でもあります。正直反省してる。
チルノの見た目に関しては色々原作に基づく設定をしております。まずは成長した姿について。妖精は死んでもすぐに生き返る、自然現象の具現化と求聞史紀には書かれておりますが、花映塚においてチルノは映姫様から力が大きすぎて妖精なのに死が存在するだろうと言われております。また神主によるとあらゆる妖怪は成長する事と引き換えに永遠の寿命を得ているという事なので、死が存在する唯一の妖精であるチルノは寿命を負う代わりに成長する事が出来る様になったと解釈した次第であります。誰もが夢見た大人チルノであります。
次に背中の羽について。妖精は必ず蟲の羽の様な物を背に備えています。チルノも同じく羽を備えており、氷の羽を備えているのは東方を知っている皆さんならご存知の筈。しかし作者はここで一つの疑問を覚えました。何故チルノだけが氷の羽なのか。氷や自身の一部としての羽を備えているのは妖精ではなく妖怪だけです。なのにチルノは蟲の羽では無く氷の羽、いわば自身の一部としての羽を備えています。その事からチルノの羽は可変可能なのではないかとも思い、こおりパワーを最大チャージした場合に大きく形状が変化するという事となりました。でもグングニルを放つ時等は背中のこおりパワーを総動員するので一時的に羽が消失します。
服装も、チルノも最早ただの妖精ではなく大妖精の頂点ですのでワンピース型を踏襲しながらより豪華っぽく。でも実は既にワンピースでは無いというオチもありますが……
攻撃技に関してもチル姉を元ネタとしているのでスピア・ザ・グングニルを独自の形で導入しました。形状をそのまま真似、穂先の後方から冷気と氷片を推進力として威力強化と弾道修正を行うというチルノらしからぬ技ですが、使う本人はそれに全く気付いていないのでそこはチルノらしいかと。他にもアイシクルソードで直感的にレーザーを反射させたり、柚咒のピンチにすぐ気付いたりしてますが、作者的には直情的過ぎるだけでそこまで頭の回転が遅い訳では無いと思っておりますのでこんなチルノになりました。
とまぁチルノに関してはこんなところで。やはりレミィよりm(ry

≪モチーフにした非東方作品≫
・特に無し





<クラリス・デティーク・ド・カリオストロ>

どんな名前にしようか一番悩みこんだオリジナルキャラクターその三。紀元前より存在する吸血鬼で、歴史の表舞台に違う存在として度々出てきております。見た目は完全に小悪魔をベースにして、年長者独特の落ち着きを纏わせてみましたが、どうでしょうか?またベースにしただけあってクリニィは小悪魔の親の様な存在です。作中で幾らかのサキュバスを従えてると言った中には小悪魔も含まれておりますが、その台詞を言った時には既に小悪魔はクリニィの手によってお亡くなりになっております。まあ正確には取り込んだんですがね。
元ネタはアーマードこぁです。CANOPUSとかMOONLIGHTとかAAとか使っちゃってます。MOONLIGHTの性能はfAぐらいと思ってくれれば大体合ってます。でもレーザーの色は水色です。ついでにCANOPUSもKARASAWA-Mk2と同程度と思ってくれれば大体合ってます。なんか美しくないですか?水色レーザー。美しくない?そうですか……
次に『星の力を操る程度の能力』について。断じてセフィロスではありません。ブラックマテリアでもありません。でもイメージはそれです。星のライフストリームを全て自分の物に出来る能力と言ったら分かりやすいかもしれません。つまりはMP実質無限です。ボム無限です。残機無限です。完全無双状態です。チートじゃねぇかって?初めからチートキャラとして作ってるので当前です。

≪モチーフにした非東方作品≫
・セフィロス(FINAL FANTASY Z)
・ブロリー(ドラゴンボールZ)
・KARASAWA-Mk2(ARMORED CORE 2)
・CANOPUS(ARMORED CORE 4)
・MOONLIGHT(ARMORED CORE 4)
・アサルトアーマー(ARMORED CORE for Answer)
・アサルトキャノン(ARMORED CORE for Answer)
・EXUSIA(ARMORED CORE V)





   用語及びその他設定集



<ハイマニューバ兵>

クリニィ私兵部隊の中でも重量込で耐弾性を除く全点豪華主義を目指したバリエーション装備を施した兵士の事。全重を抑える為に女性兵のみで構成されており、身体能力を強化する為に薬物投与を行ってある為、数時間以内に投与し直さなければ禁断症状が出て身体に大電流でも流したかの様に全身が痙攣を始める。絶対数が足りていない故、レミリア一党討伐以外には一度も出撃していない。メインアームである6ゲージ00バック仕様ショットガンはセミオートオンリーの片手持ち用で、フロントアイアンサイトが極端に大きく、打撃用スパイクとしての機能も果たしている。

≪モチーフにした非東方作品≫
・天狗兵(METALGEARSOLID 2)
・ショットガン(機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争)





<スタンダード兵>

クリニィ私兵部隊の大多数を占める、文字通り標準となる装備を施した兵士の事。外付け装備によってあらゆる性能が通常の兵士よりも強化され、ハイマニューバ兵と違って実弾に対する防御性能も確保されている為極めて高い汎用性を獲得している。ちなみに極少数だが女性スタンダード兵も存在している。メインアームであるアサルトライフルは5.7mm口径の小型弾を用いており、銃身上部に並行になる様に配置されたボックスマガジンのお蔭で50発の装弾数を確保している。セミ・フル切り替え式。

≪モチーフにした非東方作品≫
・EXギア(マクロスF)






<ヘビーフィティング兵>

クリニィ私兵部隊の最新型となる、重量度外視で拠点防衛用性能を高めた装備を施した兵士の事。100kg近くになるパワードドレスを着込み、4.7mm口径の四銃身ガトリングを主兵装と出来るだけの関節出力を有している。また耐弾性にも優れており、万全の状態ならば自身のガトリングの直撃に一分間耐える事も出来る。メインアームである手持ちガトリングは4.7mm口径通常弾を最大毎秒80発の連射速度で撃ち出す完全電動駆動仕様である。

≪モチーフにした非東方作品≫
・バトルドレス(LOST PLANET 2)






<下等妖怪>

クリニィが召喚した妖怪達の総称。知能は低く、ただ食欲だけを満たす為に動くか、或いはクリニィによる脳中枢への直接命令を実行するだけでしかない。直立状態でも地面に付きそうな程にまで発達した腕には15m程にまで伸びる槍が装備され、腕自体をアンカーとする事で頭部から射出する徹甲弾の反動を抑える事も出来る。確認された範囲では飛行型が派生型として存在している。因みに伸びる槍は通常とは全く違う原理で塑性流動という物体の構造強度を大きく無視して貫通する現象を引き起こす事が出来、椛の盾が貫通し掛けたのもこれが原因である。

≪モチーフにした非東方作品≫
・ドサイドン(ポケットモンスター DPt)
・翼種(BLOOD+)
・サキエル(新世紀エヴァンゲリオン)





<封印呪石>

クリニィが精製した、理性を抑え込んで力を暴走させる魔石。スカーレット姉妹に対して使用する事を前提として製作され、クリニィの魔力に呼応して胎内で再精製、効力を発揮する。あまり使用すると女性器の活動に悪影響を与えるとされており、第二章での結良の発言はこれに起因する。





<Agブレード>

クリニィ私兵部隊に標準装備として支給されている銀コーティングの剣。チタン系合金を心材として軽量且つ柔軟になる様に調整され、その上から銀を塗布コーティングしてから更に研磨をして切れ味を確保している。基本は折り畳み銃剣としてメインアームに搭載されているが、ヘビーフィティング兵は剣ではなく折り畳み式の槍を腰部に搭載し、ハイマニューバ兵は左腕に専用の大型モデルが装備されている。

≪モチーフにした非東方作品≫
・ガンソード(LOST PLANET 2)
・BD-0 MURAKUMO(ARMORED CORE V)





<シルバージャケット弾>

現代に存在しているフルメタルジャケット弾の外皮金属を銀に切り替え、重量調整を施した物。しかし貫通性能を維持する為に外皮全体が銀になっている訳ではなく、先端部は貫通力を重視する為に通常のメタルジャケットとなっている。因みにメインアーム用しか存在せず、サイドアーム用のシルバージャケット弾は製造されていない。





<装甲ヘルメットバイザー>

クリニィ私兵部隊全員に支給されている、装甲の施されたヘルメットとバイザーのセット。バイザーの内側に備えられた3D式画面によって視界を得る仕組みで、ヘルメット内部に搭載された脳波感知器によって思考するだけで倍率変更やサーマル・暗視等の機能を動作させる事が出来る。外界の情報を得るのはバイザー右側のこめかみ付近に備えられた縦長のセンサーカメラで、補助としてバイザー左側の頬骨辺りにペンライト状のセンサーカメラも搭載されている。電源は生体電池を主、燃料電池を副としたバッテリーから取っている。

≪モチーフにした非東方作品≫
・UHD-10/A GAWAIN(ARMORED CORE V)
・UHD-10/I ARTHUR(ARMORED CORE V)
・SIEGFRIED HD33(ARMORED CORE V)





<ハンドガン>

手持ち且つ小型で、片手でも扱える程度の銃の事。ここではクリニィ私兵部隊がサイドアームとして使用しているSOCOM-Mk.23改造モデルの事を指す。
45口径のACP弾を12発装弾可能で、更にアンダーレールにレーザーサイト内臓し、マズル部にサプレッサーを搭載可能な大型半自動拳銃。実在したモデルと比較して必要十分な耐久性を確保する程度の明確なサイドアームとして作成されている為に必要以上に重くなる事が無く、LAM自体の小型軽量化も相まって反動が大きくなり過ぎない程度にまで軽量化に成功している。因みにアイアンサイトはアクリル系の集光材が埋め込まれた3ドットとなっている。因みに最も浸透しているモデルは本銃に対応させたUSP用コンペンセイターと、バランスウェイトを兼ねたフラッシュライトを搭載したモデルであり、最終章にてレミリアに対して発砲したのもこのモデルである。





<椛の六剣及び防盾>

河城にとりが主導となって製作した三種六振の剣。刀身の背が開いてもう片方や他の剣を挟み込む事が可能な大剣、平作りに近く刀身の厚さが均一になる様に揃えられた剣、柄と鍔に可変機構を搭載した小剣の三種によって成り立っており、その全てが椛からの妖力供給によって金属結合が強化される性質を持っている。因みに大剣には[ケンプファー]、剣には[シュナイダー]、小剣には[イェーガー]という名前が独語で付けられているが、椛がそれを読む事が出来なかった為一度も名前で呼ばれる事が無かった。同時に用意された盾も同じ性質を持っておりこちらは軽量になる様に仕上げられた単層盾で、それ故に下等妖怪の槍との相性は最悪だった。

≪モチーフにした非東方作品≫
・クラウドの六剣(FFZ ADVENTCHILDREN)
・デルフィング第五形態手持ちシールド(ブレイクブレイド)





<Remilia Septet>

パチュリー・ノーレッジが著作、製本した御伽噺。内容は本編を御伽噺らしく簡潔化したものである。本来は人里にて売り捌く予定だったが英語で書かれ、尚且つ著者であるパチュリーが翻訳の手間を惜しんだ為日本語訳される事も無く、更に面白がったレミリアが手元に一冊残し、全て外の世界にばら撒き、これが元で外の世界では謎の御伽噺として認識される事となる。



戻る?