東方萃幻想 〜第3話 幻想入り〜 「うわぁぁぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 どすん!!。 「いってて、くそ、あのやろう・・・。って、ここは?」 ・・・・・・・・・・・。なんか果てしなく森です。ハイ、360°どこみても立派な森です。本当にありがとうございました。・・じゃなくて 「・・・どこだよ。ここ」 よし、OK!冷静に考えてみよう、まずは、深呼吸。親父も母さんも心を落ち着かせる時はまず深呼吸と言っていたからな。吸ってー・・・、吐いてー・・・、吸ってー・・・、吐いてー・・・。ふぅ、まずはさっきまでのことを順番に考えてみるか。 1、家に帰ったら変な女に襲われた。 2、そいつは妖怪だった。 3、家族の無事は確認した 4、妖怪は幻想郷から来たらしい。 5、スキマツアーへレッツゴー!! まず、2と5がかなり、かな〜〜〜り、気になるけどもとりあえずはそこらへんに置いといて、・・・・・・・・この流れを務めて冷静に解釈すると、此処は幻想郷ってことになるが。いや、やっぱり夢だよな、うん。たぶん今日の下校中の・・・のせいで気を失ったんだ。そして、浩人の異世界発言が印象に残ってたせいで夢に出てきたんだ。そうに違いない。まったく・・アイツらのせいでこんn「お前は食べてもいい人間かー?」・・・は? 「食べてもいい人間かー?」 子供?いつのまに現れたんだ?てか、食べてもいい人間か?って何を言っているのでしょうか?・・・ぐに。・・・痛い。アレ?おかしいぞ、古典的に頬をつねってみたが痛い。といことはこれは!!・・・・かなり、リアルな夢なんだなー。 「食べてもいいんだなー?」 「いや、待て!!落ち着こう!!お譲ちゃん。人間は食べちゃダメなものだよ?」 「そーなのかー。でも妖怪は人間を食べるものだって聞いたぞー?」 ・・・・・・。OK、認めよう。ここは俺のいた世界じゃないようだ。俺の世界にはこんなナチュラルに妖怪なんていなかった。つまりここは・・・・ 「幻想郷ってことかぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 先手必勝逃げるが勝ちだ!たとえ相手が子供だろうと仕方ないだろう妖怪なんだから。 「あ、逃げるってことは食べてもいいんだなー」 「違うわ!!」 さすが妖怪、解釈が人とは違う。いや、でもここではそれが当り前なのか? 「速ッ!?てか飛んでる!!?いやいやいやいや!!ないだろう!!それは!!」 「そーなのかー?」 「って追いつかれてるぅーーー!!!」 やばい、ヤバい、ヤバイ!!なにがヤバいってもう目の前で待ち構えてるってことがヤバい。これは、あの八雲 紫とかいう妖怪の時とは比べものにならない位やばい。 「あきらめたのかー?食べていいんだなー?」 まずいっ!!ここは・・・!! 「す、少し話をしないか?」(引き攣った笑顔で) 「そーなのかー?少しならいいぞー」 「そ、そうか、あ、ありがとう」 よしッ!!!乗ってきた!!一時的に命を取り留めることに成功した。しかし、話とは言ったが実際話など・・・ない。(汗)どうしよう、何かはなしをしなければ・・・。あぁ、クソ!!混乱しすぎてなにも思いつかん。どうすれb「どうしたんだー?はなししないのかー?」まずい!!そうだ!! 「お前、名前はなんていうんだ?」 「なまえかー?ルーミアだぞー」 「そ、そうか・・・」 やばい、思いついたはいいけど、まったく話が続けられねーッ!!ど、どうすれば?? 「もういいのかー?はなしがないなら食べていいんだなー?」 「いや、ちょっと待っ「いただきまーす」ッッッ!!!」 あぁ、俺はここで死ぬのか。死ぬ間際って走馬灯を見るっていうけどなんにも浮かばないな……、ってかどこで道を間違えたんだ?あ、アイツか、あの腐れ妖怪め、今度会ったら一発殴らないと気が済まん。そう考えていたらなんだか……、無性に、腹が立ってきた!! 「だぁぁぁ!!!!」 「!?!?」 「破ッ!!」 ずどーん、という音が森に響いた。 人間の底力は侮れないな、まったく。それに、これ以上合気道を習っていてよかったと思うこともないな。そして、瞬時に動けた自分に驚きだ、ハハハ。 「いたい、なにをするのだー!」 「…………マジか、ノーダメージかよ。かなりいいとこ入ったと思ったんだけどなぁ〜」 「もうガマンできない、いただきますなのだー」 「そこまでにしておきなさい、ルーミア?」 「誰だ!?」 〜霊夢side〜 ったく、なんなのかしら紫ったら。家に来るなり『魔法の森に来てちょうだい』とかなんとか言ってきて、しかもいつもの胡散臭い笑顔というサービスつきで。 「たいした事じゃなかったら、どうしてくれようかしら?」 1週間、3食すべて奢らせるとかいいわね。紫の式神の作る食事はおいしいのよね〜。あぁ、考えただけでお腹が……。 これもすべて紫の所為ね。 「まったく、どうしてくれるのかしら、ってあら?」 あそこにいるのは………、ルーミアかしら?魔法の森にいるなんてめずらしいわね、一体何しているのかしら? 『そーなのかー?少しならいいぞー』 ? 誰かと話しているのかしら? 「あれは、人間ね。でもどうしてこんなところに?」 里の人達は……さすがにここまでは来ないわね。だとしたら一体……。あぁ、もしかして…… 『なまえかー?ルーミアだぞー』 それにしてもあの人間、可哀想ね。よりによってルーミアに会うなんて……よほど運がないのかしら? 「それともルーミアに会いに来たのかしら」 ………ないわね。 『もういいのかー?はなしがないなら食べていいんだなー?』 『いや、ちょっと待っ『いただきまーす』ッッッ!!!』 ってやっぱり襲われてたか、ヤバいわねこれは、さすがに見殺しにはできないし……間に合うかしら? 『だぁぁぁ!!!!』 『!?!?』 ずどーん!!。 「……へぇ、驚いたわね」 まさか、ルーミアを素手で投げ飛ばすなんて、……でも効いてなさそうねルーミアには。 『いたい、なにをするのだー!』 やっぱりね。あの人間もあれは偶然だったようだし……、結局助けに行かないと駄目みたいね。 「さて、行きましょうか。めんどうだけど」 〜main side〜 美少女がそこにいました。 巫女さん、だな。コスプレか?でも巫女服にしてはなんだかやけに露出が多い気がするな。 「ルーミア、その人間は食べちゃ駄目よ」 「なんでだー?妖怪は人間を食べるものなんだぞー」 「なんでって、そんなの決まってるじゃない、私が見つけたからよ。ほら、さっさと諦めて帰りなさい。それとも夢想封印がいいかしら?」 「うー。わかったのだー。今日のところは見逃してやるのだー」 ………なんだか俺の知らないところで俺の無事が確保されたみたいだ、助かった。それにしても俺、空気? 「あ、そういえばルーミア?最後にひとつ聞いていいかしら?」 「なんだー?」 「なんで今日は魔法の森にいたのかしら?」 「それはだなー、八雲紫が『魔法の森にお手軽な人間がいるわよ』って言われたからなのだー」 八雲紫?それは、あの八雲紫のことだろうか?ってこんな名前がそうそう多くはいないか。てことは……… 「そう。やっぱりね。…もういいわよルーミア」 「またなのだー」 そういってあのルーミアっていう妖怪は飛んでいってしまった。そうなると必然的にこの少女と二人きりになってしまうということだ。 (やばい、こんな可愛い娘は見たことがないぞ。うわー、なんか緊張する。しかも巫女さんのような格好だし) 「あなた、名前は?」 俺に聞いているんだろうか?って俺しかいないか。 「えっと、……伊吹 翡萃です。」 「そう、じゃあ翡萃って呼んでいいかしら?あ、それと私は博麗 霊夢よ。好きに呼んでもらって構わないわ」 博麗?なんかどっかで聞いた覚えがあるような………気のせいか? 「じゃあ霊夢って呼ばしてもらうんで、そっちも好きに呼んでください」 「じゃあ翡萃、さっそくで悪いんだけどあなたは“外来人”かしら?」 外来人?外国から来たってことか、ってそういえばここは幻想郷だったか。 「……ここがもし幻想郷なら確かに俺は外来人ということになるな」 言っていることに間違いはないよな?大丈夫だとは思うけど。 「確かにここは幻想郷よ。……はぁ、やっぱりね。そういうことだったのね」 どうしたんだろうか?なんだかやけに疲れた表情になってしまったが。俺のせい? 「紫、いるんでしょう?出てきなさい、今すぐに」 霊夢は森に向かって呼びかけた。 え、紫?ここにいる?いきなり何を言って……いや、ありえなくはないな、あの能力なら。もし、いたら一発ぶん殴ってやる!やり返されるだろうが……。 「さぁ、出てきなさい!!」 そしてもう一度霊夢は森に呼びかけた。 あとがき どうも、トルミンです。 幻想郷に入って1発目はこれしかない!!と思ってました。 それにしても、戦闘(とはいわないですよね・・)の描写は難しいですね。。 といっても、逃げ回ってるだけですがwしかもくだらない理由ですしねww そして霊夢の登場です!霊夢らしさが出せてない気がする…… 相変わらず上手く書けていませんが読んでいただければ幸いです ではまた次回 |
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