このお話は、不肖ロベルト東雲の東方作品『東方幻夢伝 〜幻想郷に舞い降りた幻想〜』と久櫛縁さんの描く『東方奇縁譚』のクロスオーバー作品です。

秀作を拙筆で汚してしまうことを、予めお詫びします。



と堅苦しい挨拶もちゃんとしたし、ここからは肩の力を抜いて楽に見てください。

それでは始まります。奇縁譚×幻夢伝=『奇縁で不思議な幻想譚』。どうぞ最後までごゆるりと。





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紫さんの協力(という名のいじめ)によって空を飛べるようになった僕は、晴れて博麗神社へ遊びに行けることとなった。。

それにしても、神社かぁ。僕の頭の中には厳格そうなじいさんが厳かな動きでうーにゃーむーにゃー言ってるイメージしか浮かばない。

まあ幽々子と妖夢が『遊びに行く』って言ってるぐらいなんだから、そんなこともないんだろうけど。

「なあ、そこの神主さん?ってどんな人なの?」

僕は何となく気になったので、先行く二人に聞いてみた。

「え?神主、ですか?そういう類の人は見たことがないのですが・・・。」

妖夢が困ったように答える。それを見て幽々子はくすくすと笑って付け加えた。

「神主はいないけど、巫女ならいるわよ。二人ほど。」

ほう、巫女とな!?僕はついついギラリと目を光らせた。ここで反応しないやつは男じゃねぇ。

「二人って・・・あの人のことも勘定に入れてますか、幽々子様。」

「もちろんよ。あれを見て巫女と言わない者がいるなら見てみたいわ。」

「はぁ、まあ確かにそうなんですが・・・。」

怒られても知りませんよ。と妖夢は小声で言った。うん?その人は巫女扱いされると不愉快なのか?

どういう人なんだろう。

「というわけでさらっと特徴とかを。」

「内緒。楽しみは見るときまで取っておきなさい。」

ちぇー。



そんな他愛の無い会話を続けているうちに、目的地と思しき神社が見えてきた。・・・なんだか寂れた感じだなぁ。

さほど大きくもないし、人気もない。僕の知ってる神社はもっと大きいものがほとんどだ。それほど神社を知ってるわけじゃないけどさ。

けれど地面に降りてみると、よく手入れがされている神社なのだとわかった。落ち葉一つ落ちてないし、本殿に続く石畳には砂すらなかった。

古めかしい建物なのにどこか輝いて見えるのは、ここに住むという巫女さんのたゆまぬ努力の結果なんだろう。

そしてそれを象徴するかのように、箒を手に地面をはく女性が一人。

「優夢ー、遊びに来たわよー!」

幽々子が手を振り、その女性に呼びかけた。優夢さんって名前なのか。

その人は声に気付き、振り返った。



その瞬間僕はある一点に目を奪われた。

彼女は黒と白の巫女服?を纏っていた。何故?かというと、それは一般的な巫女服とはかけ離れていたからだ。

まず袴じゃなくてスカートだ。そして首の後ろ辺りで白いリボンで髪を一纏めにしていた。

全体的に軽装で、何よりの特徴は大きく開いた腋だった。

そしてその隙間からはみ出る、たわわに実った果実。僕の視線はただその一点に集中していたのだ。

というかこれを見て何も反応しない男はいないはず。だから僕は悪くない!うん!!

「幽々子さん、妖夢。いらっしゃい。・・・と、そこの目が血走った青年はどこのどなたですか?」

やや冷ややかな目で見られた。・・・だって、そんな格好してるんだもん。仕方ないじゃん。

「この子は最近白玉楼にやってきた生霊の、土樹良也よ。」

「生霊、ですか。そりゃまた冥界らし・・・いや逆に冥界らしくないか。どうしたんですか一体?」

生霊ってのは『生きた霊』って書くぐらいだし、死者の世界である冥界にいるのは少しおかしいか。

「さあ、よくわからないけど何か来たのよ。」

「何か来たって、また適当な・・・。」

優夢さんは呆れたような顔で幽々子に突っ込みを入れた。言っても無駄だと思いますよ。

「おっと、自己紹介しないと。俺はここの居候してる名無優夢って言います。よろしくお願いします、良也さん。」

優夢さんはそう言って僕に右手を差し出してきた。『俺』という一人称を使うとは、見た目に反して中々ボーイッシュな人みたいだ。

優夢さんは、柔らかな表情をしていながら目鼻立ちの整った美人さんだった。多分1000人に1人いるかいないかのレベルだ。

体型も女性らしいもので、前述の胸も相当なものだった。おまけに身長も高い(僕よりも高いって・・・)から、外だったらきっとモデルで食べていけるだろう。

そんな美人に微笑みかけられて悪い気がするはずもなく、僕はへらへら笑いながらその手を取った。

「僕は土樹良也です。よろしく、優夢さん。」

「優夢で結構ですよ。あと敬語もなくて平気です。」

「そう?じゃあ僕の方も良也で。敬語もなし。」

「ああ、わかったよ良也。」

おお!?こんな美人さんにフランクに話しかけられると、背筋がゾクゾクしちゃうっ!!!



そんな僕の感動を、幽々子の発言があっさりと破壊した。



「良也、言っとくけどその娘男よ。」



その瞬間、僕の感覚は全ての情報を遮断した。

解析、開始。

『リョウヤ イットクケドソノコオトコヨ』

リョウヤ→良也、僕の名である。つまりこの言葉は僕にかけられたものであることがわかる。

イットクケド→言っておくけど。何か忠告があるらしい。

ソノコ→その子、その娘のどちらかは判別できないが、誰かを指しているらしい。可能性として一番高いのは僕の目の前にいる女性だ。

オトコヨ→・・・尾と子?尻尾と子供がどうしたんだい幽々子。ああなるほど尻尾のついた子供、つまり少年時代の孫○空のことだね。あはは、謎は全て解けたー。

いやいや待て待て、幽々子はDBなんて知らないはずだ。つまりこの推理は前提条件が間違っている。

再変換開始。オトコ→・・・おとこ、おのこ、男。

解析完了、情報統合処理開始。

『良也、言っとくけどその娘男よ。』→『良也に忠告がある。その女性は実は男だ。』



・・・・・・・・・・・・・・・。



「何ぃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!??」

僕の叫びが大地を揺るがした。

目の前の優夢は耳をふさぎ、妖夢は片手で頭を抱え、幽々子は面白そうにニコニコ笑っていた。

畜生幽々子め、僕の純情を弄んだな。後で覚えてろ!!





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幽々子さんと妖夢が連れて来た青年、土樹良也。俺は幻想郷に来て初めて同年代(多分)の男友達ができると思って喜んでいた。

俺の周りは何故か女が多い。霊夢然り、魔理沙然り。本来男である俺としては、やはり男同士の方が気が楽というのがある。

だというのに良也は俺のことを女と思ってたらしい。仕方ないっちゃ仕方ないんだが。

良也は俺が男であると聞くと、この世の終わりのような表情で叫び声を上げた。その声の大きさに俺は思わず耳を塞いだ。

「そんな、そんな馬鹿な!!」

そんな落ち込むことかよ。俺は耳から手を離し、元気出せよと良也の肩に手を置いて

「この全男子の夢と希望が偽者だなんて、嘘だー!!」

やろうと思ったら、良也が両手を伸ばし俺の胸を思っくそ掴んだ。

「ひゃう!?」

くすぐったくて思わず声が出る。良也はそのままわっしわっしと俺の胸を揉んだ。

「あ、柔らか・・・。」

「っ!!お前は何をしてるかー!!!!」

顔を真っ赤にしつつ放った俺の蹴りは、過たず良也の金的に直撃した。

『はぅ!!!!』

その痛みを想像し、思わず良也と共に呻いた。

そして良也はその場にうずくまり、痙攣し始めたのだった。

・・・正直すまんかった。





その後良也を介抱してやり、俺の性質について説明してやった。

「まあつまりそんなわけで、俺は元々男だったけど女にもなれるんだ。」

「亡霊、半人半霊、妖怪と見てきたからもう慣れたつもりだったけど・・・これは予想外だ。」

俺も俺以外にこんなことができるやつは知らないけどね。ひょっとしたらいるんじゃね?

「けど、ってことは優夢は女の子でもあるってことだね。それならいいんだ。」

「こら待て良也。何がいいんだ何が。」

「いや、こっちの話。」

嘘付け、顔に出てるぞ。お前も人里の連中と同じ口か!!

「もう諦めた方がいいんじゃないの?」

コロコロ笑いながら幽々子さんがそんなことをのたまう。冗談、俺は男だって何度も言ってるでしょうが。

「あ、あの!私は男でも女でも優夢さんらしくいればそれでいいと思います・・・。」

最後は尻すぼみになったけど、そう言ってくれるのは妖夢ぐらいだよ。

「てか敬語いいってば。俺はやめてんのに何で妖夢は続けてるんだよ。」

「いえ!!いいんです、私はいいんです!!」

何がいいんだ。

「男口調の女の子・・・ありだな。」

良也、声に出てるぞ。

「さて、ともかく博麗神社へようこそだな。ちょっと待ってろ、家主に挨拶させるから。」

「そういえばさっき居候って言ってたね。もう一人いるっていう巫女さんがここの持ち主なんだ。」

二人に教えられたのか、良也は霊夢の存在を知っているみたいだな。

「別に呼びに行かなくてもいいわよ。こっちも用事あるんだし。」

「そうですか?なら、着いてきてください。」

俺は三人を引き連れ、母屋の方へと歩いて行った。



「おーい、霊夢ー。」

俺は縁側に座ってくつろいでいる霊夢に声をかけた。それで霊夢はこちらを向く。

「また来たのね、冥界組。何で連れて来たのよ優夢さん。」

「お客さんに失礼だぞ、霊夢。」

「神社に来る幽霊なんて客じゃないわ。」

ひどい言い草だな。

「あら?見ない顔が一人いるわね。誰?」

「迷子の生霊の土樹良也よ。」

迷子て。そんな軽いもんなのか?生霊って。

「良也、この子が博麗神社の働かない方の巫女、博麗霊夢よ。」

「人聞きの悪いこと言わないでよ。私だって働くわよ、異変のときとかは。」

「あとさり気なく俺を巫女にしないでください。俺は巫女の格好してるだけです。」

霊夢の趣味でな。

紹介された良也の方は、霊夢の方を見てポケーっとしてた。

「どうした良也?再起動が必要か?」

「・・・ああいやいや、大丈夫。僕は土樹良也です。よろしく、博麗霊夢さん。」

テンプレな自己紹介文を口にする良也。緊張してるのか。

「霊夢でいいわ、良也さん。」

霊夢は良也が差し出した手を握った。その瞬間良也の鼻の穴が広がった気がしたが・・・。

なるほど、そういうことか。

俺は理解し、ちょっとニヤけるのが分かった。一目惚れってのはどうかと思うけど、友達として応援してやるよ。

ああ、何かいいなこういうの。やっぱ持つべきものは同性の友人だよな。

「あなたにとっては私達だって同性の友人でしょうに。」

・・・心を読まないでください、幽々子さん。





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幽々子、妖夢、紫さんを見たときから思ってたけど、幻想郷って美人率高すぎないか?

優夢だって(残念なことに本来は男だけど)とんでもない美人だし、この霊夢にしたってとてつもない美少女だ。

ロリコンではないけど、つい緊張してしまった。ていうか僕、そんなに女の子と会話した経験ないからなぁ。塾と妹は別だけど。

「それで、何の用事なの?」

霊夢は僕から手を離し視線を外した。ちょっと残念だったのは僕だけの秘密。

「とっても大事な用事よ。遊びに来たの。」

「どこが大事なのよ。幽霊に飲ませる茶はないわ。」

「そんなことを言うな霊夢。どうぞ、上がってください。今お茶淹れますんで。」

「ちょっと優夢さん。」

優夢が奥に引っ込むと、霊夢が文句を言うためか後に着いていった。幽々子と妖夢は構わず上がった。

「え、いいの?霊夢はダメみたいなこと言ってたけど。」

「いいのよ、ここはほとんど優夢一人でもってるようなものだし。」

・・・ホントに働かないんだな、あっちの巫女は。

「それに、これを見せれば二つ返事でいいって言うに決まってるわ。」

と言って幽々子は妖夢に持たせていた包みを解いた。

それは豆大福と煎餅だった。

「何か組み合わせおかしくないか?」

どっちも和菓子だけど、片や甘いもの、片やしょっぱいものだ。

「優夢さんが甘いものよりもこちらの方が好きらしいので。」

「甲斐甲斐しいわよねぇ。さすが通い妻。」

「ち、違います!そんなんじゃないです!!ただ時々剣の相手になってもらってるだけで・・・!!」

妖夢は顔を真っ赤にして反論した。そういうことだったのか。

「頑張れ妖夢。女の子同士じゃ世間の目は厳しいだろうけど、僕は応援してるから!!」

「だから違うんですってば!!」

「それと良也、あなた優夢が男でもあることすっかり忘れてるでしょ。」

あーあー聞こえなーい。

「けど、ライバルも多いのよ。優夢ってばああいう性格だから、色んなところで女の子引っ掛けててね〜。」

何と!?プレイボーイならぬプレイガールだったのか!!

「い、いえ。あの人に自覚はないんですよ。その気もないみたいだし・・・。」

最後の言葉は自分で言っててダメージになったらしく、妖夢の言葉は尻すぼみだった。

うーん、しかし無自覚女殺しか。

「kneg?」

『は?』

うん、忘れてくれ。





しばらくして、優夢がお盆に人数分のお茶を持ってきた。こちらは既に大福も煎餅も準備万端だ。

「毎度すまないな、妖夢。俺もそろそろ煎餅ぐらい自分で焼けるようになろうと思ってるんだが。」

「いえ、気にしないでください。これは私が好きでやってるだけですから・・・。」

「そうね〜、好きで、やってるのよね〜。」

「ゆ、幽々子様!!?」

真っ赤になって幽々子に噛み付く妖夢だが、あまり強く出られないのが従者の弱いところだな。

あと優夢は鈍いらしい。今の会話を聞いていて頭上にはてなマークが浮かんでいるのが幻視できた。

ますますもって『これなんてエロゲ』だ。

僕と幽々子は座っており、優夢と後ろから憮然とした表情でやってきた霊夢も座った。

あれ?

「妖夢は?座らないの?」

「私は幽々子様の付き添いですから。」

むぅ、それは仕方ないけど・・・。

「そんなこと言わずに座ってくれよ、妖夢。お前の分もお茶淹れてあるんだから。」

「え!?あ、あのすいません、お気を使わせてしまったみたいで!!」

「気にすんなって。ほら、座りな。」

「・・・そ、それでは、お言葉に甘えて・・・。」

妖夢は顔をほんのり朱に染めて、しずしずと座った。うーむ、ニヤニヤが止められん。

「ひょーう、おははい。」

「って速!?」

いつの間にか幽々子はちゃぶ台の上にあった豆大福を全て食べつくしていた。僕一つも食べてないのに!!

「あ、はいわかりました。そう来ると思ってたくさん作っておきましたから。」

そう来ると思ってって・・・。これが日常茶飯事なのか。

「相変わらずの食べっぷりですね。今度またお手伝いに行きますよ。」

「期待してるわ〜。」

優夢の言葉に幽々子は頬を弛緩させた。優夢は料理出来るんだな。

幽々子があんな表情をするほどなら、僕も一度食べてみたいもんだ。





***************





お茶会は30分もしないうちに終わった。というか幽々子さんは食べすぎだと思う。何であれで太らないんだ。あ、亡霊だからか。

幽々子さんは霊夢と世間話を始めた。内容は冥界の幽霊達が神社ツアーを気に入ったとかいう話だ。時折こちらに視線が向けられるのが気になるが、俺は無関係なはずだ多分。

「優夢さん、お茶です。」

「ああ、すまない妖夢。お客さんにやらせちゃって。」

「お構いなく。良也さんも・・・って、あら。」

妖夢の声にそちらを振り向けば、良也は縁側で眠っていた。

・・・気持ちはわからんでもないな。こんな気持ちのいい天気だ、生霊じゃなくたって昼寝の一つもしたくなる。

俺も縁側へ行き、ごろりと横になってみた。幻想郷の空は、今日も青く澄んでいた。

「いい空ですね。」

「全くだ。」

妖夢も俺の隣に来て縁側に座った。

俺達は、ただ無言で空を見続けた。そんな優しい時間も、悪くないだろう。








まあそんな時間が長続きするわけがないんだよね。ことこの博麗神社においては。

「霊夢〜、遊びに来たわよー!!」

「失礼します。」

「優夢ー!今日こそお前の弾幕を攻略してやるぜー!!」

「まてー、しろくろー!あたいのさいきょーなとこみせちゃうよー!!」

「チルノちゃん待ってー!!」

「遊びに来てやったわよ。べ、別に優夢に会いたくて来たわけじゃないんだからね!?」

「そーなのかー。」

「あらあら、相変わらずここは賑やかねぇ。」

次から次へと騒がしい人妖が訪れて。

「んー・・・。わ!な、何だこれ!?」

その喧騒で良也も起きてしまい。

結局、いつも通りの騒がしい一日と相成ったわけだ。





+++この物語は、本来交わるはずのない二つの世界が交錯する、奇縁で不思議な幻想譚+++





〜あとがき〜

コナサンミンバンハ。ロベルト東雲です。

久櫛縁さんのとこにリンクしたので、引越蕎麦を送らせていただきました。

『奇縁で不思議な幻想譚』をご覧いただき、ありがとうございます。

あとがきとは言っても、ほとんど書くことはありませんが。この作品はいかがだったでしょうか?

結局、『幻夢伝』の世界に良也が来たか『奇縁譚』の世界に優夢がいるかというだけの話になってます。なので完全に自己満足となってしまっていますが、もしほんの少しでも皆さんのお目を楽しませられたなら幸いです。

この話を書いたのは良也の女難っぷりを何とかしてみようと思ったのがきっかけでした。

が、いざ蓋を開けてみたら優夢は終始女性のまま。結局良也の目の保養になっただけでした。

本当はもうちょっと男同士の友情を書きたかったんですがね。世の中ままならねぇもんです。

ちなみにこれ執筆時点ではまだ幻夢伝は春雪異変を解決していません。なので妖夢と幽々子のキャラクターは推測です。うちの幻夢伝でこんな流れになるとは限りません。

さて、奇縁譚とは違った流れを辿ることになった良也君。彼をこの先待ち受けるのは、一体どんな運命なのか?

それは皆さんの妄想に任せます。この物語の続きを描くのは、他でもないあなたです!!



だってこれ続ける気ありませんからw



それでは、別の投稿作品でお会いしましょう。いずれまた。



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