事の発端 「良也さん。ちょっとご相談があるんですが……」 魔法の勉強中の僕に話しかけてきたのは小悪魔さん。ちょっと休憩しようと考えていたしお世話になっている小悪魔さんからの相談だ。訊かない理由などない。 「はい?なんですか小悪魔さん」 ありがとうございますと言いながら小悪魔さんが差し出して来た紅茶を受け取り軽く一口。うん。うまい。咲夜さんの紅茶が一番おいしいが僕は小悪魔さんの出した紅茶の方が飲みなれている。 「明日から三日間ほど私ちょっと用事がありまして、魔界の方に戻らないといけないんですよ。それでその間の司書の業務を引き受けて戴けないかと思いまして」 「僕に出来ることなら引き受けるところなんだけど……咲夜さんは?」 そこでいままで反対側で読書をしていた僕の師匠が口を挟む。 「業務内容は書架の目録作りと図書館の掃除。高位の魔導書は任せられないけれど一般蔵書はあなたでも問題無いでしょう?この二つよ。それと咲夜は館の仕事が忙しいわ。さすがに頼むのは気が引けるわよ。別に無理にとは言わないけれど……出来れば引き受けてくれないかしら?」 目録作りと掃除……それなら僕にも出来るな。咲夜さんは忙しい。そりゃそうかメイド長だもんな。なにより普段お世話になってる師匠と小悪魔さんからのお願いだ。引き受けなければ漢が廃る。 「その程度の内容なら引き受けるよ。明日から通えばいいのかな?」 「外の世界の移動賃も結構かかると以前言っていたでしょう?館に部屋を用意して貰うわ。明日から三日間紅魔館に滞在しなさい。レミィには言ってあるわ。」 「……僕が断る可能性は考えなかったのか?」 「あら、外の世界で教師をしているあなたが礼節を蔑ろにするの?そんな男には見えないわ。人を見る目はそれなりにあるわよ。少なくとも魔理沙に頼む気にはならないわ」 パチュリーの発言に小悪魔さんが苦笑して頷いている。二人からの信頼を感じた。よしっ。頑張るか! 「任された!」 「ありがとうございます。良也さん。では目録作りの説明をしますね。」 「うん」 「ま、滞在してる間しっかり修行も見てあげるわよ。業務が終わった後にでも集中的にね」 パチュリーの教え方は僕の授業の仕方と同じだ。基本とコツを教えて自分で考える力を付けさせる。間違えてる場所はしっかり説明して原因を考えさせる。教師としてもこの師匠から学ぶことは多かった。 「じゃ、明日9時頃に来るよ」 小悪魔さんから目録作りや掃除のやり方などを聴いて服の替えなどを取りに行くため帰ることにする。 「ええ。遅刻しないように」 「明日から三日間よろしくお願いしますね。良也さん」 東方奇縁譚AFTER IF 〜恋愛知識編〜 翌日 08:40 「おはよう。パチュリー」 図書館の奥にある部屋から出て来たパチュリーが驚いた顔をしている。 「良也……早いわね」 「外で教師をしている僕が遅刻なんて格好つかないだろ?」 「それにその服装……なんでスーツなわけ?」 そう僕の服装は教師の仕事をする時と同じスーツだ。 「三日間とは言え仕事は仕事だから普段着はどうかなと思って司書代理だし」 「別に誰も来ないと思うけどね。本を盗りに来る魔理沙とかくらいかしら」 それはそうか。一般開放してるわけじゃないんだから。ごく稀に東風谷とかが調べ物で来るとは聞いているけど 「ま、いいわ。なにかあったら言うから……掃除でも」 パチュリーが机を見て固まった。 「どうかしたか?パチュリー」 僕は内心にやにやが止まらなかった。 「あなた何時に来たのよ。しっかり机まで拭いてあるなんて」 「そんなに早くはないよ。8時ってところかな」 「まったく……勤務時間外に掃除しても手当てはつかないわよ?」 給料出るのか!?僕はそれが驚きだった 「パチュリーは喘息持ちなんだから居る時に掃除して発作が起きたらどうするんだよ。図書館の主を不快にして司書とは言えないだろう?」 パチュリーの喘息が先天性か後天性はたまたダストなのか知らないが埃が舞うたびに咽ている姿を僕は見ている。それくらいの気配りはあるつもりだ。 「……やるわね。魔法使い足るもの観察を怠っては三流よ。そのまま精進なさい。」 お褒めのお言葉を戴いた。 「物は試しに聞くけれど……紅茶は出るのかしら?」 「僕は紅茶の入れ方には詳しくないから咲夜さんに頼んでおいた。」 僕は手元の金の鈴を鳴らす。先ほど打ち合わせておいた通りに次の瞬間には紅茶に軽食が机の上に並ぶ。次の瞬間パチュリーの目が丸くなった。そして可笑しそうに微笑んだ。うわ。可愛い……滅多に笑わないから尚更だ。 「ふふっ……あなた秘書も出来そうね。まさかここまで手回しに気配りが出来るとは思わなかったわ。紅茶の入れ方を学べば執事もやれそうよ。」 「あ、あっちで目録作ってるからなにかあったらこれを鳴らしてくれ」 先ほど鳴らした金の鈴ではなく銀の鈴。これはパチュリーの声はあまり大きくないからだ。 「ええ……今日は良い一日になりそうだわ。よろしく。良也」 僕の方を向いて笑顔で言うパチュリー。僕は顔が熱くなっていることを自覚した。 12:30 リンリン。 目録作りに夢中になっていると鈴の音が聞こえた。 「呼んだ?パチュリー」 「ええ。昼食の時間よ。あなた夢中になってやってるみたいだから」 「もうそんな時間?」 ふと図書館の備え付けの時計を見る。12時半。確かに昼食にはほど良い。 「そうよ。お昼はどうするのかしら?」 「ああ。銀じゃなくて金を鳴らしてくれれば咲夜さんが来るよ」 僕はそう言いながら金の鈴を鳴らす。朝、そういう細かい取り決めをしておいた。夜はレミリア達と一緒に食べると聞いていたので昼の分もお願いしておいた。言うまでもなかったけれど ちりんちりん。 次の瞬間には咲夜さんがにこやかに台車を押しながら図書館に入ってきた。 「昼食のお時間です。食事をお持ちしましたよ。パチュリー様、良也さん。」 「ありがとう。咲夜さん。」 「いえ、まさか良也さんがここまで気配り上手だとは思いませんでした。司書の仕事も結構板についてるのでは?」 「見てたの?」 咲夜さんに驚いた視線を向ける。 「ええ。問題はないかと思いましたが少々。次の書架目録のために移動する時も決してパチュリー様のし……「ストップ!」くすくす……はい。」 ええい。こういうのは気付かれずにするから美しいんだ。僕の美学を崩してくれるな。 「なに?咲夜」 「いえ、なんでもありませんよ。それでは私はこれにて。次の仕事がありますので」 綺麗な笑顔に綺麗なお辞儀をし頭をあげた瞬間、咲夜さんは消えた。時を止めて去ったのだろう。 「なんだかよくわからないけれど……昼食といきましょう」 パチュリーは気付いてないようだ。首を傾げている。その仕草に少し胸がきゅんとした。 13:10 食後、軽く談笑する 「良也。あなた結構ああいう細かい作業得意なのね」 「そうかな?自覚はしてないけど」 「結構捗っているみたいじゃない。でもあんまり張り切ってもしょうがないわよ?どうせ終わるわけないのだからもう少し肩の力を抜きなさい。あなた水分も取らなかったわよ?」 「あ」 「小悪魔も気になった本があったら軽く目を通しながらやっていたんだからそれくらいでいいのよ」 ああ。そういえば。確かに目録作りながらたまに読んでたな。 「まあ午後も目録作りよ。あなたなりのペースで遣りなさい。後、妹様が来たら妹様を優先していいわ」 「いいの?」 「いいわよ。小悪魔は妹様の相手は出来ないけれど、あなたは出来るわ。最近読書が楽しいみたいだからしっかり相手をして頂戴」 「了解。さて、僕は目録作りに戻ろうかな」 「よろしく。自分のペースでね」 「はは。解った」 15:40 またしばらく目録作りをしていると図書館のドアが開く音が聞こえた。 「パチュリー。良也いる?」 「居るわよ。っと」 「鳴らさなくて大丈夫。気付いたよ。フランドール僕に何か用?」 パチュリーが鳴らそうと鈴を取った手を上からそっと抑える。 「良也。今忙しい?」 「……弾幕ごっこはやらないぞ?」 「そっちは残念だけど。本読んで欲しいなぁって」 パチュリーに目配せする。パチュリーは頷いていた。少々顔が赤い。暑いのかな? 「ああ。パチュリーにもフランドールが来たら相手していいって言われてるから構わないぞ」 「ほんと!?」 「本当。じゃパチュリーの邪魔しないように離れたところで読もうか。好きな本持ってくるといいよ」 「うん!」 あれで僕より遥かに強くて長生きしているとは思えないなぁ。見た目相応の少女じゃないか 「……精神は肉体に影響をうけるってそういやなんかに書いてあったっけ……」 「……その説、なかなか興味深いわね。」 呟いたんだけどすぐそばにいたパチュリーには聞こえていたようだ。その後フランドールに本を読んであげその日の業務は終わりを告げた 17:30 風符『シルフィウインド』 「よしっと勤務完了ー。」 僕はそう言いながらネクタイを緩める。さすがに勤務時間外までピシッとしてたら疲れてしまうからね。 「良也……あなたマメね」 「え?」 僕はいまスペルカードを使って図書館内の風を入れ替えたところだ。なにせこの図書館は紅魔館の地下にあるため窓がない。まあ本が痛むのを避けた結果だろう。だからといって換気をしないのはよろしくない湿気は本によくないんだ。 「まあいいわ。私がやる手間が省けたから。じゃ談話室に行くとしましょうか。」 「そうだね。ちょっとレミリアたちと会話していれば夕食の時間になるだろうし」 「良也」 「ん?」 と扉を開き廊下に出ようとしたらパチュリーに呼び止められた 「お疲れ様。明日もよろしくね……それとピシッとしてた方が似合ってるわよ。」 と微笑みながら言うパチュリーは僕のネクタイを締め直した。若干背伸びをしながら……飛べば良いだろうにと僕の冷静な部分がそう思った 「……ありがとう」 自分の顔が赤くなるのが解る。うまく返事が出来ない。ちょっと下を向けばパチュリーもまた顔を赤くしていた。 18:00 「良也、パチェ。遅かったわね。」 「ちょっと、ね」 パチュリーがレミリアに答える。二人とも顔が赤くてそのまま固まってしまったのだ。そのまま来てたらからかわれるのが解っていたのでちょっと熱が引くまで図書館にいた。 「……良也は意外と正装が似合うのね?」 「意外とって言うな。これでも僕は外の世界では36名を教育する文系担任教師だ。」 「それもそうね。フランの家庭教師でもあるし……パチェから教師として優秀だとも聞いているわ。師匠の贔屓目かと思っていたけれど……」 え?そんなこと言ってたの?パチュリー。 「私は知識・魔法に関しては贔屓目なんてしないわよ。良也は立派な教職者よ。文系と言っているけれど魔法使いの端くれ。そこらの木端数学者よりも理数系理論はあるはずだわ。この七曜の魔女の弟子なんだから」 確かに理数系も教えられるとは思うけれど文系ほど自信はない。 「後は弾幕の実力がもっとあればねぇ……幻想郷でもかなりの大物でしょうに」 「ええぃ。可哀そうな目で見るな。よほどの相手じゃない限り自衛の手段としてとれるくらいには強くなったつもりだ。」 幻想郷に初めて来た時から五年。弾幕ごっこは勝てないまでも逃げることぐらいは出来る。三面BOSSくらいまでならなんとかいい勝負してみせる。いいとこ引き分けだろうけど……ん?なんだ三面BOSSって 「まあ良也はそれくらいでいいのよ」 「へ?」 「ふぅん……」 「夕食の用意が出来ましたよ」 Remilia side 「ふぅん……」 パチェの運命が見えない。最初は良也の能力範囲内に居るのかと思ったがそもそも現在は良也がパチェの運命に介入している。見えるわけがなかった。どう転ぶか解らないが…… 「……私の親友を泣かせたら承知しないわよ」 「……それはないですよお嬢様。」 呟いただけだったが斜め後ろの従者は聞こえたらしい 「咲夜。なぜそう思う?」 「彼がお嬢様の友人だからです。私の主は人を見る目がある方ですから」 「どうだろうな……」 まあどう転んでも最後はみんなで笑いながら飲んでいる姿だけは明確に想像できた。 19:30 「へぇ……だからそんな恰好なんですね。」 「まあ仕事中はね。っとと!」 上着とネクタイをとり美鈴と食後の組手。 「貰いました!」 「まだまだ!」 ちょっと体勢が崩れたところへ僕の腹部へ美鈴の掌打。僕は足払いを美鈴に掛ける。もちろんあっさり避けられたが距離は取れた。今のうちに体勢を整える。 「油断ですね!」 「なっ!?」 整えるつもりだったが美鈴が弾かれたように突っ込んでくる。あっさり一本取られた。ご丁寧に寸止めされて 「まず一本。」 「もうちょっといけると思ったんだけどなぁ」 「距離をとるならもっと広げないと。足払いで私が後ろに下がった瞬間に体勢を整えつつ軸足で後退すればよかったんですよ」 そんな身体制御は出来ない。僕は武術の才能がない。まあそこらのチンピラよりは強いだろうけど。 「さ、もう一本行こうか!」 「はい!」 しばらく美鈴と組手をし健康的な汗を流す 21:30 「ふぅ……」 組手の後、入浴を済ませ宛がわれた部屋にてベッドに背中から倒れこむ 「今日は充実してたなぁ。あと二日間頑張ろう。」 ウトウトとしてくる……僕は心地よい疲労感とともに目を閉じ…… 「ちゃだめだろう!僕!」 魔法の勉強に休み明けの授業計画を立てなきゃ。ベッドから体を起し机に向かう。 「えーと。このクラスはここまでやってるから休み明け軽く小テストだな。うん10点満点で基礎系を六問、応用を四問。どうせすぐ中間だからみんなの記憶を呼び起こす程度でいいか」 コンコン 「誰だ?どうぞ」 どうも来客のようだ。一旦問題を作る手を休める 「失礼します。良也さん」 「咲夜さん?どうかした?」 「就寝前に飲み物などいかがですか?」 「ありがと。いただきます」 ハーブティーだった。疲れた体に脳が休まる感じがする。 「……それは?」 「ああ。休み明けの授業準備。軽く小テストをしようかと」 「随分、簡単に見えますが」 「簡単だよ。休み前にやったことなんか休み中に忘れるってよく言うけどちゃんと覚えたものは残ってる。だからその記憶を呼び起こすために簡単な問題をやるんだ。そうすると『あれ?見た事あるな』って思い出す。近々テストがあるし休み明けでフルに授業なんてしてもみんなやる気なんて無いし。初回は軽くこれやって終りにするつもり」 実際テスト勉強などをする時などはテスト三日前ほどに勉強を終え、脳を休ませてテスト直前に軽く見直すと頭も冴え記憶を呼び起こしやすくなる。まあ実際にこの勉強法が出来る人が居るのかと言われればちょっと微妙なところだ。テストが近いのに遊べる人は少ないと思う 「……よく考えていますね」 「パチュリーの受け売りだけど……教え子の面倒をちゃんと見るのが師匠の務め。僕も同意してるよ」 「っと、お仕事中に長話失礼しました……私はこれで失礼いたします。カップは明朝回収いたしますのでそちらの台の上にどうぞ。お替わりはそちらのポットの中に入ってますので」 お辞儀をし咲夜さんは消えた。 「さて……魔法の勉強でもしようかな。……ってなんでカップが二つ?」 「私の分よ」 「パチュリー!?」 声がして振り返れば僕の師匠が居た。 「滞在中はしっかり見てあげるって言ったでしょう?とはいえ随分成長したようね。」 「へ?」 「最後に使った風の札。かなり精密に操れるようになったじゃない。以前のあなたなら図書館全体に風を送るなんてできなかったわよ……最近魔法の実力は見てなかったから余計に成長したと感じているのかもしれないわね」 「そ、そう?」 ええい。うれしくなるな僕。 「ええ。範囲の拡大もだけど風の循環を操作できるようになってたじゃない。ただ送るだけじゃなくて古い空気を外に送り出していたでしょう。まあ私に言わせればまだまだだけど……自信を持ちなさい。あなたは確実に成長している」 「……ありがとう」 感無量だ。魔法の技術をこのパチュリーに褒められた。 「まあ、成長は喜ばしいけれど。さらに上の段階へと行きましょうか。そろそろ二つの属性を同時に操ることに挑戦しましょうか。以前も説明したけれどこれは習ったからって出来ることではないわ。気長に行くように。」 「うん。とりあえず反属性同時は避けて友好属性同時からってところかな?」 「あら。勉強を怠ってもいない様ね。火と水、風と土は反属性だから最初はやめた方がいいわ。対消滅に関しての知識は?」 対消滅。ふふふ、しっかり勉強しているから問題無いぞ 「反発する属性を同時にしかも同じ量でぶつけることで物質を消滅させる。ってことだろ?」 「そう。ただし風、土の場合は対消滅にはならないわ。まあ代表的なのは火と水ね。もしくは火と氷。」 まあ簡単に説明するならメド□ーアのことだ。……伏せれてないような気もする 「かなり高位の魔法だろ?僕には当分敷居が高すぎるよ。」 「良也は死なないから挑戦してみるのもありかもしれないわよ?万が一成功したらそこらの妖怪には絶対に負けないわ。まあ成功しても制御できなきゃ意味がないけど」 確かに僕の魔法の才能はフラットなのでどれが得意と言うのはない。だから対消滅を使用するには向いているんだろうけど……制御できる自信はかけらもない。ポッ○だって右手を火傷してたし 「もっとも難しいのは光と闇の対消滅。効果も大きいけれど制御の難しさもトップクラスよ。と言ってもあなたは光も闇も習得してないんだから出来ないでしょうけど……まあまずは火と風か水と土あたりでやって見なさい。まずはしっかり知識を付けてからね。……と講義はこんなところね。明日はちょっと実践してみましょうか」 「そうする」 その後パチュリーに解らなかった箇所を訊いたり、軽く談笑したりして過ごし一日目は終わりを告げた。 後書き どうもはじめまして木端SS書き咲原と言うものです。まあちょっと他の投稿作家さんに触発されて書き始めました。まあカップリングは魔法の師匠と蓬莱人。一応三部構成です。一日目(恋愛知識編)、二日目(恋愛自覚編)、三日目(恋愛実践編)と。拙い文章ではありますが完結までお付き合いいただけたら幸いです。 ここまで読んで戴いた読者様に感謝を。最後に久櫛縁さんに最大の感謝を。 それでは二日目(恋愛自覚編)の後書きにてまたお会いしましょう。 09、05/07 咲原 甲斐 |
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