名無しの空2人の幻想者第3楽章








 静かなるメロディ〜・ザ・クラリネット









「ん〜……朝ですか」

今更だが窓が無いため
朝か夜か分からない
そして一人で考え事をする

(今日で3日目……か)

今日で幻想郷に来て3日目だ
そろそろこの世界にも少しなれてきたと思う……
昨日は大変だった貧血と血を見てしまって倒れたし
思い出したくない過去ができた
あと咲夜さんの気遣いがなぜか怖い


「おはようございます清掃さん」
「うわぁ?! 咲夜さ?!グハァ?!」

驚きのあまり頭から落ちたよ
本気で痛いよ



「だ……大丈夫ですか?」
「だ……いじょ……うぶ……」

頭をさすりながら起き上がる



「そうですか……ご飯は食堂にありますのでついてきて下さい」

「分かりました……」

 昨日の夜はご飯食べれなかったし食べないと死んじゃう…… ん?食堂?

 少年移動中……

「こちらが食堂になります」
「広!!」

 広い!!この広さは反則だ!!

「なにせ 妖精メイドもここで食べますし」
「ホントだ……」

よくみるとあちらこちらで食べていた妖精メイドたちが食べていた

(うわ〜……大量にいる……)

周りを見ていたとき その中で後ろが紅なため目立つ緑の人影があった

(あれ?あの人は昨日寝てた人だ)

……あの人ここで働いてたんだ……

「あっ緑の人だ」
「あっ青水色だ」

 青水?! 酷いよ!この人!

「私は紅・美鈴です〜……中国じゃないですよ断じて中国じゃないですよ!」

「清掃です……青水色は酷すぎですよあとなんで中国?」

  ちなみに僕が今着ているのは青と水色の服+ズボンである
  なんだよ 青水色って!!服装で判断したらだめなんだよ!!!
  僕も人の事言えないんだけどね……あと
  何で中国の部分を強調するのか分からない


「とりあえず一緒に食べませんか〜」
「いいですよ〜」

1人より2人 2人より3人で食べた方がご飯がうまい

「良也さん以外の人と一緒に食べたのは貴方で2人目です〜」
「そうなんだ〜」


 僕と美鈴さんはそれからあることないことを喋って過ごした

 ……今気がついたけど他人と食べるのはじめてかも 
(すでに慧音さんとこで食べたけど)

数分後……


「「ご馳走様でした〜」」

「咲夜さんおいしかったです〜」

美味しいご飯でした

「それは良かったわ 美鈴そろそろ交代の時間よ」

門番って交代制なんだね

「分かりました〜では清掃さんまた明日いるんでしたら一緒に食べましょう」

「いいよ〜」

「忘れないように これしときませんか?」

そういうと美鈴さんは 僕に小指をむけた

「……古すぎません?」

「そういうことは気にしない方が楽ですよ」

……楽か楽じゃないの問題じゃ……やっぱりやらないとだめなのね……

「わかりましたよ……」

「これって何か詠唱があったと想うんですけど?」

詠唱って……これいつから呪文になったんだろ……

「僕が言いますよ……ゆびきりげんまん 嘘ついたらスパナ10本のます」

……間違えたわけじゃないよ 

「おかしくないですか?」

「とりあえず形はどうであれこれでいいでしょ」

形なんて関係ない!! ……断言がおかしいけど……

「それじゃあ私はこれで また明日たべましょ〜」

「分かった〜……早く行かないとまずいんじゃ?」

「そうだった!!」

美鈴さんは駆け足で去っていった……
さっきの咲夜さんの忠告が全く持って無意味になった
そして僕は食堂から出た



食堂からでて歩きながら考える

今日は調べ物でもしないと何のためにここにきたのか分からなくなる
けどこれだけ広いと書庫部屋あるのかな
そもそもじっさいどれ位広いのか分からないな
咲夜さんに聞こうか……それにしても咲夜さん何所にいるんだろう?
食堂に戻るとしても 場所何所だっけ?
とりあえず探してみることにした 最初はこの通路を進んでみようかな



歩くこと30分……



歩いて 気がつく

「何所だここは……」

えぇ……迷子ですよ こんな年になってみっともない……
だれか〜助けて〜〜怖いよ〜〜〜誰もいないなんて悲しいよ〜

「うぅ……誰か……」

けど……なんで人どころか誰もいないんだ?

10分後

本格的に迷子になっちゃったよ
「どこが正しい道なんだ?」

さらに10分経過

「ここどこぉ〜?」
広すぎる…… 果が無いんじゃないの?この広さは

20分歩くうちに
やっと階段を発見した
……って見つけたのはいいけど……紅魔館って地下室もあるんだなぁ……
まぁ……進もうか

階段を下りてみたがライターを持ってきていないため暗くて足元が見えない
何でライター持ってるんだって? 自家製ですよ 市販のものは買いません


「暗いなぁ……足元が見えないよ」

見えない闇に戸惑いながら下に行く自分を止めればよかった
なぜなら 突如浮遊感に襲われたからである

「うわ!!」

足を踏み外し 下まで一気に落ちる

「ギャアア!!」

どんどん下まで転がり落ちる

「ぐあぁ!!」

ガッシャンというガラスが割れた音とともに何かに激突し勢いが止まる
どうやら一番下みたいだ

「あつつつ……いったい……」

体のあちこちが痛い 足を踏み外したときにあちこち打ったようだ
そして目が慣れてきたのかすこし分かるようになった
多分今のですこし出血してると思うだって今ぶつかったのって
ガラス瓶だもん
また前がぼやけてきた気がする
けど不思議と今は倒れなかった

痛みが激しい……急いで治療しないと……

「誰?」

「ひぃ?!」

いきなり声をかけられ
僕は驚くことしかできなかった

「大丈夫?すごい音だったけど」

暗い闇の中から1人の女の子が出てきた……怖い登場の仕方だねぇ……

「大丈夫……かな?」

もう痛いってレベルじゃない

「貴方は誰? 始めてみる顔だけど」

「僕は清掃……貴方は?いててて」

痛みに耐えながら自己紹介

「私? 私はフラン  フランドール・スカーレット」

フランさんか〜 ……どうしてこんなところにいたんだろう?

「フランさんはこんな暗いところで何を?」

「ここは私の部屋よ」

部屋って……暗すぎるでしょいくらなんでも


「ねぇ〜 清掃はどうしてここにきたの?」

へ?……言えない迷子になったなんて言えない
それよりも質問攻めになっている気がする

「そこら辺を歩いていたら偶然ここについたんだよ」

適当のごまかしだ

「そうなんだ……変な人だね(特に服装的な意味で)」

酷い……

フランさんとすこし話して数時間後


誰かが階段を下りている音がした
「フラン様ご飯ですよ……なんで清掃さんがこんなところに?」

あっ……目的忘れてた

「やっと咲夜さんを見つけた……あーしんどかった」

「私を探してたの?」

そうですよ……

「用件はフラン様にご飯ができてるのでその後でよろしいでしょうか?」

「了解です……あと救急箱ありません?」

「救急箱ですか? 少々お待ちを」

咲夜さんは前からいなくなった
すこしして咲夜さんは目の前に現れた

「持ってきたわよ 傷を見せてもらえるかしら?」

傷見せろって……人にしてもらうのっていやだなぁ
でもいまの状態じゃあ自分でやるのは無理だろう

「すいません お願いします」

仕方が無いので頼むことにした
けど……もうお昼だったのか……
おなかがすくわけだ



そして 食堂にて……



「咲夜さーん僕の分もお願いします」

おもいっきりご飯を食べていた

「私の分もお願いします〜」

美鈴さん……いつの間にいたんですか……

「咲夜〜おかわり〜」

フランさんは良く食べるよ本当に……

「はいはい……そんなにあわてなくてもご飯は逃げないわよ
 それよりも私もお腹が空いたわね……ご一緒しても良いかしら?」

「どうぞどうぞ」

そして今度は咲夜さんも交えて一緒にご飯を食べていた

ふぅ……紅魔館で食べるご飯がおいしいんだなぁ
さて今度こそ咲夜さんに場所聞かないと
咲夜さんを探していると どうやら食器類を洗っているようだ

「あの〜咲夜さん」
「何か御用でしょうか?」

「書庫室ってありますか?」
「書庫室はありませんけど図書館ならありますよ」

と……図書館ってどれだけ広いんだこの館は……
 食堂でも驚いたけど

「実はそこに行きたいんですけど」

本題に戻せ……ここは幻想郷 おかしいことは普通のこと
とゆうか誰かの案内がないと迷う……

「案内いたしますよ」

「ありがとうございます咲夜さん
 ってそれ洗ってからでも良いですよ」

「いえいえ……もう終わってますよ」

また時を止めたのか


少年移動中…………


もう嫌だ……広い……
これもう広いってレベルじゃないって
一体何分歩いたのか分からないまだ着かないの?

「咲夜さん……すこし休憩を……」
「了解しました……本当に大丈夫ですか?」

もう大丈夫じゃない……危ないよ そろそろ生死の境目が見えそうだよ


時折休憩挟んで
やっとついた


「着きましたよ」
「ここが……図書館ですか……」



 あれ?意外とドアが普通だ!?もっと大きいと予想してたんだけどな……
 ……道中歩きすぎで疲れた……

「大丈夫ですか?」
「……はっきり言いたい……大丈夫じゃないです」

あちらこちらに意識が飛びそう

「それでは私は仕事に戻りますので」
「すみません忙しい中案内してもらって……うにゅ〜」
「いえいえ それでは私はこれで……途中で倒れないでくださいね
 広いので見つけられないので」

そういうと咲夜さんは消えた
おそらく時を止めて移動したのだろう
  いいな〜時を止める能力なんて……
そんなの僕には持ってないことを願う
そもそも能力自体無いことを願う

足が〜ふらふら〜する〜

「……失礼し……ま……もういやだ」

僕は扉を開けるとそこは本だらけだった……埃っぽいし果が見えない
前言撤回もう何なんだよこの広さは 目がよってきてるのかな

「邪魔をするなら帰って頂戴」

 え!?いきなり帰れって酷すぎるよこの人……
 そんなことをふと想いながら
 向こうのほうから人影がいた良く視ると紫の服を着た人がいる
 そしてこっちに近づいてくる
 はて?浮いているのは気のせいかな?

「あら?いつもの白黒じゃなくて今度は青水色?」

こ……この人もか〜!!

「おいパチュリーいくらなんでもその言い方はだめだろ」
「で貴方は誰なのかしら」
「無視かよ!!」
「五月蝿いわよ 良也」

 横から現れた人が突っ込みを入れていたがスルーされた
 無視されたのはお気の毒としか言いようがありませんよ

「僕は清掃です……」
「私はパチュリー・ノーレッジ パチュリーでいいわ 
 怒るのは体に悪いわよ?」

貴方のせいですよ……

「僕は土樹 良也  良也でいいよ……まぁ落ち着け すごく怖いから
 その目が笑ってない笑顔だけは……」
「よろしくです」

やっと普通の人だ……やっぱり妖怪なのかな?
それとなんでか人に会わないなここ最近


「しかし貴方……初めて見るわね レミィが言ってた外来人って貴方のこと?」

「そうだと想う……あとレミィって誰?」

外来人って呼ばれ方になれないんだよね



「貴方ねぇ……私はレミリア・スカーレット 
 名前すこしは覚えたらどうなの?清掃」

うん?今後ろから誰かの声が聞こえたな?
とりあえず後ろを確認……

「あはは……用事を思い出したので僕はこれで……」

「会っていきなり逃げるのは礼儀がなってない証拠よ」

貴方に礼儀があること自体に驚きです

「お願いだから血はとらないでえええええええええええ」


「安心しなさい 今日は血はとらないから
 でも貴方の血は極上なのにねぇ……残念だわ」

極上って……人を何だと思ってるんだこの吸血鬼は
って今日はとらない!?今日だけか!?

「うぉ!?……なんだレミリアか……」

「たいそうなご挨拶ね」

良也さん接し方がすごいよ……僕には到底無理なことやってるよ

「ところでレミィはどうしてここに?」

「暇だからにきまってるじゃない」

暇って……もう付き合いきれませんよこの人たち

「ねぇ良也さん……」
「言いたいことは分かってるぞ」

はぁ……親近感が沸く……






すこしして
パチュリーさんが変な事を言い出した

「ふーん……魔力がおかしいわね貴方」

魔力?何のことだろ?

「どこらへんが?」

疑問だ

「貴方には魔力を生まれつき持ってるのね
 ちょっと調べさせてくれるかしら?」

「それって……どうゆう意味?」

 そうゆうとパチュリーさんがこっちに来た……近いよいくらなんでも

「そういえばどうやって調べるんです?あと近いです」
「体の体液をを取るのまあ分かりやすく言えば
 血をとるのよそれが一番分かりやすい調べ方なのよ
 あと近づいてるのは仕方が無いことよ」

 また血を取られるのか……

「血は抜かないで欲しいけど……って聞いてくれないよね」
「当たり前じゃない」
「そしてとった血は私が飲むのよ」

 やっぱりですか
 パチュリーさんは僕の腕を指先でなぞる
 なぞった跡からは血があふれる……
 また目眩がする〜
 
「ふみゅ〜……」
「ちょっどうした清掃!?」
「この子極度の貧血みたいね とりあえず横にして寝かせましょ こあ〜
 この子をそこに寝かしておいて〜あと手首の処置をしておいて」
「わかりました パチュリー様」
「大丈夫なのか?」
「多分大丈夫でしょ」
「大丈夫よだって私が血を飲んだときもああなったし」

……間奏……



(うーん また貧血で倒れたのかな僕)

前……がぼやけてる
目が覚めるとベットで横になっていた
最初は部屋に運ばれたのかと思ったけど違うかった
周りには本で囲まれてるし図書館だと思う
けどここは図書館の何所なんだろう?

僕は体を起こすと
いきなり後ろから話しかけられた


「大丈夫ですか〜?」
「えーと……だれ??」

   羽が生えていらっしゃる……まさかこの人まで……



「小悪魔ですよ 貴方は?
 それと私は吸血鬼じゃないので安心してください」

吸血鬼じゃなかった〜〜〜〜

「清掃です」
「レミリア様 パチュリー様 良也さん 清掃さんが起きましたよ」
「大丈夫か?いきなり倒れたけど?」

心配してくれるんですね

「少しは血を増やしなさい」

 貴方のせいでしょうよ

「貴方の体が持たないわよ これじゃあ」

だったらまず血をとらないでいただきたい


「大丈夫です レミリアさん 良也さん パチュリーさん」
「大丈夫だったらいいんだけど俺はこっちにいるんだが……
 ついでにパチュリーはそっちだぞあとレミリアはそこ」

 あっ完全に別の方向向いていたよ……どないしましょ〜

「とにかく大丈夫です!!」
「だから俺はこっちだって……」

あれ???おかしいな

「多分大丈夫……結構ぼやけてますけど……」
「ちょっ本当に大丈夫??」
「だいじょうぶ……だとおもいます……」

多分……大丈夫だろうな……!

「まだ横になってるほうがいいわね」

パチュリーさんに指摘され横になる

「はい〜……それとパチュリーさん結果どうなりました?」

 それが気になってしょうがないよ……できれば魔法がとりあえず
 使えたら妖怪あるい妖精とも戦えるだろうし……
 でもあまり覚えたくない自分がどこかにいた

「調べた結果だけど珍しいわね……色であらわせないから無色ね……
 咲夜の場合は時属性だったけど貴方の場合虚無属性ね
 また珍しい属性に出会ったわ」

「ちょっ俺よりいいじゃね〜か」
「咲夜とは違うの?パチェ」

「全く持って違うわ」

 虚無属性……何じゃそりゃ〜
 色であらわせないとか……すごいな……
 てっはじめてきいたぞそんな属性

「虚無属性ってなんですか?」
「属性っていうのは……魔法の種類ね……私も知らない
 属性魔法もあるわけだし 
 そして貴方の属性はすべてに対しての無を使うことが出来る
 まあ簡単に言えば 無の魔法すなわち 無を使って色々できる魔法よ
 そして貴方の場合は能力にも依存してるわ」

「咲夜みたいに時は動かせないの?」

「さすがに無理ね」

 WAO!!
 無から色々か……どうゆうこと?
 あと時間は動かせないのかー残念……

「あのーそれって……どうゆう意味?」

「簡単に言えば……0から1を生み出すまた
 は1をまた0に戻すことが出来る魔法ね……貴方の場合は魔法と言うより
 自分の力ね」

なんじゃそれーーー
 

「そういえば貴方、能力は?」
「分からないです〜」

 能力? 咲夜さんは時間を止めることができるって言ってたし

「貴方の能力は……さっきも言った通り無を使う程度ね」

 無?
 それってなに
 僕エク○デス?!
 なんで主人公じゃなくてエク○デスなの?!

「そんな能力 力になるのかすら分からない……」
「まだましな方だぞ僕なんて自分の世界に引きこもる能力だからな……」
「そうね 良也の能力なんてほとんど使い物にならないわ」

 僕にはそっちの方がましだと思うのだが……
 ついでにレミリアさんさりげなく酷いこと言ったよね?

「なにを言ってるのかしら?使ってもしないのにそんなことを言ったらだめよ」

 無なんかつかっても意味はないだろうに
 そう思っていたら意外な返答が帰ってきた

「弾幕も壊せるわよ」



 壊す?!?!僕そんな能力は使いたくないよ?!


「まあ解釈は色々 
 壊すじゃなくて消すって方が正しいわ」

「何だか酷く怖い能力ですね……」
「使い方を考えれば結構使えるわね」

使い方ですか……無いと思うんだけどな〜
でもって考えると虚しくなる……

「とりあえず貴方の能力は魔法に近いわ
 使い方教えるわこれ読んでみなさい」 

 パチュリーさんはそうゆうと1冊の本を差し出した
 なになに?魔法の基本……上級……
 
「い……いきなり上級ですか……」
「やっぱり珍しい属性だとね上級を見ないと分からないわよ
 まあ素質は良也以上ね必ず良質素材になるわ」

僕は道具以下ですか……

「素材と言っても色々……まあ良也は素材以下なんだけど 
 魔法が使えればそこらにいる妖精や妖怪
 なら絶対負けたりはしないわ」

 ……戦って勝つのは無理だと想う
 ってか良也さんの扱いひどい……

「貴方のその無の力を覚えれば必ず良也以上になれる 
 7曜の魔法使いが保障するわ」

  まあ勝てたら勝てたで嬉しいな 
  本を読むのは好きだし読んでみるか〜
  でもハードルが高すぎるって……
  7曜の魔女って?だれだ?

清掃が本を読んでいるときパチュリーとレミリアはすこし話し合っていた


「ねぇ パチェ」

「何かしら?」

「清掃のことだけど あの子一体何?」

「私にも分からないわ調べれたのは魔法の特性だけだし」

「でもあの子の血はすでに私よりも生きてるわよ?
 血を飲んだときにも妖怪の血が混じってると思えば人間の血も混じってるし
 さらには……私より生きてるってあまりにもおかしいわ」

「これは久しぶりの研究にありつけそうね」

「まぁ あんなに美味しい血がのめるから変わらないけどね]

「レミィ 以前妖怪の血はまずいとか言わなかったかしら?」

「また別よ……妖怪の血が人間の血に深みを与えるのよ」



   数十分後……





「ふぅ……面白い本でした」

結構面白い本だったな……


「ならテストしてみましょう」

テストってなにするんだろうか……

「空を飛んでみなさい」
「はい???」

 空を飛ぶテスト???なにそれ???

「幻想郷にいる妖怪や神様や一部人間は空を自由に飛べるのよ」

  無茶苦茶すぎる!!普通の人間に飛べと?
  あと1部人間って……
  まあやってみるんだけどね
   イメージ イメージ 僕は空を飛ぶんだ……

「うお〜出来ちゃった……」
「合格ね」

  空を飛ぶって気持ちがいいな〜
 風を感じて空を飛ぶ〜♪

「何だか楽し……おろろろ?後ろに飛んでいく……」

後ろに飛びたいと意識してないのに何でだろ?

「まだ 霊力を使うことに慣れてないのね
  そのモップにまたがって飛ぶのはどうかしら
 安定感は飛躍的上昇するわ」

パチュリーさんが言ったことを試してみると確かに安定してる……すげー


「次のテストね」

 「まだあるの!!」

「当たり前でしょ何もテストは1つだけとは言ってないわ……そうね……
 次は実際に魔法を使いましょ まずは……良也」
「なんだパチュリー?」
「清掃の相手をしなさい」

 良也さんが相手ですか〜絶対負けた〜

「良也さんよろしくお願いします」
「じゃあはじめようか」

「ちなみに 審査するのはレミィよ」
「勝手に決めないで欲しいわね」

終わった……レミリアさん審査する気が絶対無い

(空に浮くこと自体なれてないが……戦い方聞いてない!!!)

「パチュリーさんどうやって戦えば……」
「自分で考えなさい」
「無理ありません?」
「自分で見出せないのなら色々考えなさい」

 ひどいですよいくら空が飛べるようになったからって
 分からない事だらけなのに……どうやって戦えばいいんだ?!

「ひいっ?!」

 右手に玉が掠った
 あぶない……良也さん本気出しすぎでしょうよ
 まだ飛行になれてないのに……
 よけろって言うほうが無理がある!!
 
「なにやってるの?攻撃しなさい」

 パチュリーさん無理言わないで

「右手に霊力をこめなさい」

(右手に霊力をどうやって込めればいいんですか……
 そこ教えてくださいよ……)

僕がまだ行動に移さずにいると痺れを切らしたのかパチュリーさんが

「貴方ちゃんと本を読んだの?
 あの本は特に霊力操作に重点を置いてるんだけど」

っとすこし不機嫌そうに言った

あの本の通りにやればいいのか

(確か右手を前に出し 魔力の流れを一点に集める……だっけ)



 そしてでたのはめちゃくちゃ小さい玉数発
 そして鈍足……よわいだろうな
 
 良也さんは普通にかわし……
 そしてまた弾幕を放った

さっきの弾幕より弾が増えてる よけている間に端に追いやられ
逃げ場が無くなり

「痛っ」」

腹に1発 被弾した

そして良也さんがその隙を見逃さず
次々に発射してくる
もちろん今の状態ではよけれそうに無いのだが・・・

「あぶないあぶない」

「ちょ?!喰らって平気なのか?!」

「別に……大丈夫ですけど?」

だって服に仕込んでるんだもんスパナやペンチが
これが防御に役立つんだな〜♪
でも若干痛みとかは来るんだよね

「とりあえず防御面は大丈夫そうだけれどまだまだ訓練が必要ね」

 防御面はOKってことか
 それと訓練が必要か……こうなったら……接近戦に持ち込むんだ
 僕はすぐに起き袖からレンチを取り出し持つ
 僕は一度深呼吸し……

「突撃〜!!」

良也さんがはなつ弾幕をレンチではじき返しながら良也さんの近くまで
間合いを詰める

「はじき返すのは反則だろ!!あと何所からそんな物騒なものを?!」
「戦い方知らない人に本気出す方が酷いでしょうが!!!!」
「えっ ちょっとストップストップ!!」
「接近戦なら絶対負けませんよ」

良也さんを思い切り右手で持ったレンチで叩きまくる

「痛い 痛い!!」
「降参します?」
「分かった だからもう叩くな!」

なんだかんだで勝った
しかしパチュリーさんから指摘が入る

「清掃 貴方魔法使ってないじゃない」

 うう 攻撃できないから仕方ない!!
 無理があるよいきなり実戦なんて

「まあ まだ慣れて無くて当たり前だろパチュリー いたたたた……」

ちょっと本気で叩いたのは不味かったかな……

「しょうがないわね今度はこの本をよみなさい」

 今度はこの本か……特殊系統魔法初級か……
  最初から何故これを貸してくれなかった
 しぶしぶ本を読んでみることにした



本を読んで数時間後

ようやく弾幕が出せるようになった
そして パチュリーさんが言うにはあまり使いすぎに要注意らしい
魔力は無限ではなく人それぞれ限度があって 使いすぎると
悪ければ意識が無くなるんだとか

魔法のほうはまだだけど
能力についてなんだけど
僕に出せる最適な距離は50メートルそこらだって
50を超えると能力がよわまり50以下だとより強くなるみたいだ
不思議な力だなぁ……
あと命があるものは作るのは止めた方がいいみたいだ

そして訓練をつづけて何時間か過ぎた頃……






「そろそろ夜ね」

レミリアさんがそう言った
時間分かるのかなぁ〜外が見えないけど

「ねぇ良也 今日は何の日でしょうか」

レミリアさんが良也さんに話しかけた
今日は何の日なんだろ?

「今日はなんかあったか?」

しらないんですか? 良也さん

「今日は貴方の血をもらう日よ」

良也さんまで吸われてるのか

「俺は逃げる!!」

早っ!! しかしそっちの方向に逃げた時点で終わったね……

「咲夜さんにつかまってるよ……どうします?パチュリーさん」

とりあえずパチュリーさんなら
対応策の1つぐらいあるのではないのだろうか
聞いてみた

「後が怖いのなら助けない方が吉よ」

……つまりめんどくさいのですね……

「良也さん……」

「清掃!助けてくれ!」

「南無〜」

「おい!!」



その後夜ご飯を食べてるとき良也さんはゲンナリしてた
そして目の前にはでかいステーキがあった
……はやく 貧血を治せって事なのだろうか?

そんなこんなで 今日はそんな話だったんだ

……最初の目的なんだっけ?






続くと思うよ?








後書き


皆様こんにちは〜清掃です〜とゆうわけで第3楽章です〜
えっ?いまさらだけどなんで第O楽章なんだって?
1話2話ではなく第O楽章って数え方があまり無いからです〜
長いこと期間をあけてしまいすいませんでした

プロフィールつくってみたよ〜



〜キャラプロフィール〜

虚無と清潔の青き掃除屋

清掃

性格 結構普通時々口調が荒くなるスイッチを踏むとドカーンですよ

血液型 不明 
星座 さそり座 
好きな色 青系統



服装 基本的に青と水色の2色服
   
能力 無を使うことができる程度の能力(制限は色々)

評判 同じクラスの女子→いじめられやすい人 恵まれない人 友達がいない?

   同じクラスの男子→友達がいない? いじめやすい 暇つぶしに虐めてる 


そこら辺にいる一般中学3年生
受験の年なので勉強してるが
普段からバイト生活(家族と学校に内緒で)
のためあまり勉強はしないほうだが
学力は中の上である
バイトしてるのにお金を使わないので
お金は結構持ってたりする
魔法が使えたり使えなかったり
魔法については微妙なところだ
清掃はいつも水色の鞄を所持してる
もともと一度鞄に入れたものは必要なとき意外めったに出さない
そしてすぐに入れられてるのに鞄は全く膨らまない
そんなことで回りからいつも(あの鞄はブラックホールだ)といわれているが
清掃はそんなことを思ったことも無い
いつもカバンの中にいれているるものは
モップ 普段から掃除好きなので自分の能力で洗剤やら出せると思う
ため頑張っている
後入っているのは自作の即席お茶セットと予備用レンチとスパナとその他色々
お茶にかんしては独自の作り方のため作るたびに味が違うのである
血液型が不明なのは 医師の不手際で調べ忘れたらしい
スパナとペンチについては 
普段いじめられるのでかすかな防衛策をという意味である
服に関してだがただの青系統が好きな色だから青と水色にしてるだけ


部活は入っていないそのかわり
清掃はいがいと多趣味で
裁縫はもちろん炊事洗濯家事 ほとんど昔の趣味で覚えた
(たとえばボールペン字講座受けて合格したりとかタッチタイピング
 できたりあとマリンバイクとその他色々)
そして絶対にしない趣味は刀作り
以前失敗して大怪我したため二度としてない
ちなみに現在の趣味は機械弄り+ナイフ投げ
また運動もそこそこバイトで鍛えてる
清掃はバイト+趣味に時間を使っているため友達はめったにいない
いたとすればただの物好き






今のところはこれ位ですかね〜?
サブタイトルですが 話と待ったく咬み合っておりません
誤字脱字意見などまってます〜




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