3話「プロローグ3」 「虫除けよし。ウエストバッグに御札も入れたな」 さあ出発! と息込んだものの、正直山奥にある神社まで徒歩は流石にきついよなあ。 下手すれば何日も山の中を散策しなければいけないのに山道を歩き回るのは体力的に無理がある。 「……誰も見てないよな」 周囲に誰もいないことを確認し、山道とは全く違う木々の中に入りそこで軽く飛んだ。 飛行術は修行以外じゃ殆ど使わない上にかなり久しぶりなんだが、まあ大丈夫そうだな。 本当は上空を思いっきり飛んでみたいがそんなことをするわけにもいかず、木々の間をくぐり抜けながら飛んで進んでいく。 木にぶつかりそうで怖いし避けるのもめんどくさいが普通の山道をまっすぐ飛んで人目に付くわけにもいかない。滅多に人も通らないらしいが、まあ念のためだ。ちょっと遠回りにはなるけど歩くよりは断然早いし。 それから暫く飛んで、もう少しで着くだろうと思われた頃にふと大きな霊力を感じた。 なんだろうか、明らかに異質な霊力だ。多分人の霊力ではなく、妖怪のものだ。しかし普段俺が適当に懲らしめてる妖怪のそれとはまるで違う。 もしかして神隠しに関連する妖怪か? だがおかしい。なんだかえらく早い速度で移動してる、というかこれは何かから逃げてるのか? とにかく放っておく訳にもいかないし、この霊力の持ち主を追ってみるか。 「もう! なんなのよこれぇ!」 何とか追いつき霊力の発生源を視認すると、それは三匹の山犬に追われている翼を持った少女の姿だった。 デカイな。あんな人間サイズの妖怪初めて見た。 だがとても神隠しやら記憶操作なんて出来そうには見えないな。多分俺の攻撃一発でかなりダメージを受けるだろう。 しかしあれだけの妖怪なら山犬くらいどうとでも……。 「……?」 違うな、あれは山犬じゃない。式神か? ってことはあの妖怪を追っているのは正確にはあの犬ではなくその使役者ってことか。 「っ! 痛ぅっ……!」 ! あのバカこけやがった! あの妖怪の背後にはもう式神の一匹が飛びかかってる! くそ、間に合え! 俺は全力で飛ばしつつ襲いかかっている式神に霊弾を浴びせ、その後ろから走っていた式神を思いっきり踏み潰して着地。振り向きざま驚いて動きの止まってる残り一匹にも霊弾をぶちこみ三匹ともノしたのを確認し、少女に手を差し伸ばした。 「立てるか?」 「え、あ、うん」 かなり混乱しきってるみたいだが、どうやらコケたこと以外別に怪我とかはないみたいだな。 少女の無事を確認して握った手を引っ張り立たせるとほぼ同時に背後からジャラリ、という音と殺気を感じ、少女を抱きしめその場から飛び退いた。 「きゃあ!」 「な、なんだ!?」 早くて確認出来なかったが何か鎖らしきものがちらりと見えた。なんだったんだ? てかそんなこと考えてる場合じゃないっての! 少女を背中に隠して、手に霊弾を浮かべ迎撃態勢をとり攻撃が来た方向を見据える。 そして木々の影からスーツ姿の男性が冷たい目をこちらに向けながら歩いてきた。 「やれやれ。折角同僚から式神を借りてきたというのに、まさか三体とも潰されてしまうとは。困りましたね」 男性は式神化の解けた札を拾いポケットにしまうと俺を観察するように眺める。 なんだこいつ。さっきの攻撃といい、「借りた」とか言ってたけど他人の式神を使いこなすなんてかなりのやり手だぞ。 「なんなんだ、あんたは。ここで一体何してる」 「私ですか? 私は陰陽連の菅野と申します。何をしてるかと聞かれると、まあ見ての通り妖怪退治ですね」 人の良さそうな笑顔を浮かべながら話してるけど全然信用なんねえ。 しかし陰陽連ね。何か聞いたことあるな。確か妖怪退治の専門家の集団だっけか。 このご時世に妖怪退治を生業にしてるなんて珍しかったんで何となく覚えてたんだが、まさかこんなとこで会えるとは思わなかったな。 「それで君は? 見たところ妖怪とは思えませんが」 「……俺は、春野。まあ退魔師の端くれみたいなもんだよ」 退魔師と聞いて後ろの少女が「えっ」という声を上げるが、手はしっかりと俺の背中を握ってる。まあ今は俺以外頼るのがいないからな。 「同僚というわけですか。なら何故私の邪魔を? 点数稼ぎが目的ですか? まあこれだけの大物は中々いませんからね」 「あんたと一緒にするな」 「いえ私も別に点数稼ぎで退治しようと思っているのではないのですよ。私たちはそれなりの知名度があるのでね。もし貴方がその妖怪を退治するというのなら私は退きますが」 ……ここで「俺が退治する」と言えば言葉通りどこかに行ってくれるかもしれない。 けどそんなことをしてもその場しのぎにしかならないし、何より点数稼ぎなんて理由で妖怪を退治してるような奴らと一緒にされるのは気分が悪い。 だから、そんな強く掴む必要はねえよ。助けてやるから。 「悪いけど、俺はこいつを逃がさせてもらう」 「……分かりませんね。何故妖怪を助けるのです。貴方は退魔師でしょう」 「なら何であんたはこいつを退治するんだ。確かにこいつはその辺のやつと比べりゃデカいけど、出来るのは精々他のと同じで驚かせるくらいが関の山だろ」 式神に追われるようなやつにそんな大層なことが出来るとは思えないし、点数稼ぎが目的でないならこいつを狙う必要はないはずだ。 下手すりゃ見た目可愛い女の子だしこんな爺さん婆さんの多いど田舎なら可愛がられる可能性すらある。 「何でと言われましても、妖怪は退治するものでしょう?」 「……は?」 何言ってんだこいつ。まあ向こうも似たようなこと考えてるんだろうけど。 「そうですね。強いて言うなら、……気持ち悪いからでしょうか? 人間以外でこんなのがいたら気味が悪いですし」 「ひ、ひどい……! なんでそんな勝手な理由で私たちが殺されなきゃいけないのよ!」 後ろの妖怪少女が堪りかね声を荒らげた。 まあ、今のは、ちょっと 「ムカつく」 「はい?」 「点数稼ぎ、やってやるよ。有名どこの退魔師を倒したら結構知名度あがるしな」 「……ほお。いいでしょう、どちらにせよ邪魔をするのであれば力尽くで退かせなければいけませんし」 「けどその前に、こいつを逃がしてからだけどな!」 相手が戦闘態勢に入る前に身体強化した両手を強く叩き合わせ、音が響き渡ると同時に短い呪いを唱える。 音を媒介にした消音の結界。今の音が響いた範囲まで張られた結界外には一切内側の音は聞こえなくなる。 森の中だし音も結構響いた。かなりの範囲で結界も張られただろ。 続けてウエストバッグから御札を取り出し、込めてある術式を開放! 「霊撃!!」 開放した瞬間強烈な光が発生し、それをモロに喰らった菅野が目を抑えてふらついている。 何か昔調子に乗りまくってた天空の城の王のオッサンがあんな感じになってたなー。 「くっ……! 一体何を!」 本来なら周囲に光と共に衝撃波を発生させる霊撃だが、こいつは威力を最大限に抑え光のみを発生させる、まあいわゆる目くらまし用のものだ。 本気で撃つと後ろのやつまで退治しちゃうしな。 さて、菅野の視力が回復する前にさっさと逃げるか。 「きゃっ! ちょっとどこ触って……!」 「うっせ。お前みたいなガキのケツ触っても嬉しかねーよ」 後ろで震えていた少女を肩に抱え、飛んでその場から離れた。 「ま、ここまで離れりゃ大丈夫か」 流石に妖怪一人を担いで全力で飛ばすと疲れるな。 まあ急いだ甲斐あって結構あいつから距離も離せたし良しとするか。 「お前は山を出ろ。見つかった以上、もうここには住めないだろ」 このまま山に住んでたらきっと別の退魔師に退治しに来るだろうから、もうこいつにとってここは安全とは程遠い場所にしかならないだろう。 「あんたはこれからどうするの?」 「俺か? 俺はさっきの場所に戻ってあいつをとっちめてくる」 ああまで言った以上逃げるわけにもいかないし、それに逃げたりしたら多分こいつをまた式神かなんかで追いかけるだろうしな。 だからこいつが逃げるまでの時間稼ぎをしないといけない。 「それとお前、ああいうのに対処できるように霊弾くらい撃てるようになっとけ。妖怪なんだしすぐ出来るようになるだろ」 「霊弾?」 「これだよ、ほれ」 手のひらに野球ボールくらいのサイズの霊弾を生み出して見せる。 「へぇ、それでさっき追いかけて来てたの倒したの?」 「ああ。使い手次第で威力が結構変わるし、簡単に出来るから便利だぞ」 「どうやってやるの?」 「ええとだな……」 簡単にコツだけを教えると流石は妖怪というべきか、妖怪少女はあっさりと霊弾を作り出した。しかも結構強力な弾だ。 俺の時は一週間くらいかけてようやくそれっぽいのくらいなもんだったんだけどなぁ……。 「まあ威力もそこそこありそうだし上手いこと使えば他の退魔師からも逃げられんだろ。あ、でも悪用はすんなよ。驚かせるくらいなら妖怪の本分だから多少はしかたないけど、一般人を傷付けたりしたら退治依頼が出るからな」 「分かってるわよ。だからこんな山奥に住んでたんだから」 「それもそうか」 まあ俺が退治してる街中の妖怪共はイタズラばっかりしてるけどな。 「ねえ、あいつが言ってた点数稼ぎってなんなの?」 「ん、ああ。明確な数字があるとか成績があるわけじゃないんだけど、まあ要するに妖怪を倒したり、お偉いさんの護衛をしたりして知名度を上げることをたまに点数稼ぎって言ったりするんだよ」 「そうなんだ。でも私なんかやっつけてそんなに点数稼げるの?」 「そうだな。一応街中にも妖怪はいるにはいるんだけど、てんで大したことない弱いやつらばっかりなんだけど、お前を退治したらその50匹分くらいの評価は貰えるんじゃないか?」 「え、私ってそんなすごいの?」 「俺も本格的に仕事始めてまだ1年と少しくらいだけど、お前みたいにデカいのは初めて見たな」 『あいつ』を除いてだけど。 「そっか……。私大丈夫かな、山を降りて。すぐに退治されちゃうんじゃ」 「大丈夫だよ、さっきも言ったろ。霊弾を上手く使えば逃げられるって。それに大人しくしとけば見つかんねえよ」 「うん……」 「ったく……」 めちゃくちゃ不安そうな顔してるな。 まあしょうがないか。街に降りるだけでなく、長いこと住んでた場所を捨てなくちゃいけなくなったんだから。 お、そうだ。 「なあ、お前住むんなら○○町にいけ」 「え、○○町?」 「ああ、俺もそこに住んでるから。たまには顔出してやるよ」 「ほ、ほんと!?」 「おう、約束だ」 目線を合わせて頭をグシャグシャ撫でる。 「ちょっ、ちょっと! 何撫でてんのよ!」 「あー? 子供の頭を撫でて何が悪い」 「誰が子供よ! 少なくとも私はあんたよりも年上なんだからね!」 何言ってんだこいつ、とも思ったがそういや妖怪は長生きな上に見た目も殆ど変わんないんだっけか。 でも精神的にも結構ガキっぽいしなぁ。 という訳でこいつの言い分は却下。俺は撫でる! 「も、もう!」 「ははは、顔が赤いぞー。嬉しいのかー、照れてんのかー?」 「誰がよ! 照れてない! 嬉しくない!」 でも手は払いのけないと。やっぱガキだこいつ。 ふぅ、俺も満足したし、そろそろ行こうかな。あまり待たせるわけにもいかないし。 「じゃあ俺ももう行くな。お前もちゃんと山を降りろよ」 「う、うん」 撫でていた手を放して元の道へと踵を返して進もうとしたが、一つ聞き忘れていたことを思い出した。 「なあ、お前の名前なんていうんだ?」 「名前? 無いわよそんなの」 「無い?」 「今までずっと独りだったから名前なんて必要なかったもの」 まあ確かに今まで会った妖怪にも名前を持ってない奴も結構いたっけか。 うーん、しかし名前が無いと呼ぶときにちょっとめんどくさいな。 ……ふむ。 「じゃあお前何の妖怪なんだ?」 「朱鷺だけど?」 「よし、お前の名前今から朱鷺子な」 「……は!? ちょっ、ちょっと!? 雑すぎない!?」 「はっはっは。ネーミングセンスの無い俺に会ったのが運の尽きだったな。またなー」 適当な別れの挨拶を残してその場から俺は飛び去った。後ろから「ちょっとー!?」とか聞こえるが無視だ。 さてと、どうあの菅野ってやつと戦うかな。 「はあ、行っちゃった。もう朱鷺子でいいや。ちょっと可愛いし」 さっきの場所に戻ると、開けた木々の中で瞑想している菅野を見つけた。 ……やっぱ普通の使い手じゃないな。瞑想一つとっても集中力がハンパじゃない。 そしてこちらに気づいたのか、俺のいる上空へと視線を向けてきた。 「待たせたな」 「いえ、こちらも準備が整いましたので」 菅野から数メートル程離れた位置へと降りる。 準備ね、まあ大人しく待ってるわけないわな。何かしらのトラップを仕掛けてあるんだろう。 でもその痕跡や霊力が微塵も感じられない。これじゃ対処が出来ない。 結界の類なら得意なんだが、それ以外はあんまり才能ないって神奈子さんにも言われちゃったからな。力尽くで押し通るしかないか? それと気になることがある。 「あんた何で大人しく待ってたんだ? あいつを逃したくないなら追いかけてくれば良かったのに」 「いえ、聞きたいことがあったもので」 「聞きたいこと?」 「貴方は先ほど私に『何故妖怪を退治するのか』と問いましたね。なら貴方は何故退魔師でありながら妖怪を守るのです? 今度は答えてもらいますよ」 そういやさっき聞かれたのにそれを無視して質問を質問で返しちゃったんだっけか。悪いことしたな。 まあ向こうにも答えてもらったんだし答えないわけにもいかないか。隠すようなことでもないし。 「悪くない奴を退治する理由なんてどこにもないだろ。大体あんたは気持ち悪いから退治するとか言ってたけど、ちゃんとあいつらと話したこととかあるのか?」 「話す?」 「そうだよ。確かに人に敵意持ってて大怪我させちゃうようなやつは俺も退治してるけど、他の妖怪は大体結構いい奴らなんだぞ」 初めて仕事を貰ったときの話だけど、とある不思議スポットになってる廃家でけが人が出ているから解決して欲しいという仕事を受けたことがある。 じゃあそんなとこ行くなよとも思ったが仕事なので向かってみると、その依頼場所の廃家で妖怪から突然足を引っ掛けられて思いっきり額を壁にぶつけて、痛みを堪えて後ろを振り向くとそこには悪戯に成功して腹を抱えて思いっきり笑ってる妖怪を見た。 その光景に毒気を抜かれてしまったのか、無邪気に笑う妖怪に何だか釣られてしまって一緒に笑ってしまった。 一頻り笑ったあと俺はその妖怪を退治するのではなく、けが人が出てるから悪戯はやめてくれと頼んでみた。何となく悪い奴ではないと思って、言葉で解決できると思ったんだ。 するとそいつはやめる代わりに俺がたまに遊びに来てもらうという条件付きであっさりOKしてくれて、他の依頼でも似たようなことが多かった。 それで分かったんだ。きっとあいつらは人を傷つけたいんじゃなくて、人にかまって欲しいだけなんだって。人が好きなんだって。 朱鷺子も態々村の近いこの山を選んでいた。住みやすいのもあっただろうけど、安全を考えればもっと村もなにも無い山奥にでも住んでたほうがいいはずだ。 「悪い妖怪もいる。でもそれは人も同じだ。さっきのあんたは俺からしてみりゃただ無差別に平穏に暮らしてるやつを殺しまわってる極悪人だよ」 「……なるほど、それが貴方の考え方なのですね。よく分かりました」 何が、という暇もなく菅野が自分の足元に何かを投げるような動作をすると共に俺の足元から飛び出した鎖が俺を縛り付けてきた。イデデデデデデ! 肩が思いっきりしめつけられて痛い! 「なんだこれ!?」 「これが私の言っていた『準備』ですよ。自分の指定した場所を繋げる術なんですがね、かなり特殊な上に貴重な符も使うのですが、まあ君なら惜しくはないでしょう」 そりゃ光栄なことで……! んで俺を縛り付けてる鎖はよく見てみりゃ鎖分銅か。また渋いもん使いやがって。 でも、なるほどね。 「余裕がありそうですね」 「まあね。で、何が分かったって?」 「ええ。貴方はとても良い人で個人的にも嫌いではないのですが、分かり合うことは出来なさそうだ。ということがね」 そういうことね。そりゃ同感だ。俺は個人的にも嫌いだけど。 「では何もさせて差し上げることが出来ずに悪いのですが、終わらさせてもらいましょうか。貴方は中々厄介そうですからね」 「もう遅い」 「はい?」 「俺が混乱してる間に終わらせておくべきだったな。あと肘下までしっかり縛っといたらあんたの完封勝ちだったよ」 まあ鎖にも縛ると体の中を相手の霊力が通って全体が動かせなくなる術が付与してあるみたいだけど、その霊力は俺の中で『寸断』させてあるんでね。 縛られて無い肘から先を上げて人差し指を伸ばし、なにも無い空間に線を描く。 そこに開いた『境界』に手を突っ込みストックしていた木刀を取り出し、足元から伸びている鎖を断ち切った。 「なっ……!?」 「あんたは術師としては俺よりすごいよ」 結界術なら負ける気がしないけどね。 断ち切られたせいで緩まった鎖を外し適当に投げ捨てる。 「でも相性が悪かったな。この後も仕事があるんで、さっさと終わらせる!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3ヶ月ぶりですが土星です! 前回の投稿が4ヶ月ぶりの投稿だから前よりは短い!やったね!って遅いことにまるで変わりはないわ! 今回は菅野さんと朱鷺子に出てもらいました。 奇縁譚では色々と久櫛 縁さんの魅力的なオリキャラがいるんですが、菅野さんは俺の中でのメインヒロインとも言える栞ちゃんに次いで好きなキャラです。でも彼は次の話で某摩訶不思議アドベンチャーのヘタレで有名なあの人ほどではないですがかませ犬になってもらう予定です(ごめんなさい) 後東方原作では朱鷺子というのは二次で付いた名前なので名無しにしようか迷ったんですが、でも閑話で自分で朱鷺子って言ってたよなーとか、でもそういう二次設定あんまし好きじゃないんだよなーとか、奇縁譚本編で出番まだかなーとか(チラッ 考えた結果じゃあ無理矢理納得のいく設定つければいいかという結論に至りこうなりました。 でも今回の話だと結局後々一般人に怪我させたのって霊弾教えたこいつのせいだなーとか思ったり。犯人はこいつです(笑) まあ良也と会えるきっかけになるんだしまあいっか。 それと今回のお話難産だったり。 話の流れは頭の中で殆ど纏まっていたんですが、上手いことセリフや地の文章が思いつかなかったりしてかなり苦悩しました。妥協してる箇所もかなりあります。 昔から戦闘っぽいのを書くと上手く纏められないんですよねー。その場面を字で伝えようと思ったら余計こんがらがったり。何とか意味不明な状態になってなければいいんですが……。 後最初の森を飛んでいく下りが奇縁譚の十九話に似てしまってるんですが、あれ本当パクリとかじゃないんで!でもごめんなさい! はあ、縁さんみたいに文章上手くなりたいものだ。 |
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