私は知っていた・・・・・・・・・この世の中には漫画のようなヒーローや

魔法なんてものは存在しないと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




私は嘆いていた・・・・・・・・・このつまらない世の中に・・・・・・・

自分自身の持つ存在してはならないはずの力に・・・・・・・・・・・・・












               東方紅鏡曲(こうきょうきょく)



              -プロローグ- 鏡に思いを寄せる少女













初めまして、私の名前は紅野 鏡子(こうの きょうこ)といいます。
よく変わっていると言われますが大体は普通な女の子です。
つきなみですがまぁある二点、今いる場所とちょっとした力を除いてはですけどね。





まず最初の変わった点、今いる場所は私のお気に入りの廃墟です。


「ん?何で廃墟なんかにいるのかって?それはほら、人目につかないじゃないですか〜。」
「え?なんで人目についたらいけないのかですって?もぅ質問の多い人ですね〜。」
「・・・・まぁいいでしょう、それでは変わっている二つ目の点を教えてさしあげます。」
「私はいわゆるイレギュラーというものだからです。」
「イレギュラー、すなわち普通じゃないってことですね。」
「あら?さっきは普通だって言ってたですって?」
「そういう細かいことばかり気にしていてはいけませんよ。」
「っと話がそれてしまいましたね。私が何故普通じゃないか、それはこの力のせいですね。」



鏡子が指をパチンと鳴らすとどこからともなく鏡が現れる。


鏡子が頭の中でイメージするとその通りに鏡が宙を舞いはじめる。


そして光を反射し、キラキラと輝きだした。



「ねっ綺麗でしょう?ただこの力を人前で使ってしまうとこの世の中では色々と不便になって
しまいますからね〜。」
「はぁ・・・・こんな力を堂々と使えるような不思議な世界に行けたらいいのですけどね〜。」


『ほんとに綺麗ね。こんな面白い力、自由に使えないのはもったいないし、こっちの世界ではあまりにも
強すぎる力ね。いいわあなたのその願いかなえてあ・げ・る。』


「・・・・・えっ!?」


私が驚くと同時に無数の目(?)がこっちを見てくる。
よく見ると空中に切れ目のようなものができている。


「なっなにこれ〜!?ちょっちょっとこっちこないでよ。いやっ、こっちみんな〜。」
『あらあら失礼ね〜まぁ逃げても無駄よ。私のスキマから逃れることはできないわ。』
「スッスキ・・・みゃ!?」


私が質問しようとすると同時に私の体はスキマというものに飲み込まれ、
私の意識はしばらく途切れるのでした・・・・・








                       つづく









あとがき


初めまして、ミラと申します。

久櫛さんの小説を読ませてもらっている内に自分も小説を書いてみたくなり実際に書いてみることにしました。

実際読むのと書くのでは別次元のようで、まだまだ不自然な点や誤字脱字など多々あるかとも思いますが、

どうか生暖かい目で見守っていてくださいm(_ _)mペコリ



それでは私のオリキャラ、鏡子のプロフィールを紹介したいと思います。


氏名:紅野 鏡子(こうの きょうこ)

種族:人間

年齢:十代真ん中くらい

容姿:背はちょっと他の人より低いくらい 
   黒髪の長髪 
   女の子としてはかなりかわいい方に入るのだが、一人で廃墟に入ったりするなどの変人っぷり
   が祟ってあまり恋愛話とは関わりがない。

性格:主にのんびり屋 
   変人
   可愛いものにかなり目がない
   そしてちょっぴりH

能力:鏡を操る程度の能力

能力の補足:鏡を操る能力とは言っても今の鏡子は光を反射させてそれをボーっと眺めていたり、廃墟
      から外の景色を映し出して色々な場所をボーっと眺めていたり、それ以上のことは特に興味
      もないのでやりません。
      ただやらないだけで実際はかなり色々なことができるのですがそれはまた後々のあとがきで。
      




戻る?