「良也、宴会しようよぜ」

そんな事を魔理沙が言ってきた。

「また、僕の懐を当てにしているんだろ。」

「そんな事はないぜ。ただ幹事としての仕事をしているまでの話だぜ」

「だったら、僕じゃなくて霊夢にでも頼めば良いじゃないか」

魔理沙に言ったら、いきなり溜息を吐かれた。

「そんな事をアイツに言ったら夢想封印10セット物を食らうぜ」

「あーすまなかった」

アイツも最近、僕の財布の中身を狙ってきているのに、宴会に出す金なんてあるわけがない。

「じゃ、頼むぜ。宴会は、明日の晩だからそれまでに準備してくれ」

「お前はどうするんだ?」

「私か?私は、みんなに宴会をするって伝えてゆくぜ」

等と言った後、魔理沙は宴会のことを皆に伝えに言った。

「さて、あの居眠り巫女でも起こしに行くか」

今までのことを霊夢に話したら本当に夢想封印10セットを食らった(僕が何をしたと言うんだ)

宴会前日

宴会の準備を進めていた僕なのだが、参拝客が来たもようなので一時準備を止めて客が来るのを待った。

「お!!妖夢じゃないか。何しに来たんだ?」

「あ、良也さん。聞いてくださいよ、幽々子様ってば『明日宴会がありますから之は其の時に出すものです」って言っているのに『これは、明日になると腐っちゃうから私が貰っちゃうわね』って言って持ち去ったんですよ。」

「幽々子らしいな。ああ、それで怒っているのか。」

「それで今日は、此処で明日の宴会に出すものを作らさて頂こうかと思って来たんです。」

「いいぞ。今、誰も使ってないんだから思う存分使うがいいさ。」

「すまないが、私にも使わせてはくれんだろうか?」

声のする様に顔を向けると其処には、スキマの式神でもあり

尻尾のモフモフ感が最高な「八雲 藍」であった

「誰がモフモフだ?」

「其れはそうと、如何した?お前まで此処に来るのは珍しいじゃないか」

「明日の宴会に備えて造っていたんだが、紫様が寝呆けながら造っていったものを、食べられているから困っているのだ」

「うっわ。そっちも、同じなのか。」

「「そっちも」とは如何いう事だ?」

「妖夢の所も、同じような展開になっているんだそうだ。」

そう言うと藍は妖夢の顔を見て

「お互い頑張ろうな。」

と真剣に言い

「もちろんです。」

妖夢も真剣に返し、此処に苦労コンビが誕生したのであった。

「では、上がらせて貰うぞ。」

「どうぞ。旨いもん造ってくれよな。」

「無論だ。」

「ほら、妖夢も上がれよ。」

「失礼します。」

こうして料理組みが揃い、僕は宴会の準備に精を出しながら進めていった。

そして、宴会当日

「よー、準備できているかー」

「出たな、ロリ鬼め」

「あ!!なんだよ、せっかくゲストを連れて来たと言うのにその態度は」

「ゲスト?どうせお前が連れてきたゲストなんてスキマ辺りなんだろう?」

「ブー、外れ。今回連れてきたのはこいつだ」

「?誰もいないじゃないか」

「ありゃ、また隠れたようだねー。
また、強制的に萃められたくなければ早く出て来るこった(笑)」

「わっ、わかったわよ。」

そう渋々物陰から出てきたのは、

あの博麗神社をつぶし後で皆にフルぼっこにされた比那名居 天子であった。

「あの鬼に呼ばれて、来ただけなんだからね。」

「嘘いえ、天界から今回の宴会を楽しみに見てたのに誰にも声をかけてもらえなくてしょげてたくせにw」

「五月蝿い、五月蝿い、黙れこの鬼っ子」

天子は、萃香を黙らせようと弾幕を張ったが萃香は尽くそれを避けている。

「まあ、何でも良いから来たからには、宴会を楽しもうぜ」

「そうだよ楽しまなきゃ損だよ損」

「お前は、少し酒を飲むのを止めような」

えーっと駄々をこねる萃香に対し天子は楽しく笑っていた。

「それじゃあ宴会始めるわよー」

『おー』

霊夢の声で皆が反応し宴会が始まり、皆は楽しそうに笑っていた。

「こういう宴会も偶には良いかな」

幻想郷の宴会は始まったばかりであった。






あとがき
宴会一回も行ったことがない岡山ですw
うーんこんなのでいいのかな?何かアドバイスがあればよろしくお願いします。
モフモフは最強の武器です。そして、最強の癒しでもあります。
しかし、萃香の「萃」、直接打ち込まなきゃ出てこなかったぜwww
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