「ふう。今日も、したい事は全部終えたし後は、風呂に入って寝るだけだな。」

僕は、昨日から紅魔館に来ており、
朝一に美鈴と模擬戦をした後、昼からはパチュリーに魔法を教えてもらい、晩は咲夜さんに血液を抜かれた、等という一日が終わろうとしていた。

「・・・此の生活にも慣れてきた自分が怖ええ。」

大浴場(在るかどうかは知りません)に行った僕は、服を脱いで浴場の中に入った。

カッポーン

「おー、何回も見ているけどやっぱり広いは、此処」

大体ざっと見て50~60まで一度に入れるくらいの広さがある

掛け湯をし、体を少し温め

「さて、ゆっくりと湯に漬かりますかね」

そう思い、体を立ち上げた瞬間だった。

「良也ー、一緒にオフロー」

いきなり誰かが、脱衣場から僕に向かって突っ込んで

「え?フラっぶ・・・」

見事、僕のお腹へダイブをかました。

「あ、大丈夫?良也。」

「だ、大丈夫じゃない。一回、内臓破裂で死んだぞ。」

吸血鬼の力+突進力+吸血鬼の体の硬度−人間の体の硬度=死亡確定なはず。
死なないほうがおかしいwww

「それで?なんで、フランが入ってきたんだ。」

「あのね、フラン、誰かと一緒にお風呂入ったこと無かったから、一緒に入ってみたかったの」

「はぁ、なんで僕なんだ?レミリアとか咲夜が居るだろうに」

・・・全国のフランファンを敵に回しそうな言葉だなwww

「お姉さまにも言ってみたけど、お姉さまおふろに一人ではいるのが好きだからだめって言われたし、咲夜は、仕事がまだ終わってなかったから無理だったの。」

「・・・でも確か吸血鬼は流水に弱いと聞いたんだが?」

そうなのだ。吸血鬼の弱点には、大蒜・炒った豆(注1)・銀の十字架(注2)・折った柊の枝・そして、流水等がある。 (注3)

「あ、それならパチュリーに頼んで今日一日ぐらいなら平気って言われたから大丈夫。」

「あっそう。」

「ね、良也背中洗ってくれない?一人じゃまだ難しくって」

「へいへい、手の掛かる吸血鬼だこと。」

「あっ、でも羽の辺は優しくしてね。こそばゆくなっちゃうから。」

「了解。んじゃあ、始めるぞフラン。」

「うん!!」

フランの背中を洗い始めたが・・・すげえ目茶苦茶スベスベじゃねえか。

「良也、一寸くすぐったいよ。」

「あっ!!すまん。こんな感じでどうだ?」

「うん。其れくらいが、一番気持ち良いよ。」

「そうか。・・・フラン、頭も一緒に洗ってやろうか?」

「えっ、良いの?じゃあやって。」

「了解」

等と言って、髪も一緒に洗ってやるのだが髪の毛も、

凄くサラサラしているし先程みたいに気を抜かないようにしなくちゃいけない。

「之くらいで良いか。フラン、今からお湯を掛けるぞ。」

「わかった。」

ゆっくりとシャワーからお湯を掛け、髪の毛に付いている洗剤を落としていった。

「・・・よし、こんなもんだろ。フラン、目を開けても大丈夫だぞ」

「髪まで洗ってくれてありがとう、良也。」

「おやすい御用で。んじゃまあ、一緒に入るか。」

「うん」

こうして、フランと一緒に風呂に漬かってのんびりと体を温めた僕達であった。




psこの後良也は、メイド長からキッツいお見舞いを食らったとさ。 






あとがき
うわ、ちょっと物を投げないで。イタイ、イタイ。
はい、と言う訳でお風呂に入りながらこんな事を考え付いてしまった岡山です
悔いは多分ありますwww
流水が駄目だとお風呂も駄目なのかな?
誤字脱字その他感想を受け付けております、・・・だんだん恒例化してきてないか?
ちなみに、自分が書いている殆どの作品が冒頭だけ電波で書いたものです。後の事なんか勢いで誤魔化しちゃえの気分で書いておりますwww
注1納豆は好きらしい。
注2ただの十字架じゃ、効果は無に等しい。「銀」って事に意味がある
注3日光は別に弱点じゃなく、ただ行動が規制掛かるだけらしい。克服も出来る。



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