注意! この短編は作者ブレイドが雑記掲示板にて思いついた“ネタ”です。会話文が読みずらかったりやっつけで書いたのでおかしなところもあることと思います。基本的に“にゃ”はな、だ、ぜが変化したものが多いですが中にはそれ以外が変化したものもございます。それでも構わにゃい方はどうぞ 博麗の巫女の朝は早い。朝食の仕込みや掃除洗濯、日課である賽銭箱の中身の確認などやることが多いのだ。 「……はぁ、また葉っぱしか入っていないのね……」 そもそも朝一番までにお賽銭を入れに来る者なんているとは思えないがもしかしたらという期待が毎朝彼女を動かしているのだろう。 そしてその度に現実を目の当たりにする羽目になることから一日が始まるというなんとも不憫極まりない生活を送ることにも慣れているのかさほど落胆はしていない。 「さて、そろそろお味噌汁も良い具合に「……い〜む〜!」! あいつ、遂に朝食もたかりに来たわね」 霊夢が煩わしそうに空を見やると未だかなり離れているものの確かに“黒い何か”がこちらにやって来ている。ため息と共に霊夢が取り出したのは彼女がもっとも得意としているスペルカード…… 「毎日毎日たかりに来て……今度は朝食も? 朝に来たことを悔いなさい![霊符 夢想封印]!」 「え!? ちょ、にゃー!!」 容赦ない一撃にあっけなく“黒い何か”、霧雨 魔理沙は神社手前の階段付近で文字通り叩き落とされた。そのまままっすぐ石段に頭からぶつか…… 「いてててて……危にゃいだろ!? 馬鹿になったらどうするんだにゃ!」 ることなくまるで猫のように空中で身を翻し石段の上に着地した。霊夢は自称親友を名乗る魔理沙がこれほどまでに人間離れしているとは思わず呆れた表情を浮かべて……固まった。 「ま、ままま魔理沙……よね?」 「……言いたいことは分かるが霊夢も自分の頭を触ってみるんだにゃ」 魔理沙を名乗る者のの言葉に従い頭に手をやってみると 「な!?」 そこには目の前の少女と同じく、“ネコミミ”が霊夢の頭に生えていたのだ。 少女混乱中 「つ、つまり魔理沙は朝顔を洗った時にはもう……生えてたの?」 「……ああ、珍しく早く起きたなぁと思ったら……生えてたにゃ」 二人のネコミミ少女は向かいあって朝食を食べつつ自分達の身に起こったことについて話し合っている。余談だがやはり魔理沙に朝食をたかられたのでもう一発夢想封印を食らわせた。 「異変……よね?」 「異変……だにゃ」 「「ふ、ふふふ、うふふふふふ」」ベキ ベキ 暗い暗い、悪魔さえも裸足で逃げ出すのではないかと思える程の黒い陰を纏いながら少女らは笑う。手にした箸なんかは真っ二つにされていることから少女らの怒りはこの上ないものだということを如実に物語っていた。 「行くわよ魔理沙、異変を解決しに行きに」 「ああ、悪いやつは退治しにゃくちゃにゃ」 二人のネコミミ少女らは幽鬼のごとく立ち上がるとそのまま一言も喋らずに神社を後にした。 ネコミミ少女ら探索中 「妖精もネコミミが生えてるんだにゃ」 「……可愛いわね。でも妙ね、異変にしては妖精が襲ってこないにゃん……て」 ついに霊夢、いやネコ巫女霊夢にも魔理沙と同じように口調に“にゃ”入り始めた。無言で停止している霊夢に魔理沙は感極まった表情を浮かべている。 「れ、霊夢、くく、や、やっとお前も、か、可愛いにゃ?」 慰めているつもりなのだろうが笑いをこらえきれていない、当然霊夢の怒りのボルテージを上げるだけである。 「……絶対潰すわ」 「「「「「「!? にゃーー」」」」」」 霊夢から漏れ出している殺気に怯えた妖精達は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。 「あ〜あ〜逃げちゃったにゃ」 「一匹捕まえときゃ良かった……というか何で魔理沙はもう怒ってにゃいのよ!? さっきまであんたもキレてたじゃにゃい!」 「んーそうにゃんだけどさ、にゃんかこの格好もアリにゃ気がして、そもそも霊夢もリボンで耳みたいに見えてたんにゃし気にすることにゃいんじゃにゃいか?」 そう言うやいなや魔理沙は絶妙なバランス感覚で箒の上に立ち上がるとそのままクルリと回って見せた。確かに可愛いらしく活発な魔理沙にネコミミは良く似合っていた。 「あんたは良いわよ、金色の耳にゃから」 「髪の毛と同じ色みたいにゃな、霊夢は黒にゃし」 「それが嫌にゃのよ!」 霊夢の言い分に魔理沙は今ひとつ理解が出来ない。彼女の怒りは自身をネコミミにしたことではないのか? そう尋ねると返ってきた答えは否、そして何が不満なのかを語り出した。 「ネコミミが生える位でどうなるわけじゃにゃいわ。何より不満にゃのは……この色よ!」 そう言って指差すのは自身のネコミミ、その色は先ほど魔理沙が言ったように自身の髪の色と同じ黒色である。 「だからどうしたんにゃよ。似合ってるじゃにゃいか」 「黒にゃんて、黒猫にゃんて不吉過ぎるじゃにゃい!」 「……は?」 その後詳しく聞いた所黒猫は不吉の象徴と見られることがあり、それが自分に生えてるなんて縁起が悪いということらしい。そのことを聞き終えた魔理沙の顔はなんとも言えないものであった。 「そ、そんにゃことであんにゃに怒ってたのか?」 「そんにゃことって、これ以上お賽銭が入らにゃかったらにゃんて考えたくもにゃいわ」 「いや、多分そんにゃに変わらにゃ「にゃに?」にゃんでもにゃい」 そんなやりとりを繰り返しているうちにネコミミ少女らは最初の目的地である“紅魔館”へとたどり着いた。 「さて、パチュリーを問い詰めるとしましょうか」 「こんにゃ魔法パチュリーが使うかにゃ?」 「何かの実験かもしれにゃいじゃにゃい。聞いてみる価値はあると思うにゃ」 ネコミミ少女ら移動中 「……いつも通り門番は寝てるにゃ、猫耳にゃけど」 「朝から寝てるのかしら? 本当にこいつ門番にゃのかしら」 目の前の華人少女、紅 美鈴は腕を組み、直立したまま眠りこけていた。時折紅色のネコミミがピクンピクンと動いている。 「どうするにゃ霊夢、ぶっ飛ばして突入するか?」 魔理沙が八卦炉を構えて霊夢に尋ねる。しかし答えたのは霊夢ではなく別の人物であった。 「紅魔館が壊れるから止めてもらえるかしら」 霊夢と魔理沙が振り返った先にいたのは紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜であった。勿論銀色のネコミミ付きで 「貴方達が来るのはお嬢様からうかがってるわ、先に言っとくけどパチュリーも現在原因究明中ですわ。ですからお引き取りを」 咲夜は早口に霊夢と魔理沙が聞こうとしたことを言うとさっさと帰れと言い始めた。そのことが気になったのか霊夢も魔理沙も引く気はないことを告げ、スペルカードを構えた。すると…… 「お嬢様の愛くるしいお姿を貴方達に見せるわけにはいかにゃいのよ!」 「「うわ……」」 何時にも増して忠誠心を鼻から出し始めた咲夜に霊夢と魔理沙はドン引きした。最早滝のような勢いでこぼれている忠誠心が地面に広がりものの一分程で咲夜の周りは半ば池と化している。 「お引き取り、願えるわよね?」 「わ、わかったにゃ、わかったから早く鼻血止めたほうが良いにゃよ」 霊夢の言うとおり早く血を止めないと咲夜の命に関わるだろう。するとまるで手品のように咲夜の鼻血がピタッと止まった。時を止めて血を流さないようにしているのだろうが失った血液までは回復しておらず咲夜の顔はかなり青くなってきていた。 「それにゃあ私は中国にお仕置きをしにゃいといけないから、パチュリー様がにゃにかわかったら使いの者を送るそうよ」 「……ああ、わかった。お前も倒れるにゃよ」 そう言うと霊夢と魔理沙は紅魔館を後にした。そのすぐ後にゃぁああああああという断末魔が聞こえた気がした二人であったが目もくれずに異変についてを話し合っていた。 「パチュリーは違ったみたいね」 「みたいだにゃ、次はどこに行くんにゃ?」 魔理沙の問いに霊夢はしばしこんな異変を起こしそうな者達を思い浮かべその中から考えられる人物を述べる。 「後怪しいのはアリスか永遠亭の薬師、紫かしらね、紫は今冬眠の時期にゃから除外するとして後の二人ね」 「アリスは違うと思うにゃ? 神社に行く前に寄ってみたら部屋の隅で布団にくるまってにゃし」 「にゃによにゃによにゃんにゃのよこれは……」ブツブツ 「にゃ、にゃんは〜い」 「ほうにゃ〜い」 「目に浮かぶ光景ね」 「にゃから別の場所、永遠亭に行ってみにゃいか?」 魔理沙が考えているのは永遠亭の薬師、八意 永琳がネコミミ化の薬を幻想郷にバラまいたというものであった。新薬を作っては自分の弟子を用いて実験しているともっぱらの噂なのでそう思うのも無理はない。 「……行ってみにゃしょうか、にゃにか判るかもしれにゃいし」 「そうと決まれば膳は急げだにゃ」 ネコミミ少女ら移動中。 「そういえば、あそこの兔娘、うどんっていったっけ? あいつはどうにゃってるのかしら?」 最初は霊夢のふとした疑問だった。先に挙げられた永琳の弟子、鈴仙・優曇華院・イナバは兎の妖怪、よってその頭には元々ウサミミがついているのだ。しかし現在幻想郷の住人はネコミミが生えるという異変が起きているならウサミミである彼女はどうなっているのだろうか? 考えれば考えるほど霊夢と魔理沙はその謎を解きたくて仕方なくなってきていた。ネコミミ化によって彼女らの好奇心も増大されているのかもしれない。 「――楽しみが増えたんだにゃ」 そして霊夢と魔理沙は更に速度を上げて永遠亭へと向かった。鈴仙がネコミミなのかウサミミなのかを確かめる為に…… 霊夢と魔理沙は早く飛んで来ただけあって紅魔館から小一時間程で永遠亭までたどり着き、その扉を吹き飛ばして中に侵入した。 「さて、猫か兎か、じゃにゃくて永琳を問い詰めにゃいとね」 「…………おお、すっかり忘れてたにゃ」 霊夢と魔理沙は勝手しったる顔で永遠亭内を探索し始めるもすぐに妖怪兎の群れに囲まれてしまった。あんな派手な侵入をしていたので当たり前と言えよう。 「どこからともにゃくわらわらと、兎ってゴ○ブリの仲間にゃたかしら」 「霊夢って異変の時には何に対しても容赦がないにゃ、感心するにゃ」 乙女としてはどうかと思うけどにゃと霊夢に聞こえないようボソリと呟いているものの魔理沙を良く知る者ならばあんたも似たようなものだとツッコまれていただろう。 次々と妖怪兎を蹴散らしていく霊夢と魔理沙は割とすぐに目的の一つを達成する事ができた。奥からやってきている人物は兎ではなく人型の妖怪、永遠亭にいる人型妖怪は二人いるが向こうから走ってくる人物は紛れもなく件の兎娘、鈴仙・優曇華院・イナバその人である。 「妙な波長を感じると思ったら! あんた達!いきなり何のつもり!?」 鈴仙は怒り浸透な面持ちで霊夢と魔理沙に詰め寄るも彼女らの視線は別のものに釘付けであった。 「猫耳だわ」 「猫耳だにゃ」 「う、うるさぁい! 見るにゃぁ!!」 鈴仙はウサミミではなくネコミミと化していた。しかも何時もの長いウサミミと違い今は短い垂れたネコミミ、鈴仙はそれが恥ずかしいのか顔を真っ赤にして両手でネコミミを隠しているのだ。 「何かしら、この体の奥底から湧き上がって来るのは……」 「凄く……可愛いにゃ」 彼女達は知りもしなかったが現在彼女達が感じているもの、それは外の世界で萌えと呼ばれるものに近い感情なのだろう。 「と、ところで永琳はいるかしら? こいつのことで聞きたいことがあるのよ」 霊夢が指さすのは当然ネコミミ。鈴仙は霊夢達が来た理由を把握したらしくため息を漏らし質問に答えた。 「……師匠にゃらさっきまでてゐに尋も、お仕置きしてたにゃ。今回のこれはてゐが勝手に試薬をバラまいたんじゃにゃいかって」 「にゃるほど、あの兎詐欺が犯人だったのね。だったら夢想封「違うかったらしいにゃ、自白剤を致死量ギリギリまで使っても知らにゃいを通したそうにゃから」にゃによ期待させにゃいでよ」 「結局また振り出しに戻ったわけか、どうする?」 アリスでもなく、紫でもなく、永琳でもない。完全に捜査は振り出しに戻ってしまった上に新たな手掛かりもない。どうしたものかと悩んでいると意外な人物が永琳亭にやってきた。 「ま、魔理沙さん! 霊夢さんも! にゃっと見つけましたよ!」 「お前、小悪魔じゃにゃいか!? にゃんでこんにゃところに……」 そう、やってきたのはパチュリーの使い魔で紅魔館内にある数十万冊はあると思われるパチュリーの図書館の唯一の司書、小悪魔である。 どうやら小悪魔は魔理沙達が生きそうな所を巡りまわっていたらしく見てとれるように疲労していた。 「さ、咲夜さんから伺っていませんか? 異変について何かわかれば使いを出すと……」 赤いネコミミを開いては閉じ開いては閉じを繰り返して熱を放出している小悪魔の言葉に霊夢に魔理沙、そして鈴仙もまた大きく反応した。 「にゃ、にゃにかわかったの!?」 「流石パチュリーだにゃ!」 「いったい誰が私の耳を!?」 上から霊夢、魔理沙、鈴仙の順番で小悪魔に詰め寄るもあくまで使いである彼女は何も聞かされていないらしく霊夢達を呼んでこいと言われただけらしい。 「紅魔館に逆戻りにゃんて……素直に待っとくべきだったかしら……」 「まぁこんなに早く判明するにゃんて思ってにゃかったから仕方ないにゃ。行こうにゃ」 霊夢と魔理沙、そして小悪魔はパチュリーの待つ紅魔館の図書館へと出発しようとしたその時、待ったのかけ声が上がる。声の主は鈴仙、その表情は般若と化していた。 「私も行くにゃ。こんなふざけたことしでかす奴はただじゃおかにゃいんにゃから!」 ネコミミ四少女移動中。 再び紅魔館へとやって来た霊夢達が最初に見た者は真面目に門番をしている……ルーミアの姿であった。 「にゃんで!?」 霊夢が驚くのも無理はない。僅か三時間足らずで門番がネコミミ中華娘からネコミミ幼女にチェンジしているのだ、種類が幅広いにも程がある。 「えっと……中国さんが気絶してしにゃったので代理で門番をお願いしたそうです」 「あ、そう……」 「んー? 侵入者にゃのかー?」 霊夢達に気づいたルーミアは意外にも門番らしく侵入者と思っているらしい霊夢達を迎え撃とうとスペルカードを構えており、中国よりはやる気があるように感じられる。今にもスペルカードを発動しようとしているルーミアに小悪魔は慌てて止めに入った。 「あにゃにゃにゃにゃ、ルーミアさん! この人達はパチュリー様のお客様です! 侵入者ではありませんよ!?」 「そーにゃのかー、じゃあどうぞ〜」 ルーミアはあっさりとスペルカードをしまって門を開いた。 「しっかしお前もよく門番なんて引き受けたにゃ?」 魔理沙はやはりルーミアが門番をしていたことが気になっていたのでその理由を問うた。するとルーミアはよだれを垂らし、悦に入り始めた。 「にゃって良く本を盗みに来る生きの良い人肉は食べていいって言われたし夕食もご馳走してくれるって言われたらにゃ〜今日は沢山食べれる〜♪」 「……そうか、良かったにゃ」←良く本を盗みに来る生きの良い人肉 「生きの良い人肉楽しみにゃのだ〜♪」 目をキラキラ輝かせているルーミアだが目の前の魔理沙がそうだということには全く気づいておらず、普通に霊夢達を紅魔館の内に招き入れた。 「それじゃあ食べられにゃい人類“3”人ご案内にゃのだ〜」 「こいつ妖怪よ? そんなのもわかんにゃいの?」 霊夢が指さすのは鈴仙、間違っていないとはいえ指さされるわこいつ扱いされるわで鈴仙は怒りを飲み込み1人で奥へと進んでしまった。その後ろを小悪魔がついていき、更にその後ろを魔理沙が我が家のように歩いて行き、門の所にいるのは霊夢とルーミアだけとなった。 「じゃあ私も行くから」 霊夢はそう言うやいなや急ぎ足でその場を去り、パチュリーのいる図書館へと向かってしまった。 「……そーにゃのかー?」 ただ1人残されたルーミアは再び侵入者を防ぐ為、門を閉じた。 ネコミミ少女×4移動中 所変わって此処はパチュリーの図書館、その奥にパチュリーと霊夢達4人はいた。周りのは多くの魔導書が積まれいたがパチュリーは霊夢、魔理沙、鈴仙に見えるよ一冊の魔導書の1ページを開いて見せた。 「読めにゃいわよ」 「私も」 「……」 「……仕方ないわね、いい?」 書いてある文字は英語なのだが霊夢と鈴仙には読むことなんて出来ない。魔理沙は一応読めるが時間が掛かる。仕方なしにパチュリーがどういった魔法か説明し始める。 「ここに書かれているのはおよそ3世紀程前にとある魔法使いが記したオリジニャルの魔法よ。さほど術式も魔力も必要としにゃい、ね」 「……予想出来るけどどんな魔法にゃのかしら」 代表して質問をしている霊夢だけでなく魔理沙、鈴仙もなんとなしに予想が出来ていた。 「対象に動物的要素を付加する魔法よ。本来の用途は対象に動物を憑依させて悪魔と戦うものだそうよ」 意外と霊夢達が考えていたものよりは真面目な内容だったのが次の言葉で今回の異変の全てが判明する。 「今回の異変はこの魔法の対象を幻想郷全域に設定、これは全員猫耳を生やすことと言語に重点を置いたことで解決するにゃ。……そして前にこの本を読んで術式を研究していた人物を私は知ってるにゃ。というかこんにゃこと思いつく人物にゃんて“あいつ”しかいにゃいでしょうね」 「……にゃるほど、私も最初は疑ったわ、でもそんなに力を持ってにゃいから除外してしまったたわ」 「……」←怒りのあまり声もでない。 一瞬、図書館の空気がピシリという音が聞こえた気がした。ふと見やると魔理沙とパチュリー、そして小悪魔“さん”が本来の耳を押さえている。そして次の瞬間図書館内を少女らの怒号が木霊した。 「「りょ〜にゃあああああ!!」」 (ふ、遂にバレてしまったか、そう、これは全て僕、土樹 良也の仕業さ……ここであの本を見つけた時からこの計画は始まっていた。みんなのネコミミ姿が見たい! その一心で改良に改良を重ねたのさ!) 「霊夢! あの変態は今何処!?」 「知らにゃいわよ! むしろ私が知りたいわよ!」 (無駄だよ、今の僕はにとり製の光学迷彩に魔力遮断の魔法をかけてる。誰にもバレやしないさ。まぁルーミアにはバレたかと思ったけどね) 「良也にゃらそこにいるわよ」 「……へ? あ、しま!」 (な、なんでバレてるんだ!? いや、そんなことより早く逃げn) 「「み〜つけた♪」」 「あ゛……」 この時、僕は意識を失った。気が付いた時には体はぐるぐる巻きにされていて目の前には今まで知り合ってきた幻想郷住人の皆さんが笑って立っていたんだ。目は笑ってなかったけどね。その時にパチュリーにネタバレされたんだけど魔法使いの工房に魔法使った状態でいて気づかないわけがないって……基本じゃないか何やってるんだか……さて、悪いけどこれ以上思い出したくないんだ……未だにあの時の恐怖が忘れられないんだ! みんな僕が蓬莱人だからって一切加減しないしさ! くそう、今度は魔法使ったらすぐに外に逃げて……ん? スキマ? 一体どうし……え? あの、紫さん? な、何でそんなに無表情で、は? 藍さんにネコミミ生えてるの見られた時に歳考えろって言われた? え、それ僕のせい!? いや、ちょ、待って! あ、アッ――!! 猫耳異変 主犯 土樹 良也 地の文担当 土樹 良也 フルボッコ使用スペカ 全キャラの全スペカEasy〜Extra 終わり あとがき どうも、ブレイドです。やっちゃいましたwwだって雑記掲示板でネコミミフィーバーだったし! 思いついちゃったんでジェバンニしましたwwそのせいか全キャラ出せなかったし文章がおかしいところもあると思います。もし見つけられた方は是非おしえていただきたいです。あ、感想でも構いませんww それではこの辺りで、ここまで読んでいただき有難うございました。m(_ _)m |
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