*注意!*

これは『良也とルーミア 中編』であり、先に前編を読まないと訳が分からないです。

先に前編を読んでからお越しください。

前編からやってきた方々で、まだ読んでやろうじゃないかというかたは、このままお進み下さい。



この先本文↓













































 季節は移り変わり、夏になった。

 ルーミアがきてから既に数ヶ月が経ち、今幻想郷は夏真っ盛りだ。

 水田は田植えを既に終えており、日増しに大きくなっている。

 今日、僕とルーミアは人里にやってきている。何故かというと……

「焼きそばはいかが〜!」
「リンゴ飴出来立てだよ〜!」
「あんちゃん射的やっていかないか?」

 夏祭りの最中だからだ!

 ***

 事の発端は今朝。

「文々。新聞ですよ〜」

 そういいながら現れたのはいつもの鴉天狗、射命丸文だ。

「おはよう御座います!今日もいい天気ですね!」

 いつも通り元気すぎる位元気な彼女が僕に朝刊を手渡してくる。

「はいおはよう、いい天気だねぇ……で、今日もゴシップ誌は順調?」

 この前の出歯亀ゴシップ記事の嫌味を込めてそういうと、射命丸は全く動じず、ニヤリと笑った。

「“お陰様”で順調ですよ? 記事の評判も上々でしたね!」

 僕らは互いに笑顔で対応する。流石に百を超えてるから、これくらいの場面は何度も経験している。

 空気がジリジリと焼け、ビキリと間にあった桶にヒビが入る。それでもどちらも笑顔だ。

 昔の僕ならとっくに音を上げていただろうけど、今の僕ならこれぐらいのプレッシャーなら普通に耐えられる。

 そのまましばらくニコニコと相対していると、先に射命丸が折れた。

「はぁ……アホくさいですね……一応勝手に記事にしたこと“だけ”は謝罪しますよ」
「そうかい? これからは気をつけてくれると助かるねぇ」
「善処しますよ、それでですが、詫び代わりと言ってはなんですが、これをさしあげますよ」

 そういって射命丸が差し出したのは、夏祭りのチラシ……本当に詫び代わりといってはなんだな……新聞購買者全員貰えるじゃん……

 まぁ、それはおいといて、夏祭りか、もうそんな時期なんだな。

「今年も盛大に行われるそうなので、“是非とも”参加してくださいね!」

 そういう射命丸の目は、私にネタを提供しろと語っていた。

「“考えとく”よ。じゃぁ、僕は雑用があるからこれで」

 そういいながら、僕は会話をうち切った。

 ***

 射命丸と張り合ったせいで酷く疲れた……いくら耐えられるとはいっても、大妖怪連中の殺気とか出来れば勘弁して欲しいよ……

「はぁ……」
「どうしたの旦那様?」

 縁側に腰掛けて休んでいた僕のところにルーミアがやってきた。ルーミアはお茶の入った湯のみを渡してくれる。

 ……あの殺伐とした空気を吸った後は、ルーミアとの会話がすごく落ち着く。

「なんでもないよ、それよりルーミア、今晩夏祭りがあるんだけど、一緒に行かない?」

 ルーミアから湯のみを受け取りながら誘ってみる。行きたいかって問うと、十中八九気を使っていかなくて良いって言い出すだろうからなぁ、ルーミア。

「夏祭り……?」

 ルーミアは僕から誘われて逡巡している。しかし、どうみても行きたそうだ。

 もうひと押しかな?

「そう、夏祭り、晩御飯は屋台で食べようと思うから、一緒に行けば家事も減るし、楽しいし、一石二鳥だ。それに、一人で回るより、二人で回ったほうが楽しいでしょ?」

 そう言うと、ルーミアはすこし考えて、頷いた。

「……じゃ、じゃぁ、私も付いて行くわ」

 ***

 そして現在、ルーミアは僕が買ってあげた浴衣を着て、一緒に人里を歩いている。

 賑やかな祭りの人里を、楽しそうに歩くルーミアを見ていると、自然に顔がほころぶ。

 一緒に焼きそばを食べたり、射的をしたり、かき氷を食べたりしながら祭りを巡っていると、命蓮寺にたどりついた。

 命蓮寺は現在、祭りの休憩所として境内を開放しており、多くの人が休憩している。中には、酒瓶を抱えて寝てしまっている人もいる。

 僕らが開いていた長椅子に腰掛けて休んでいると、突如空に大輪の花が咲いた。

 ドオオオン!

 轟音が遅れて到達し、思わずビクリと体が反応してしまうと、ルーミアにクスクスと笑われた。

「わ、わらうなよ〜」
「あはは、ごめんなさいね」

 ちょっとおどけてルーミアに言うと、ルーミアも楽しそうに笑った。

 それから二人並んで空を見上げる。何度も、何度も、空に花が咲き、散っていく。

「綺麗……」

 ルーミアは思わずといった感じで、そう呟いた。

 ***

 やがて、ひときわ大きな花火が上がった後、花火は終わった。

 僕らは命蓮寺を出て人里に戻る。

 花火の終りとともに祭りも終わりを迎えたようだ。そこかしこで、屋台を片付ける人々が見える。

 祭りの終わりの空気は、いつも何処か寂寥感が漂う。楽しい時はすぐに終わってしまう。そう、否が応にでも思い知らされる。

 ルーミアの方を見ると、消えていく喧騒を感じながら、どこか遠いところを見ていた。

 そっと横顔を伺うと、その横顔はどこか儚げで、悲しげであった。

 その顔を見ていると、ズキンと胸が痛んだ。まるで、いまにも消えてしまいそうな危うさを感じた。

 ぼくは咄嗟にルーミアの手を取った。はっとしたようにこちらを向くルーミアに優しく笑いかけながら、言う。

「家に帰ろうか」
「……そうね」

 ルーミアも、多少ぎこちなくはあったが、笑い返してきた。

「楽しかったかい?」
「ええ、とっても」
「それはよかった、来年も一緒に行こうな」
「……ええ」

 そんな風に笑いながら、手を繋いで帰り道を歩く。願わくば、こんな日々がいつまでも続きますように、そんな風に願いながら……

 しかし、変わらない日々は無い、僕等の関係にも変化が訪れる。

 それは、この祭りの日から更にひと月ほどたった秋の入口、だんだん日の入りが早くなり、秋の近づきを感じだす頃であった。

 ***

 きっかけは些細なことだった。ルーミアがいつも同じリボンをつけているので、たまには別のリボンでもつけてみないかと聞いてみたんだ。そしたらルーミアは、このリボンは自分では外せないっていったから、試しに触らせてもらった。すると、リボンはあっけなく外れた。
 僕が拍子抜けしていると、ルーミアの様子がおかしくなった。

「あ……ぐ……」
「ルーミア!?どうしたんだおい!?大丈夫か!?」

 突如苦しみだしたルーミア、何か取り返しの付かない事をしたのかと慌てていると、ルーミアが光に包まれ、一瞬、姿を見失った。

「ルーミア!」

 僕は光が収まるとすぐに、うずくまっているルーミアに近づいて抱き起こした。

 そして、気づく、強烈な違和感。

「ルー……ミア……?」

 そこにいたのは、確かにルーミアの筈であった。しかし、明らかに体格が違う。先ほどまでの少女と形容すべき体格ではなく、女性と呼ぶべき大きさまで成長したルーミアがそこにいた。

 僕の呼びかけに、やがてルーミアは目を開いた。そして、僕の方を見ると、いつもの声で話しだす。

「旦那様……?」

 そこで、ルーミアが無事だったことと、人格が僕の知る『ルーミア』のままだったことに二重に安堵の息を吐く。

 良かった、ルーミアだ……

「大丈夫かいルーミア?どうして大きくなったのかとか、さっきの光はなんなんだとか色々訊きたいけど、とりあえず体に不調はないかい?」

 僕の声を聞いて、ルーミアは自分の手を見る、そして、そばにあった姿見をチラリと見て、自分の姿を確認した。

「……」

 無言で鏡を見るルーミア、その顔には能面のように何の感情も浮かんでいない様に見える。しかしそれはそう見えるだけで、様々な感情を押さえ込んでいるが故にそうなっているのだ。
 僕は長い人生経験から、こういう状態の人を、何度も見てきた。

「ああ……なるほど……」

 ルーミアは自分の顔に手を当てると、喘ぐように呟いた。

「全部……思い出したわ……」

 ***

 それからルーミアは話があると、僕に向きあった。

「旦那様」

 ルーミアは、明らかに感情を抑えこんでいる様子で話し始めた。

「私は昔、妖怪であることを隠してとある村に住んでいたの……本当にのどかな村でね、流れ者の私を快く迎えてくれたわ……」

 ルーミアは遠い目をしながら続ける。

「村に住んで数年、村人とも仲良くなって、私は自身の隠し事に我慢できなくなった。そして、自身が妖怪であることを村人に伝えたわ……ここまで仲良くなれば、きっと受け入れてもらえるだろうと、そう思ってね……」

 そこでルーミアは自嘲気味にフッと笑う。

「結果は、見るも無残な事になったわ……考えてみれば当たり前の話よね、だれが好き好んで人外の輩を受け入れるものですか……その日を境に村中が私の敵になったわ……昨日まで中の良かった人々は、私を親の敵を見るような目で睨みつけてきた……一緒に畑仕事をしていた人たちは、石を投げつけてきた……流行病で家族を失った人は、私に家族を返せと殴りかかって来た……私が関係のないことまで……全部私のせいになった……結局、村を出ていかざるをえなくなった……」

 そこで一旦言葉を切る。

「私が村を出ていくと村長に伝えると、村長は、最後に私の為に宴を開いてくれたわ……私は嬉しかったわ……まだ、私の事を少しでも仲間だと思ってくれている人がいるのかってね……でもね……」

 ルーミアの顔に陰りが現れる。

「それは、謀だったの……宴席のワインには毒が、料理には聖水が混じっていた……苦しみだした私に対して、村長たちは武器を取り出し、退魔士や神官を呼び出して襲いかかってきたわ……結局、仲間だと思っていた人なんて、一人もいなかったってわけね……私は……悲しみと怒りで、訳がわからなくなって……気付いたら、焼け野原になった村の中で独り立ち尽くしていたわ……それから、あてどなく世の中をさまよい、村を滅ぼした妖怪として追われる身となり、最終的にとある退魔士に封印されたわ……でも、封印が不完全だったのか、封印しきれないほど私が強かったのか、完全に封印されずに体と心が子供に戻って、何処にでも居る唯の妖怪になったわ……そのあとは幻想郷に流れ着いて……後は貴方の知っているままよ……平和になった幻想郷では、ロクに人も襲えず、飢えて、痩せ細り、最終的に貴方に救われた……」


 ルーミアはそこまで語ると、まっすぐにこちらを向いた。

「嬉しかった、そして楽しかったわ、貴方と暮らす日々は……けど、それももう終わり」

 ルーミアは何かと決別するように顔を俯かせ、僕から離れようとした。

「封印される様な碌でもない妖怪が、貴方のそばに居るわけにはいかないわ……」

 そういうとルーミアは少し後ろに下がる。

「旦那様、さようなら」

 僕の前から去ろうとするルーミア。ルーミアの周囲に闇が集まり、闇の中でルーミアの姿が次第に曖昧になっていく。

 一瞬だけ、消え去ろうとするルーミアの顔が見えた。

 その顔は、悲しみと苦しみと寂しさがないまぜになり、今にも泣き出しそうだった。

 それを見た瞬間、胸が締めつけられ、体が勝手に動いた。

 僕は全力で自身を加速させ、時間が引き伸ばされた世界の中、ルーミアに跳びかかる。

 消えようとするルーミアの顔に驚愕が浮かぶ。

 ルーミアの体が完全に闇に溶ける寸前、僕は彼女を抱きしめることに成功した。

 ギュッと、力強く抱きしめると、だんだんルーミアの輪郭がはっきりし、闇も薄れて消えた。

「旦那様……どうして捕まえたの……」
「行くな……!いかないでくれ、ルーミア……!」

 ここで彼女を引き止められなければ、きっともう二度と会えない、そんな確信にも似た予感があった。 だから僕は、決して放さないよう、強く強く抱きしめる。

「放して……放してよ……じゃないと私……放れられなくなるじゃない……」

 ルーミアは言葉と裏腹に、まったく抵抗しない、或いは、出来ないのかもしれない。

「絶対放さない……じゃないと、ルーミアが離れて行ってしまう」

 ギュッと、ルーミアを抱きしめる。

「どうして……どうして貴方は私を離さないの……?」

 ルーミアが僕を見上げながらそう訊いてくる。

 ルーミアと過ごした日々が頭をよぎる。ルーミアの笑顔を思い浮かべると、心臓が早鐘を打つ。ルーミアの泣き顔を思い浮かべると、心が締め付けられる。ルーミアがいなくなると想像すると……心が壊れそうだ……僕の気持ちなんて、考えるまでもなかった。

「僕は、ルーミアが好きだ……だから離れたくない」

 僕がそう言うと、ルーミアは目を見開き、直後、僕の胸に顔を埋め、弱々しく叩いてきた。

「馬鹿……馬鹿……旦那様の大馬鹿……!」

 トン……トン……と、僕の胸を叩くルーミアの口から、感情が溢れ出す。

「私も貴方が好き……貴方から離れたくなんかないわよ……もう独りは嫌……独りは寂しい……独りは寒い……独りは……苦しい……」

 そこまで言うと、ルーミアはボロボロと泣きだした。

 何十年、下手をすれば何百年、彼女は独りだったのだろうか。

 力と記憶を封じられ、下級妖怪として野山をさすらい、飢えにくるしみながら暗闇に潜む。

 それはどれほどの苦行だろうか。いっそ彼女が知能を持たぬ獣だったなら、どれだけシアワセだっただろうか。

 しかし、幸か不幸か、彼女は知性のある女性だった。

 彼女の内には、気の遠くなるほどの、『独り』の苦しい記憶がある。それは、とても恐ろしい記憶だろう。

 彼女は、またそこへ戻ることを恐れている。今の居場所を失うことを恐れている。

 今の彼女の姿は力ある妖怪でも、封印されてしまうほどの妖怪でもなんでもない、ただの恐怖に怯える女性であった。

 僕は、彼女を更に強く、優しく抱きしめた。そして、頭を撫でてあげながら、彼女の恐怖をなだめるように言う。

「大丈夫だよ、ルーミア。僕は君から離れない。君を追い出したりしない……だから安心してね?」
「本当に……?」

 ルーミアはすがるようにそう尋ねてくる。

「ああ、本当だ。それに、ルーミアが居ないと僕が困る。朝ごはんにルーミアの作ったご飯が食べれなくなるだろ?」

 そう、すこしだけおどけたように言うと、ルーミアは少し笑ってくれた。

「フフフ……旦那様は優しいのね……ありがとう……」

 そういうと、ルーミアはポスッと顔を僕の胸板に押し当てた。

「温かい……ねぇ……もうすこしだけこのままでいさせて……」

 そう言って抱きつくルーミアを、僕は無言で抱きしめ、頭を撫で続けた。

 こうして、僕らは恋仲になった。この後、僕が彼女にプロポーズするまでもまた一悶着あったりするのだが、その話はまたいずれ。



 良也とルーミア 後編へ続く





 ***

 〜おまけ@ その頃の射命丸〜

「さ〜て!祭りの良也さんとルーミアさんの写真をたっぷり取れましたよ!早速現像しますか!」

 射命丸文は上機嫌であった。この前の記事では上々の反応を得た上、今度の記事のネタになりそうな夏祭りデートの写真を大量にとることに成功したからだ。

「いやはや、最近良也さんも大分しぶとくなって、プレッシャーに動じなくなりましたからねぇ、あれだけ殺気をぶつけたのに動じないばかりか反撃に嫌味まで行ってくるんですもの、牽制がてら祭りに(ルーミアと一緒に)参加してくださいねって嫌味を返したから、てっきり祭りには参加しないかと思ってましたが、普通に参加してましたし、これはもう、『記事にしてくれ』と言っているようなものでしょう!多分参加しないだろうなぁ、と思っていたのに、うれしい誤算ですね!」

 そういいながら、ウキウキとネガから写真を現像する。やがて写真に何かが浮き出てくる。

「さ〜て、どんな風に撮れてる……か……な……?」

 射命丸は写真をもったままプルプルと震えている。良也達を写したはずの写真は全て、真っ黒なままで、こう文字が浮き出ていた。



『      
・      
・ 無駄骨乙www   
・ m9(^Д^)プギャー 

・           』

 ***

「……そろそろ気付いたかな」
「え……?」
「なんでもないよルーミア。このケーキ美味しいね」
「えへへ、今回は自信作なのよ」

 同時刻、妖怪の山にて、とある妖怪の雄叫びが轟いた。

 *良也は写真を任意でボカス魔法をずっと自分達にかけ続けてました。

 〜おまけA 告白後の一コマ〜


 数分後、落ち着いたルーミアは赤面しながら良也から離れた。

「旦那様、迷惑をかけたわね……」

 もじもじしながらそういうルーミアは、殺人的な可愛さだ。あらためて見てみると、なんというか、すごい。

 どういう原理か、体が大きくなると、着ていた服もそれに合わせて大きくなっていた。その服に包まれた肉体は、スラっとした長身だが、出るとこは出ていて、すごくナイスバディだ。顔は目鼻立ちもよく、凄く整っている。セミロングくらいだった金髪は、封印が解けたせいか、腰まで伸び、艷やかで、眩しい輝きを放っている。

 まごうとことなき超美人である。こんな綺麗な女性を抱きしめていたのか。

 そう思った瞬間、僕の頬も熱くなり、ついついどもってしまった。

「そ、そんなことないよ?むしろルーミアに抱きつかれて嬉しか……ゲフンゲフン」

 危ない、本音が漏れるところだった。

 微妙な沈黙の後、ルーミアが切り出す。

「そ、それじゃぁ元のサイズに戻るね?」

 そういうとルーミアが小さくなり、見慣れた少女へと戻った。

「戻れるんだ……?」
「ええ、妖怪ってのは精神に依存するから、ある程度自由が効くの。長年この格好だったから馴染んじゃって、封印が解けた今じゃ、こっちもある意味『本当の姿』なのよね」

 そんな事出来るのか……確かにスキマとか脈絡もなく小さいカッコで現れることあるが、これが理由か……

「それに、この格好って結構効率がいいのよね。小さい分エネルギーが少なくて済むし、力を抑えてるから燃費もいいのよ?」

 そんな小型車を選ぶ言い訳みたいな理由でいいのか?

「後はね……」

 そういうとまたルーミアが紅くなる

「この格好じゃないと……旦那様から貰った服が着れないから……」

 ぐはぁっ!

 この娘は僕を萌殺す気か!ルーミア、恐ろしい子……!

 こうして、ルーミアは見た目は子供(任意)、頭脳は大人な、どこぞの名探偵みたいた状態になった。





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