「ん…あれ…?」 僕が眠りから目を醒ますと、普段と違う天井が視界に映った。 あれ?えーと… 「あ、良也!起きたの?」 「フラン?…ああ」 思い出した。紅魔館に泊まったんだっけ。 僕が一人でそう納得していると、フランがベッドの上に飛び乗ってきた。 「良也と一緒に寝るー」 「寝るって…もう朝なんじゃあ」 「まだ夜だよ?」 あれ、そうだったのか。 なら、別にいい…わけがない!! 「や、一緒にって何で?」 「一緒に寝たいから」 さいですか。 でも前にレミリアも言ってたじゃないか。流石に一緒のベッドに寝るのはダ「お姉様は良いって言ったよ?」メって…なんてこったい! はぁ…まぁ、いいか。仕方がない。 「ほら、入った入った」 「えへへへ」 妙に嬉しそうに布団の中に入ってくるフラン。 何がそんなに楽しいんだろうか。 二人でベッドに入って眠ろうとしていると、隣のフランがゴソゴソと動き出した。 「ん〜フラン…何して…っ!?」 「えへへ…良也ぁ」 ちょっ!何で服脱いでるの!? 「良也ぁ…お願い…」 お願いってなに!? ちょ!落ち着け!つーか、 「僕はロリコンじゃなーい!!」 飛び起きた。…飛び起きた? 僕が眠りから目を醒ますと、普段と違う天井が視界に映った。 夢かぁ…良かったぁ…。 あれ?でも僕は何でこんなとこで… 「あら、起きたのね」 「永琳?…ああ」 思い出した。永遠亭に泊まったんだっけ。 …ん?何か、変な感じが…気のせい? 僕が一人で悩んでいると永琳が布団のすぐ横まで来た。 「まったく、随分眠ったものね」 「え?そんなに寝てた?」 「ええ。…おかげで都合が良かったわ」 え?それはどういう…っ!? な!?か、体が動かない!? 「ちょっと新しい薬を作ったから、実験台になってもらうわね」 「な…や…め…」 うぅ…喋るのも苦しい…!! 何とか拒否をしようとする僕を尻目に、永琳は何やら見た目からして危なそうな色の薬が入った注射器を取り出した。 なんか、沸騰してないか? 「蓬莱人だから死なないし、実験台には丁度いいわ」 「あ…あぁ…」 や、止めろ止めろ止めろ!! それ蓬莱人も殺しかねない気がするって!? 止めろ!止めろ! 「やめろぉぉぉー!!」 飛び起きた。…飛び起きた? 僕が眠りから目を醒ますと、普段と違う天井が視界に映った。 夢かぁ…良かったぁ…。 あれ?でも僕は何でこんなところで… 「やっと起きたのね」 「スキマ?…ああ」 思い出した。マヨイガに泊まったんだっけ。 …いや、おかしい。明らかにおかしい。 僕が一人で悩んでいるとスキマがすぐ隣に来て僕に垂れかかってきた。 …って、な、なんだってー!? 「もう…酷いわよ良也。せっかく結婚したんだから、紫って呼んで欲しいって言ったじゃない」 「う…あ…え…?」 何だ!?何がどうなっているんだ!? まさか超能力か!?超スピードか!? それよりももっと恐ろしい何かなのか!? 「良也…」 スキマが顔を赤く染めながら目を瞑り、顔を近付けてくる。 美人だ。美人だよ。 でもスキマなんだよ!? 「良也ぁ」 う、うあぁぁぁ!? 「今までで一番怖ぇぇぇぇぇぇ!?」 飛び起きた。…飛び起きた? 僕が眠りから目を醒ますと、見慣れた天井が視界に映った。 何なんだ…今まで見た夢は…。 「あら良也さん、起きたの?」 「うわぁっ!?」 「…人の顔見ていきなり驚かないでよ。失礼ね」 「あ、うん…ごめん霊夢」 いや、でも仕方ないと思うよ。こんな夢見たんだから。 状況も似てたし。 「ふーん。どんな夢なの?」 「夢の中で何度も目覚めるんだよ…しかも悪夢」 霊夢に説明する。 最初のフラン、次の永琳、最後にスキマ。 「…怖いわね。特に最後が」 「怖いだろ?特に最後が」 でも夢で良かったよ、本当に。 …ん〜、安心したらお腹が空いてきたな。 朝御飯でも作って食べよう。 「あ、私の分もよろしく」 了解ー。 …これは、夢じゃないよね? ―あとがき― 連載SSあるのに何で私は三次短編ばかり書いて(ry こんな感じのありましたよね。どこで見たかは忘れましたが。 ちなみに私はゆかりん結婚好きですよ?でも良也のゆかりんイメージだとああなったら怖いんじゃなかろうかとw |
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